ファイアウォールにより通信がブロックされる理由
Apex One では、エージェント端末のIPアドレスや、Apex One エージェントのファイアウォール機能の設定変更等により、アンカールールと呼ばれる「通信をすべてブロックするルール」が一時的に適用されます。
これは、ファイアウォールのルール変更途中で、意図せずに不正な通信が入ってくることを防ぐための対策です。
これにより、すべてのネットワーク通信が一時的にブロックされます。
Apex One 2019 Patch4 (ビルド 9120) 以降のデフォルト設定では、アンカールールに一時的な「通信を許可するルール」を追加するようになりました。
これにより、デフォルト設定の Patch4 以降では、ファイアウォールのアンカールールによるネットワーク通信の一時的なブロックがされなくなります。
アンカールールが適用されるタイミング
アンカールールは以下のタイミングで実施されます。
- [エージェント]>[エージェント管理]の[設定]>[権限とその他の設定]>[権限タブ]で以下の設定を変更した際
[ユーザにファイアウォール/IDS/警告メッセージの有効化/無効化を許可]
- Apex One エージェントの所属するドメインの変更が発生した際
- スタンドアロンモードの有効化/無効化の変更が発生した際
- [HKLM¥SOFTWARE¥TrendMicro¥PC-cillinNTCorp¥CurrentVersion¥PFWのPFWTunnel]が変更が発生した際
- Apex One エージェントがインストールされた端末でNICの変更が発生した際
- Apex One エージェントがインストールされた端末でIPの変更が発生した際
- Apex One エージェントがリロードされた際
- Apex One エージェントのファイアウォールの有効化/無効化の変更が発生した際
- ファイアウォールドライバやファイアウォールに関するHotfixが配信された際
- Apex One サーバ側でファイアウォールプロファイルやファイアウォールポリシーを変更し、[エージェントにプロファイルを適用]をクリックした際
- (ファイアウォールプロファイルやファイアウォールポリシーに変更が無い場合でも)Apex One サーバ側で[エージェントにプロファイルを適用]をクリックした際