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dsa-state-capture-output.txtの作成方法

  1. LinuxのCLIコンソールにログインします。(DSVAの場合、[Alt]+[F2]を押してユーザ名・パスワード共に"dsva"でログインします。)
  2. suコマンド等でroot権限に昇格させます。(DSVAの場合、"sudo -s"コマンド)
  3. 一時ディレクトリを作成します。
    # mkdir /var/opt/ds_agent/diag/tmp
  4. DSAのインストールフォルダへ移動します。
    # cd /opt/ds_agent
  5. 以下のコマンドを実行します。
    # ./dsa-state-capture.sh /var/opt/ds_agent/diag/tmp/ > /var/opt/ds_agent/diag/tmp/dsa-state-capture-output.txt

環境によっては以下のようなエラーが出力されますが、dsa-state-capture-output.txtに各種システム情報が記録されていれば無視できます。

cat: /proc/xen/capabilities: そのようなファイルやディレクトリはありません

which: no xenstore-ls in (/usr/local/sbin:/usr/local/bin:....)

  1. 出力されたdsa-state-capture-output.txtファイルを採取した後、一時ディレクトリを削除します。
    # rm -rf /var/opt/ds_agent/diag/tmp

dsa-state-capture-output.txtの出力方法

Linuxシステムのローカルディレクトリ上に存在するファイルを外部へコピーするには、FTP、HTTP、Samba等、様々な手段がありますが、ここでは一例としてSCPを利用したコピー方法を紹介します。

DSVAでSCPを利用する場合、SSHデーモンを起動する必要があります。

DSVA 9.0以前 : ssh-server start

DSVA 9.5以降 : /etc/init.d/sshd start

また、DSVAへ"Deep Security Virtual Appliance"ポリシーを適用している場合、DSVAのSSHポートを開放するため、該当ポリシーへファイアウォールルール"Remote Access SSH"を追加する必要があります。

TeraTermのscp機能を利用した例

  1. TeraTermを利用し、DSVA(またはLinuxシステム)へSSH接続します。
  2. [ファイル]-[SSH SCP...]を選択します。
  3. [TTSSH: Secure File Copy]と言うタイトルの別ウインドウがポップアップしますので、下半分の[From:]欄へ以下のパスを入力し、[Receive]をクリックします。
    /var/opt/ds_agent/diag/tmp/dsa-state-capture-output.txt

TeraTermの初期設定では、出力先フォルダ(To:)としてTeraTermのインストールフォルダが指定されていますが、多くの場合、Windowsのユーザアカウント制御機能によって、アプリケーションによる%ProgramFiles%配下へのファイルの書き込みが禁止されているため、このままでは出力できません。SCPによってdsa-state-capture-output.txtがコピーできない場合、[To:]をユーザ権限で書き込み可能な任意のフォルダに指定するか、TeraTermを[管理者として実行]してからやり直してください。