NICが複数ある端末でビジネスセキュリティを利用する場合、インストールするプログラムがビジネスセキュリティサーバあるいはビジネスセキュリティエージェントのいずれかによってそれぞれ注意事項があります。
ビジネスセキュリティサーバをインストールする際の注意事項
NICが複数枚搭載された端末にビジネスセキュリティサーバをインストールする際は、コンピュータの識別方法にご注意ください。
コンピュータの識別方法は、完全修飾ドメイン名(FQDN)に設定することを推奨しています。これにより、どのNICにおいてもクライアントとの通信が可能です。
ただし、名前解決ができない環境の場合は、エージェントと通信するNICのIPアドレスを設定する必要があります。
コンピュータの識別方法は、ビジネスセキュリティサーバのインストール時にのみ設定できます。そのため、設定を変更する場合はサーバとエージェントすべての再インストールをお願いいたします。
管理コンソールからコンピュータの識別方法を確認する手順
コンピュータの識別方法は以下の手順で確認できます。
- 管理コンソールを開き、ログインします。
- 画面右上のサーバ名にマウスオーバーします。
- 「ビジネスセキュリティサーバ」で確認できます。
- コンピュータ名の場合:完全修飾ドメイン名(FQDN)
- IPアドレスの場合:IPアドレス
※この図ではコンピュータ名が表示されています。
ビジネスセキュリティエージェントをインストールする際の注意事項
NICが複数枚搭載された端末にビジネスセキュリティエージェントをインストールする際は、OSの設定であるNICのバインド順序にご注意ください。
ビジネスセキュリティサーバは、ビジネスセキュリティエージェント側のNICのバインド順序で最優先のNICを登録し、このNICに対して通信をおこないます。そのため、最優先のNICで通信できない場合、サーバクライアント間の通信が正常に行えません。
意図しないNICが最優先だった場合は、NICのバインド順序を変更し、コンピュータを再起動して設定を反映させてください。NICのバインド順序に関するご不明点はOSのサポート窓口へご相談ください。