SSL v3 の脆弱性とは?
影響を受ける製品は?
SSL 3.0 は、15年前にリリースされた旧式の暗号化プロトコルです。その後、「Transport Layer Security(TLS)」に引き継がれることになり、TLS の最新バージョンは、1.2 となります。しかし、SSL/TLSには、Webサーバとクライアント間の片方が最新バージョンに対応していない場合、古いバージョンのプロトコルで接続を試みるという振る舞いがあります。
影響を受けるトレンド製品について
この脆弱性利用は、SSL 3.0 を無効にすることで回避することができます。Webサイトの管理者は、SSL 3.0 のサポートを無効にすることができます。ただし、SSL 3.0 の無効は、すべてのユーザにおいて実用ではないことをご留意ください。特にレガシーシステムで作業を必要とする場合がこれに該当します。
トレンドマイクロは現在SSL v3を使用する全ての製品について調査を行っており、影響が認められた製品バージョンでCritical Patchや回避策が利用可能なものを定期的にアップデートいたします。
| 製品名 | バージョン |
Critical Patch / 回避策
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|---|---|---|
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InterScan Messaging Security Suite
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7.0, 7.1 Windows版
7.0, 7.1 Linux版
| SSL 3.0の無効化により回避可能 |
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InterScan Messaging Security Virtual Appliance
| 8.2, 8.5 | SSL 3.0の無効化により回避可能 |
| InterScan Web Security Suite | 3.1 Windows版 / Linux版 | SSL 3.0の無効化により回避可能 |
| 5.6 Linux版 | SSL 3.0の無効化およびSP1 Patch1の適用 | |
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InterScan Web Security Virtual Appliance
| 5.6 | SSL 3.0の無効化およびPatch4 適用 |
| InterScan for Microsoft Exchange | 全バージョン | SSL 3.0の無効化により回避可能 |
| InterScan WebManager | 8.0 | 次期Patchで対応予定 |
| 8.5 | SSL 3.0の無効化および Build 0876で対応 | |
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Deep Discovery Inspector
| 3.5 | Critical Patch (Build 1496) 公開 (2014/11/27) |
| Trend Micro Deep Security | 8.0 | Critical Patch (Build 4145) 公開 (2015/1/7) |
| 9.0 | Critical Patch (Build 6818) 公開 (2015/1/7) | |
| Trend Micro Mobile Security | 7.x, 8.0 | Critical Patch (Build 2094) 公開 (2014/12/10) |
| 9.0 | Service Pack 2(Build 5184) 公開 (2015/1/22) | |
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Trend Micro SafeSync for Enterprise
| 2.1 | Service Pack 1(build 1496) 公開 (2014/12/2) |
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ウイルスバスター コーポレートエディション
| 全バージョン | SSL 3.0の無効化により回避可能 |
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Trend Micro Smart Protection Server
| 2.6 | Patch 3(build 2101) 公開 (2015/4/21) |
| 3.0 | 次期Patchで対応予定 | |
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Trend Micro Data Loss Prevention
| 5.5 | Build 1446 以降で対応済みです。サポートセンターへお問い合わせください。 |
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ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービス
| 全バージョン | 対応済み |
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ServerProtect for Linux
| 3.0 | 次期Patchで対応予定 |
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Trend Micro Control Manager
| 6.0 | SSL 3.0の無効化により回避可能 |
使用している製品がリストにない場合
サポートが終了していない製品であれば、トレンドマイクロは継続的に脆弱性の評価を行い、調査が完了次第上記リストに追加いたします。
◆ 製品・検索エンジンのサポート終了案内
