パフォーマンスプロファイルの編集方法
- [DSMインストールフォルダ]/installfiles/nonssa.pp ファイルを任意のフォルダへコピーし、任意のファイル名(拡張子は*.pp)に変更します。
DSMの初期設定のインストールフォルダ:
Windows : C:\Program Files\Trend Micro\Deep Security Manager
Linux : /opt/dsm -
*.ppファイルをメモ帳やvi等のテキストエディタで開き、以下のパラメータを編集します。
パラメータ 初期値 推奨最大値 JOBWEIGHTMAX_CONSTANT.CPU 50 6000 JOBWEIGHTMAX_CONSTANT.DB 100 4000 JOBWEIGHTMAX_CONSTANT.NETWORK 100 4000 JOBWEIGHTMAX_NUMCORE_FACTOR.CPU 25 100 JOBWEIGHTMAX_NUMCORE_FACTOR.DB 0 100 JOBWEIGHTMAX_NUMCORE_FACTOR.NETWORK 0 100 MAXACTIVE_MANAGERINITIATED_CONSTANT 100 1000
- 上述の各値は、同時処理可能な最大タスク数を算出するためのベースとなる数値に過ぎず、数値そのものがCPU使用率やクロック数等を示すものではありません。
- 大まかな計算式としては、[JOBWEIGHTMAX_CONSTANT.*]+([JOBWEIGHTMAX_NUMCORE_FACTOR.*]×[CPUコア数])となりますので、DSMが仮想マシン上で稼働している場合、仮想マシンのCPUコア数を増加する事によって同時処理可能な最大タスク数が増加します。
- MAXACTIVE_MANAGERINITIATED_CONSTANT値は、処理待ちキューに登録可能なDSMから開始される最大のタスク数ですが、実際の同時処理数は他の値によって算出されますので、この値だけを引き上げてもタイムラグの短縮は期待できません。
- システム全体で著しいパフォーマンスの低下を招く恐れがありますので、各値を「推奨最大値」以上に設定する事はお勧めできません。
- 各値の引き上げによってタイムラグの短縮が期待できるのは、予約タスク実行時にDSMのシステムリソースにゆとりがある場合に限定されます。他のタスクと予約が重複している場合や、タスク実行時にシステム全体のパフォーマンスが低下している場合では、リソースの増強、 データベースを別サーバへ移行、 タスクスケジュールの分散等の対処をご検討ください。
- 参考としてDSM管理コンソールの以下画面から直近1時間のジョブの実行状態を確認することができます。
[DSM管理コンソール]>[管理]>[システム情報]>[システムの詳細]>[システム]>[ジョブ処理数(過去1時間で計算)]
- DSMのWeb管理コンソールにログインし、[管理]-[Managerノード]画面からDSMホストのプロパティを開きます。
- 「パフォーマンスプロファイル」のプルダウンメニューから「インポート...」を選択します。
- インポートウィザード画面が開きますので、「参照」をクリックして編集した*.ppファイルを選択します。
- インポートが完了すると、パフォーマンスプロファイルが${all.performanceProfile.ファイル名}として選択されますので、「OK」をクリックします。