本 FAQ では Apex One サーバの検索エンジンの手動アップデート手順について説明します。
セキュリティエージェントの検索エンジンの手動アップデート手順は以下 FAQ にてご確認ください。
Apex One サーバインストールフォルダについて
初期設定での Apex One サーバインストールフォルダは以下のとおりです。
Apex One 新規インストール時のパスのため、ウイルスバスターコーポレートエディションからバージョンアップした環境では”Apex One”を ”OfficeScan”と読み替えてください。
C:\Program Files(x86)\Trend Micro\Apex One
Apex One サーバの検索エンジン手動アップデート手順
以下の手順でApex One サーバの検索エンジンの手動アップデートを実施します。
Step1 最新版の検索エンジンをダウンロードし保存する
- 最新版ダウンロードページの「検索エンジン」タブより、最新の検索エンジンをダウンロードします。
- ダウンロードした zip ファイルを解凍します(LocalAU フォルダが表示されます)。
※ 解凍後の LocalAU フォルダ内のファイルは解凍する必要はありません。
- 上記で入手した LocalAU フォルダを以下ディレクトリに保存します。
<Apex One サーバインストールフォルダ>\PCCSRV\Web
LocalAU フォルダを <Apex One サーバインストールフォルダ>\PCCSRV\Web 以外の場所に保存する場合はIUSRの権限設定が必要です。
IUSRの権限設定方法は後述のIUSR の権限付与方法を確認ください。
- LocalAU フォルダの共有設定をします。
LocalAU フォルダを右クリックし、メニューから「プロパティ」を選択します。
- 「共有タブ」を開き「詳細な共有」をクリックします。
- 「このフォルダを共有する」にチェックをいれ、「アクセス許可」をクリックします。
- 「Everyone」にフルコントロールを付与し、「OK」をクリックします。
Step2 Web 管理コンソールの設定
- Apex One サーバ Web 管理コンソールにログオンし、[アップデート] → [サーバ] → [アップデート元] に移動します。
- 既存の [アップデート元] 設定の情報を、メモに控えるなど、本手順実施後に戻せるようにしておきます。
- [アップデート元] で「現在のファイルのコピーを含むイントラネットの場所」 を選択して以下を入力、「保存」します。
・UNC パス:\\<自身のIPアドレス>\LocalAU
・ユーザー名、およびパスワード(必要な場合のみ)
- Web 管理コンソールの [アップデート] → [サーバ] → [手動アップデート] に移動します。
- 「アップデートするコンポーネント」がなにも選択されていない状況にします。
※ 「エンドポイントコンポーネント」のチェックを外すと、すべての選択が外れます。
必要に応じて、既存の設定をメモに控えるなどしてください。
- 「アップデートするコンポーネント」で「ウイルス対策」を展開し、以下にチェックを入れます。
□ ウイルス検索エンジン (32ビット)
□ ウイルス検索エンジン (64ビット)
- 「アップデート」をクリックします。
Apex One サーバへ対象のバージョンの検索エンジンが適用され、セキュリティエージェンへの配信準備が完了します。
- Apex One サーバに適用されていることを確認されましたら、Step2 項番 3、5 で設定した内容を元の設定に戻します。
- セキュリティエージェントのアップデート動作によって、検索エンジンが配信されます。
IUSR の権限付与方法
LocalAU フォルダを <Apex One サーバインストールフォルダ>\PCCSRV\Web 以外の場所に保存する場合は、以下の手順を実施してください。
本手順は、例として C ドライブ直下に LocalAU フォルダを保存した場合でご案内しています。
- C:\LocalAU\Engine フォルダ内にあるファイルそれぞれを右クリックし、プロパティを選択します。
- 「セキュリティ」タブの「グループ名またはユーザー名」に「IUSR」および「IIS_IUSRS」のどちらか一方でも存在しなければ、[編集]→ [追加] ボタンをクリックします。
既に 「IUSR」および「IIS_IUSRS」 アカウントが両方存在していれば、手順6.に進んでください。
- 「ユーザーまたはグループの選択」画面で [詳細設定] ボタンをクリックします。
- 画面右にある[検索] ボタンをクリックすると、画面下の検索結果に一覧が表示されます。
「IUSR」および「IIS_IUSRS」を選択し、[OK] ボタンをクリックします。
- 手順 4. で追加した 「IUSR」および「IIS_IUSRS」 アカウントが表示されていることを確認し、[OK] ボタンをクリックします。
- 「IUSR」および「IIS_IUSRS」アカウントに”読み取り権限”が付与されていることを確認し、[適用] → [OK] ボタンをクリックします。