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Network VirusWall Enforcer デバイスにて SEL がいっぱいになってしまった場合、以下のようなメッセージが LCD パネルに表示されます。
 
「I1912 System Event Log full. Review & clear log.」
 
 
この場合、まずは SEL のエラーメッセージの内容を確認してください。
 

SEL のクリア方法

LCD のステータスを正常に戻すには、以下手順で SEL をクリアしてください。なお、SEL にエラーメッセージが出力されていた場合、そのメッセージを控えてから SEL のクリアを実施してください。なお、後述するリモートから (Web ブラウザで) の iDRAC6 の操作を行うと、CSV 形式での保存が可能です。

SEL のクリアには、デバイスの再起動が必要になりますのでご注意ください。

  1. デバイスの前面にある電源ボタンを押して電源を落とし、再度、電源ボタンを押して再起動します。
  2. "Press Ctrl+E for Remote Access Setup within 5 sec" というメッセージが表示されたら、Ctrl + E キーを押します。
  3. iDRAC6 設定ユーティリティが表示されます。
  4. [System Event Log Menu] を選択し、Enter キーを押します。
  5. [Clear System Event Log] を選択し、Enter キーを押します。
  6. 確認のメッセージが表示されますので、[yes] を選択し、Enter キーを押します。
  7. ESC キーを押して、iDRAC6 設定ユーティリティを終了します。

リモートで iDRAC6 を使用するための設定方法

SEL には、ログのローテート機能は搭載されていませんが、デバイスの再起動を行わず、iDRAC6 でリモートによるクリアができるよう、あらかじめ設定しておくことも可能です。設定手順は以下のとおりです。
  1. デバイスの前面にある電源ボタンを押して電源を落とし、再度、電源ボタンを押して再起動します。
  2. "Press Ctrl+E for Remote Access Setup within 5 sec" というメッセージが表示されたら、Ctrl + E キーを押します。
  3. iDRAC6 設定ユーティリティが表示されます。
  4. [LAN Parameters] を選択し、Enter キーを押します。
  5. リモートで iDRAC6 を使用するためのアクセス先となる IP アドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNS サーバを指定します。
  6. ESC キーを押して、iDRAC6 設定ユーティリティに戻ります。
  7. [LAN User Configuration] を選択し、Enter キーを押します。
  8. 「ユーザ名」と「パスワード」を指定します。

初期設定でユーザ名は root と指定されていますが、パスワードは指定されていないため、任意のパスワードを指定してください。

  1. ESC キーを押して、iDRAC6 設定ユーティリティの設定の変更を保存して終了します。

リモートから iDRAC6 で SEL をクリアする方法

    1. NVWE の管理ポートに、iDRAC6 を使用するために設定した IP アドレスと同一セグメントのコンピュータを接続します。
    2. Web ブラウザから、"https://[iDRAC6 の IP アドレス]" にアクセスします。
    3. ログイン画面にて、指定したユーザ名とパスワードでログインします。
    4. [ログ] > [システムイベントログ] > [ログのクリア] をクリックし、ログをクリアします。

ログのクリアを実施する前に、[名前を付けて保存] をクリックし、csv ファイルをエクスポートすることを推奨します。

キーワード: Network VirusWall Enforcer