ビジネスセキュリティサーバのバージョンアップ前に、以下の項目を設定することで、ビジネスセキュリティエージェントのバージョンアップやHotFix配信を防ぐことができます。それによりネットワークトラフィックの発生を防ぐことができます。
「自動でのビルドのバージョンアップ、HotFix、Critical Patch、Service Packを無効にする」
***************
■事前設定手順
*以下の設定は、ビジネスセキュリティサーバのバージョンアップ前に設定してください。
(1) 管理コンソールにログインします。
(2) [デバイス]をクリック後、バージョンアップを禁止したいビジネスセキュリティ
エージェントの「グループの種類」を選択し、[ポリシーの設定]をクリックします。
<ヒント>
[グループの種類]は初期設定では以下のようになります。
Windows 8.1, 10 → デスクトップ(初期設定)
Windows server 2012, 2016, 2019 → サ-バ(初期設定)
-すでに、部署ごとなどで「グループの種類」を作成されている場合には、
次にお進みください。
-初期設定のままの場合、[グループの追加]をクリックし、一時的に、
「配信1」、「配信2」などのグループ名を作成してから、そのグループ内に、
PCを移動後、各グループに対して、権限の設定を追加することも可能です。
(PCはCtrlキーを使って複数台を一度に新しいグループに移動させることができます。)
★作業完了後、グループを移動したPCについては、元のグループへお戻しください。
(3) [エージェントの権限]内の、[アップデート権限]項目から、「自動でのビルドのバージョンアップ、HotFix、Critical Patch、Service Packを無効にする」にチェックを入れます。
(4) [保存]ボタンをクリックします。(設定がビジネスセキュリティエージェントへ配信されます。)
*「グループの種類」が複数存在する場合には、手順(2)~(4)を繰り返し、設定を行います。
***************
■バージョンアップの実際の流れ
(1) ビジネスセキュリティサーバをバージョンアップします。
→ビジネスセキュリティサーバはバージョンアップされますが、ビジネスセキュリティ
エージェントは「自動でのビルドのバージョンアップ、HotFix、Critical Patch、Service Packを無効にする」を設定されて
いるため、バージョンアップは開始されません。
(2) バージョンアップさせたいビジネスセキュリティエージェントのグループを選択し、
「自動でのビルドのバージョンアップ、HotFix、Critical Patch、Service Packを無効にする」の設定を解除し、
[保存ボタン]をクリックします。
→設定解除後、選択されたグループのビジネスセキュリティエージェントの
バージョンアップが開始されます。
(3) ビジネスセキュリティエージェントのバージョンアップ確認後、今度は別のビジネスセキュリティ
エージェントが所属するグループに対して(2)と同様の手順でバージョンアップを開始させます。
→ビジネスセキュリティエージェントの各グループを徐々に設定解除していくことにより、
段階的バージョンアップをすることが可能となります。