概要
「HTTPS復号化」を有効にした場合、HTTPS復号化の対象になっているカテゴリの HTTPS サイトにアクセスすると、以下のようなブラウザによる証明書の警告メッセージが表示されます。
この証明書の警告メッセージを表示させないようにするには、ブラウザの信頼する証明機関に IWSS/IWSVA の証明書をインポートしてください。
以下に、Internet Explorer と Firefox の場合の手順を説明します。
- ブラウザによって証明書のインポート手順は異なります。詳しくは各ブラウザのヘルプページ等をご参照ください。
- 本手順では、IWSS/IWSVAの初期状態の証明書を利用した方法を紹介していますが、お客様側でご用意可能な独自の CA 証明書の利用を推奨しています。
- CA 証明書の作成方法については、サポートしていません。関連書籍や Web の情報をご確認ください。
お客様独自のCA証明書の設定方法
インポートがサポートされるCA証明書
IWSS/IWSVAでは、以下のCA証明書のインポートをサポートしています。
- Base64 でエンコードされた証明書 (PEM 形式など)
- パスフレーズが指定された (暗号化された)秘密鍵
CA証明書のインポート方法
お客様側でご用意可能な独自の CA 証明書は、以下の手順にてIWSS/IWSVA へインポート可能です。
- 管理コンソールへログインします。
- [HTTP] > [HTTPS復号化] > [設定] > [証明機関]へ移動します。
- 以下の項目へお客様でご用意された独自のCA証明書および情報を入力し、最後に[CAのインポート]ボタンを選択します。
- [証明書]
- [秘密鍵]
- [パスフレーズ]
- [パスフレーズの確認]
IWSS / IWSVA デフォルト証明書の入手方法
管理コンソールの [HTTP] > [HTTPS復号化] > [設定] > [証明機関] タブより、[CA公開鍵の取得] ボタンをクリックしてダウンロードした証明書を、クライアント上の任意のディレクトリに保存しておきます。
- 本手順では、IWSS/IWSVAの初期状態の証明書を利用した方法を紹介していますが、お客様側でご用意可能な独自の CA 証明書の利用を推奨しています。
各Webブラウザへのインポート方法
Webブラウザへ証明書をインポートするためには、2種類の方法があります。
- 方法1. Active Directory のグループポリシーによる証明書の配布(環境やサーバによって異なる可能性があるため、弊社では手順をご案内していません)
- 方法2. 各Webブラウザへインポート(後述の各Webブラウザへのインポート方法を参照のうえ、証明書をインポートします。)
Internet Explorer / Microsoft Edge / Google Chrome への証明書インストール手順例
- Windowsのメニューから「ファイル名を指定して実行」をクリックし、名前に"certmgr.msc"と入力して"OK"をクリックします。
- certmgr画面が表示されるので、[操作]タブの [すべてのタスク] > [インポート]を選択します。
- 証明書のインポートウィザードが表示されるので、"次へ"をクリックします。
- ”参照”をクリックしてインポート対象の証明書を選択し、"次へ" をクリックします。
- ”証明書をすべて次のストアに配置する”をチェックした後、"参照"をクリックして「証明書ストア:」フィールドに"信頼されたルート証明機関"を選択し、"次へ" をクリックします。
- "完了"をクリックします。"セキュリティ警告"画面が表示されたら ”はい”をクリックし、インポート完了ダイアログで”OK”をクリックします。
- certmgr画面の[信頼されたルート証明機関]の一覧にて、「お客様独自のCA証明書」または「IWSS.TREND(IWSS / IWSVA デフォルト証明書)」が表示されていることを確認します。
Firefox への証明書インストール手順例
- Firefox を起動して、URL入力部に「about:preferences#privacy」と入力します。
- [プライバシーとセキュリティ] 画面が表示されるので、同画面内の"証明書を表示"をクリックします。
- [証明書マネージャー]画面が表示されるので、[認証局証明書] タブを選択し"インポート"をクリックします。
- インポート対象の証明書を選択して、"開く"をクリックします。
- ”この認証局によるWeb サイトの識別を信頼する” をチェックして、"OK" をクリックします。
- [認証局証明書]タブの証明書一覧にて、「お客様独自のCA証明書」または「IWSS.TREND(IWSS / IWSVA デフォルト証明書)」が表示されていることを確認します。