不正プログラム対策の動作確認方法をご紹介します。
事前準備
- Deep Security Manager (DSM) または Cloud One - Workload Security (C1WS) の管理コンソールを開きます。
- [コンピュータ]タブを選択します。
- 対象コンピュータを右クリックし、[詳細]を開きます。
- ステータスが「管理対象(オンライン)」、不正プログラム対策に「インストールされています」と表示されていることを確認します。
リアルタイム検索設定
不正プログラム対策のステータスが既に「オン、リアルタイム」になっている場合、本作業は不要です。
- [不正プログラム対策]>[一般] を選択します。
- 「不正プログラム対策」欄で設定を「オン」に変更します。
- 「リアルタイム検索」欄の「継承」のチェックを外します。
- 「不正プログラム検索設定」のプルダウンから「Default Real-Time Scan Configuration」を選択します。
- 「スケジュール」のプルダウンから「Every Day All Day」を選択します。
- 上記設定ができたら、画面下の [保存] をクリックします。
- [概要]>[処理] を選択し、[ポリシーの送信] をクリックします。
- [概要]>[システムイベント] を選択し、「ポリシー送信」のイベントがあることを確認します。
- [概要]>[一般] を選択し、不正プログラム対策のステータスが「オン、リアルタイム」になっていることを確認します。
テスト用ウィルスファイルの検出
- 管理コンソールで[コンピュータ]タブから対象コンピュータの[詳細]を開き、[概要]>[一般]から、テスト対象のコンピュータの不正プログラム対策のステータスが「オン、リアルタイム」になっていることを確認します。
テスト対象コンピュータに Deep Security Notifier もインストールされている場合は、テスト対象コンピュータの画面右下タスクトレイに表示される Notifier アイコンをダブルクリックして、不正プログラム対策のステータスが「リアルタイム」になっていることを確認します。
- 以下リンクをクリックし、テスト用ウィルスファイル「Eicar」をダウンロードします。コマンドラインの場合はcurlやwgetコマンドでダウンロードします。
テスト用ウィルスファイル「Eicar」
- ダウンロード実行後、ダウンロード先のフォルダに「Eicar.com」ファイルがないこと (不正プログラム対策機能によって処理されていること) を確認します。
テスト対象コンピュータに Deep Security Notifier もインストールされている場合は、デスクトップ上にも通知が表示されることを確認します。
- 管理コンソールで[コンピュータ]タブから対象コンピュータの [詳細] を開き、[不正プログラム対策]>[不正プログラム対策イベント] を選択します。
- 画面下の [イベントの取得] をクリックします。
※テスト用ウィルスファイルをダウンロードしてから1時間以上経過している場合は、「期間」を変更して表示期間を調整します。
- 以下のように、検出イベントが表示されることを確認します。
また、Windows の設定にてポップアップ通知が有効化されていない場合も、デスクトップ上に通知が表示されません。
※ Windows Server 2016 の場合、通知設定は[Windowsの設定]内の、[システム]>[通知とアクション]>[アプリやその他の送信者からの通知を取得する]にて設定が可能です。
Windows の通知設定の詳細については Microsoft 社にご確認ください。
隔離ファイルについて
隔離したファイルのリストア方法や保存先については、以下Q&Aをご参照ください。
Q&A:隔離ファイルや隔離の動作に関するよくあるお問い合わせ
Q&A:隔離ファイルをリストアする方法
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