プロセス数の確認方法
ISWM をご使用の環境で、以下のようなスレッド不足のwarningメッセージが出る場合、どれほど 不足しているかをログから確認できます。
WARN xxxx-xx-xx 00:00:00,000 [XXXX:XXXX] 000031 Currently there is no available thread. Waiting for a thread to become available.
「iswm_service.log」というログからプロセス数の情報を確認できます。
尚、ローテート済みでは以下のように記載されます。
iswm_service_20150801_001.log
iswm_service.logは、デフォルトのディレクトリへインストールした場合にそれぞれ以下のパスにございます。
Windows版
C:\ISWM\logs\
Linux版
/usr/local/iswm/logs/
iswm_service.logの内容
抜粋
[HTTP[count=250;working=1;sleeping=249;];
HTTPS[count=250;working=0;sleeping=250;];
FTP_OVER_HTTP[count=100;working=0;sleeping=100;];];
それぞれ以下のことを意味しています。
count = 設定したプロセス数
working = 稼働中のプロセス数
sleeping = 待機中のプロセス数
例えば、上記のログでは、2015-05-14 17:58:51の時間帯で、
HTTP[count=250;working=1;sleeping=249;]と記載があるため、
HTTPの設定したプロセス数が250、稼働中のプロセス数が1、待機中のプロセス数が249になります。
時間帯によってばらつきが生まれますので、ピークの時間帯を確認し、そのときのworkingの数値に応じ て、プロセス数を設定します。
ISWM8.5 SP2以降の場合
ISWM8.5 SP2からプロトコルがまとめて表示されるようになりました。
worker[proc=1,0,0;sleep=249,250,100]
proc = 稼働中のプロセス数
sleep = 待機中のプロセス数
数字はそれぞれの項目ごとに、左から、HTTP,HTTPS,FTP_OVER_HTTPを表します。
たとえば、HTTPは稼働しているプロセス数が1、待機中のプロセスは249であるため、設定したプロセス数は250となります。
プロセス数の設定
2.「サーバ設定編集」画面の[フィルタリングサービス設定]画面より、「プロセス数」を設定します。
3. 数値を入力し、画面右上の「保存」をクリックします。
待機中のプロセスもメモリを確保します。そのため、ログ内容を元に適当な値を設定します。
目安としては、稼働中のプロセスがピーク時の2割増程度となります。
working=800程度であれば、プロセス数1000程度
4. 該当のフィルタリングサービスを再起動し、設定は完了です。