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DSA9.5以降のインストールパッケージはZIP圧縮形式で提供されており、圧縮ファイル内には例として以下のようなファイルが存在します。

 
  • META-INFフォルダ:Deep Security Manager(DSM)から各コンポーネントを配信するために必要となる各コンポーネントの情報(ローカルインストールする際には使用されません)
  • Agent-Core-* (msiまたはrpmパッケージ):インストーラ本体
  • Feature-*.dsp:各機能をインストールするためのモジュール
  • Plugin-*.dsp:各機能で必要なプラグインモジュール

 
各機能に必要なモジュールは、DSAの有効化後にポリシーが適用されたタイミングで、DSR から配信されます。そのため、DSRと通信可能な環境の場合は、DSAのインストーラ(Agent-Core-*)のみコピーして実行いただければ問題ありません。

なお、DSAがDSRへ直接接続できない環境の場合は、DSRを介さずにプラグインモジュールをインストールすることも可能です。詳細な手順については下記の 製品Q&A をご参照ください。

 

 

各機能に必要なモジュールの一覧

インストールパッケージ内のファイルはバージョン、ビルド等により差異がございます。そのため、各機能に必要なファイル名等についても状況により異なる場合がございます。
しかしながら、上記のとおり、各機能に必要なモジュールはDSRから配信される想定のため、あくまで参考情報として参照ください。

機能必要となるファイル
不正プログラム対策

Feature-AM-*.dsp
Plugin-Update-*.dsp(または Plugin-UPDATE-*.dsp / 共有モジュール)
Plugin-TMUFE-*.dsp(DS 11.0 以降)
Plugin-VFS_Filter-*.dsp (Red Hat / SuSEのみ)

WebレピュテーションFeature-WRS-*.dsp
Plugin-Filter-*.dsp(共有モジュール)
ファイアウォールFeature-FW-*.dsp
Plugin-FWDPI-*.dsp
Plugin-Filter-*.dsp(共有モジュール)
侵入防御Feature-DPI-*.dsp
Plugin-FWDPI-*.dsp
Plugin-Filter-*.dsp(共有モジュール)
変更監視Feature-IM-*.dsp
※11.0以降11.3未満のWindows環境で変更監視機能を利用する場合は、アプリケーションコントロールモジュールを併せてインス トールする必要があります。
※11.3以降のWindows環境で変更監視機能を利用する場合は、不正プログラム対策モジュールを併せてインストールする必要がありま す。
※11.0以降のLinux環境で変更監視機能を利用する場合は、アプリケーションコントロールモジュールを併せてインストールする必要があ ります。
セキュリティログ監視Feature-LI-*.dsp
Relay (64ビットOSのみ)Feature-Relay-*.dsp
Plugin-Update-*.dsp(または Plugin-UPDATE-*.dsp / 共有モジュール)
Virtual AppliancePlugin-VMWARE-*.dsp
(Red Hat Enterprise Linux 用の DSVA の場合のみ)
SAP(DS 9.6以降)
Feature-SAP-*.dsp
Azure環境のサポート
(DS 9.6SP1以降)
Plugin-AZURE-*.dsp(Windowsのみ)
アプリケーションコントロール
(DS 10.0以降)
Feature-AC-*.dsp
Plugin-AC_Filter-*.dsp

DSRと直接通信できない環境用のインストールパッケージ等、カスタマイズしたインストールパッケージを作成する場合は、誤って必要なファイルを削 除したり、不要なファイルを含めないようにご注意ください。
 

  • 複数機能で使用している共有モジュールは、該当モジュールを使用する全ての機能を使用しない場合のみ削除できます。
     
  • Red Hat Enterprise Linux 用のDSAパッケージにのみ存在する Plugin-VMWARE-*.dsp は、DSVA専用のプラグインです。DSA用のインストールパッケージを作成する際は削除する必要があります。
     
  • 以下製品がインストールされている環境では、不正プログラム対策モジュールである "Feature-AM-*.dsp" 及び"Plugin-VFS_Filter*.dsp"(RedHad/SUSEのみ)を削除する必要があります。また、DS 11.3以降のWindows 環境で変更監視を利用する場合、不正プログラム対策モジュールを併せてインストールする必要がある為、DS 11.3以降のWindows環境で は下記製品と変更監視との併用もできません。

 - ServerProtect for NT
 - ServerProtect for Linux
 - ウイルスバスター コーポレートエディション
 - ウイルスバスター ビジネスセキュリティ