ビジネスセキュリティエージェントをアップデートするには、複数の方法が用意されています。
ここで紹介する方法は、エージェントのアップデート時に、ビジネスセキュリティサーバとエージェント間のネットワークトラフィックに負荷をかけないアップデート方法になります。
ここで紹介する方法は、エージェントのアップデート時に、ビジネスセキュリティサーバとエージェント間のネットワークトラフィックに負荷をかけないアップデート方法になります。
Client Packagerの特徴
- Client Packagerではビジネスセキュリティのアップデートファイルを圧縮し、1つの自己解凍ファイルを作成します。
これにより、メールまたは、CD-ROM などの記録媒体を使用してファイルを配布できますので、ネットワーク接続できない、または接続したくない環境へのアップデートが可能です。
- このツールは、帯域幅の十分でない遠隔地のオフィスにあるエージェントにアップデートファイルを配布するときに便利です。
- Client Packager では、次の自己解凍形式のファイルを作成できます。
-実行形式(.exe) : 一般的なファイルタイプで、拡張子が.exe となります。
Client Packagerでアップデートする時の注意事項
- 作成したアップデートパッケージでアップデートできるのは、そのClient Packagerを作成したビジネスセキュリティサーバで管理しているエージェントだけです。他のビジネスセキュリティサーバで管理しているエージェントでのClient Packagerを実行することはサポート対象外となります。
- Client Packagerのアップデートモジュールには、ファイアウォールの設定やエージェント権限を含めることはできません。
あくまでもパターンファイルや検索エンジンなどのモジュールをアップデートするためのツールです。
- ビジネスセキュリティサーバへネットワーク接続できないコンピュータをClient Packagerでアップデートしても、ファイアウォールの設定やエージェント権限で設定した内容は反映されません。
※設定を反映させる為には、一度ビジネスセキュリティサーバにアクセスさせる必要があります。
- Client Packager を使用するには、エージェントに少なくとも370MB のディスク空き容量が必要です。
- 作成されるアップデートパッケージ(圧縮ファイル)は容量が大きくなりますので、エージェントへの配布には、CD-R などの記録媒体を使用することをお勧めします。
アップデートパッケージの作成
- ビジネスセキュリティサーバ上で、次のファイルをダブルクリックします。
<インストール先フォルダ>¥Security Server¥PCCSRV¥Admin¥Utility¥ClientPackager¥ClnPack.exe
※<インストール先フォルダ>は、初期設定の場合、「C:¥Program Files¥Trend Micro」です。
例)<C:¥Program Files¥Trend Micro¥Security Server¥PCCSRV>
- Client Packager のコンソール(操作画面) が開きます。
- [システムタイプ] で、セットアップパッケージを作成する対象OSのシステムタイプ(32bit or 64bit) を選択します。
- 作成するパッケージの種類で「アップデート」を選択します。
- [ソースファイル]にofcscan.ini ファイルの場所が指定されている事を確認します。
指定されていない場合、またはパスを変更するには、 をクリックして ofcscan.iniファイルを参照します。
※ofcscan.iniは、<インストール先フォルダ>¥ Security Server¥PCCSRVフォルダ内にあります。
例)<C:¥Program Files¥Trend Micro¥Security Server¥PCCSRV¥ofcscan.ini >
- [出力ファイル] で、 をクリックしてファイル名(test.exe など) および、セットパッケージを作成する場所を指定します。
- [作成] をクリックしてクライアントパッケージを作成します。
- パッケージの作成が終了すると、「パッケージは正常に作成されました。」というメッセージが表示されますのでOKボタンをクリックし、画面を閉じます。
6.で指定したフォルダを確認しパッケージが正常に作成されたことを確認します。
- 作成したアップデートパッケージをアップデートしたいコンピュータへ配布します。
アップデートの開始
- 作成したアップデートパッケージを、アップデートしたいコンピュータへコピーします。コピー先はデスクトップ等どこへコピーしても構いません。
- コピーしたファイルをダブルクリックし、アップデートを開始します。
※CD-R などの記録媒体に保存されているファイルかアップデートを実行しないでください。必ずローカルにファイルをコピーし、コピーしたファイルを実行してください。
- そのまましばらく待ち、選択したモジュールが更新されたことを確認します。
タスクトレイの常駐アイコンなどからコンポーネントのバージョン画面を開き、バージョン情報画面から確認できます。
以上で操作は終了です。