InterScan がインストールされているサーバでDominoのバージョンアップを行う際の注意事項と手順
製品・バージョン:
Scanmail For Lotus Domino2.6
,
Scanmail For Lotus Domino3
,
Scanmail for IBM DominoAll
,
Scanmail For Lotus Domino5
概要
InterScan for (IBM/Lotus) Domino(以下、ISLD)がインストールされているサーバで、Dominoのアップグレードを行う際の注意事項は以下になります。
ISLD がインストールされているサーバでDominoのバージョンアップ(アップグレード)を行う場合は、以下のいずれかの手順にて対応可能です。
ISLD を一度再インストールする方法
- ISLD のバージョン確認
バックアップ時と復元時には、ISLDのバージョンおよびビルドを合わせていただく必要があります。
バージョンおよびビルド番号は、InterScan 設定の[概要]画面で確認可能です。
- ISLD 設定ファイルのバックアップ
バックアップおよび復元手順は、以下の製品FAQをご参照ください。
◆InterScan for Domino のバックアップ/復元方法
- ISLD のアンインストール
Domino が停止している状態で「プログラムの追加と削除」から削除してください。
- Domino のバージョンアップ
- ISLD のインストール
Domino が停止している状態で、アンインストール前と同じバージョンのISLD をインストールしてください。
- ISLD のPatchおよびhotfixなどの修正プログラムのインストール
アンインストール前にISLDの修正プログラムを適用している場合に実施してください。
- ISLD 設定ファイルの復元
バックアップおよび復元手順は、以下の製品FAQをご参照ください。
◆InterScan for Domino のバックアップ/復元方法
ISLD を再インストールしない方法
- ISLD ファイルのバックアップ
次のフォルダ内に存在する全てのISLD ファイルをバックアップとして保存します。
[Windows]
C:\Program Files\Trend Micro\ScanMail for Domino
C:\Program Files\IBM\Domino\data\smd
[Linux]
/opt/trend/SMID
/local/notesdata/smd
- Domino のバージョンアップ
- ISLD の動作テスト
Domino サーバのアップグレードが完了したら、InterScan が正常に機能することを確認します。
機能しない場合は次を実行します。
a. Domino サーバを停止します。
b. 手順1 で作成したバックアップファイルを対応するフォルダにコピーします。
c. notes.ini ファイルを開きます。
d. ServerTasks 行の最後に以下のタスクを追加します。
,SMDemf,SMDreal,SMDsch,SMDmon,SMDcm
e. ファイルの最後に以下の情報を追加します。
EXTMGR_ADDINS=SMDext
SmStopMail=1
SMLD_EUQ_ENABLED=0
SMDSkipTaskList=COMPACT,FIXUP,UPDALL,UPDATE
ScanMailInstallPath=c:\Program Files\Trend Micro\ScanMail for Domino
※ InterScan バイナリをインストールした元のパスに置き換えてください。
- Domino サーバの起動