dsa-state-capture-output.txtの作成方法
- LinuxのCLIコンソールにログインします。(DSVAの場合、[Alt]+[F2]を押してユーザ名・パスワード共に"dsva"でログインします。)
- suコマンド等でroot権限に昇格させます。(DSVAの場合、"sudo -s"コマンド)
- 一時ディレクトリを作成します。
# mkdir /var/opt/ds_agent/diag/tmp - DSAのインストールフォルダへ移動します。
# cd /opt/ds_agent - 以下のコマンドを実行します。
# ./dsa-state-capture.sh /var/opt/ds_agent/diag/tmp/ > /var/opt/ds_agent/diag/tmp/dsa-state-capture-output.txt
環境によっては以下のようなエラーが出力されますが、dsa-state-capture-output.txtに各種システム情報が記録されていれば無視できます。
cat: /proc/xen/capabilities: そのようなファイルやディレクトリはありません
which: no xenstore-ls in (/usr/local/sbin:/usr/local/bin:....)
- 出力されたdsa-state-capture-output.txtファイルを採取した後、一時ディレクトリを削除します。
# rm -rf /var/opt/ds_agent/diag/tmp
dsa-state-capture-output.txtの出力方法
DSVAでSCPを利用する場合、SSHデーモンを起動する必要があります。
DSVA 9.0以前 : ssh-server start
DSVA 9.5以降 : /etc/init.d/sshd start
また、DSVAへ"Deep Security Virtual Appliance"ポリシーを適用している場合、DSVAのSSHポートを開放するため、該当ポリシーへファイアウォールルール"Remote Access SSH"を追加する必要があります。
TeraTermのscp機能を利用した例
- TeraTermを利用し、DSVA(またはLinuxシステム)へSSH接続します。
- [ファイル]-[SSH SCP...]を選択します。
- [TTSSH: Secure File Copy]と言うタイトルの別ウインドウがポップアップしますので、下半分の[From:]欄へ以下のパスを入力し、[Receive]をクリックします。
/var/opt/ds_agent/diag/tmp/dsa-state-capture-output.txt
TeraTermの初期設定では、出力先フォルダ(To:)としてTeraTermのインストールフォルダが指定されていますが、多くの場合、Windowsのユーザアカウント制御機能によって、アプリケーションによる%ProgramFiles%配下へのファイルの書き込みが禁止されているため、このままでは出力できません。SCPによってdsa-state-capture-output.txtがコピーできない場合、[To:]をユーザ権限で書き込み可能な任意のフォルダに指定するか、TeraTermを[管理者として実行]してからやり直してください。