ビュー:
RelayはAgentのソフトウェアアップデートを配信するコンピュータです。
Trend Micro Virtual Patch for Endpoint (以下、TMVP) では、少なくとも1つ以上のRelayが必要です。
 
脆弱性対策オプション (以下、IDF) では、IDFサーバプラグインがRelayの役割を担っていました。TMVPではVirtual Patch Manager (以下、VPM) 以外のコンピュータにRelayを構築することも可能ですが、VPMと同じコンピュータにRelayを構築することを推奨します。
VPMインストール時に「Relay有効化済みAgentをインストール」にチェックすることで、VPMと同じコンピュータにRelayを構築できます。
VPMインストール時にチェックを入れず、後からRelayを構築する場合や、他のコンピュータをRelayにしたい場合は、以下の手順でRelayを有効化してください。

Relayの有効化手順

  1. VPMの[コンピュータ]でRelay機能を有効化するコンピュータを選択、右クリックで[詳細]を選択します。
  2. 概要ページが表示されますので、[処理]タブをクリックします。
  3. [ソフトウェア]セクションで[Relayの有効化]ボタンをクリックします。

一度[Relayの有効化]を行うと、Agentの再インストールを行わない限り、無効化できません。
[Relayの有効化]を行う場合には、事前にどのAgentでRelay機能を有効化するかご検討ください。

よくある質問

Q: Relay無しでもTMVPを運用できますか。

A: いいえ。ソフトウェアのダウンロード及び配布のために、Relayが少なくとも1つは必要です。

Q: 32bit環境にインストールされたAgentでRelayを有効化できますか。

A: Relay機能は64bit環境にインストールされたAgentでのみ有効化できます。

Q: 間違って[Relayの有効化]を行ってしまいました。Relay機能を止める方法はありますか。

A: 一度[Relayの有効化]を行うと、Agentの再インストールを行わない限り、無効化できません。
再インストール後は、VPM上でコンピュータの削除と再登録を行ってください。

ウイルスバスターCorp.サーバと同期している場合は、Agentのアンインストール後に、一度同期を解除(ウイルスバスターCorp.の削除)し、再度同期してください。

Q: 64bit環境にインストールされたAgentでRelayを有効化したいのですが、[Relayの有効化]ボタンが存在しません。

A: [管理]>[アップデート]>[ソフトウェア]>[ローカル]にお使いの環境に対応するソフトウェアパッケージがインポートされている事を確認してください。

その他

Windows ファイアウォールや iptables など、OS 標準のファイアウォールを使用する環境の場合、プログラムまたは TCP ポート 4122 への通信を手動で許可する必要があります。