Deep Security 10.0以降または DSaaS をご利用の場合は、Deep Securityヘルプセンターをご参照ください。
※リンク先の画面左上のリストから対象バージョンを選択してください。
-
Deep Security Manager (以降、DSM)のインストールディレクトリに移動し、「Backupkeystore」という名前の新しいフォルダを作成します。
※ 以降、DSMのインストールディレクトリは、初期設定の<C:\Program Files\Trend Micro\Deep SecurityManager>として解説します。
-
.keystoreとconfiguration.propertiesを、新しく作成したBackupkeystoreフォルダにコピーします。
-
コマンドプロンプトから次の場所に移動します。
> cd C:\Program Files\Trend Micro\Deep Security Manager\jre\bin
-
次のコマンドを実行して、DSMの新たなキーストアと自己署名証明書を作成します。
> keytool -genkey -alias tomcat -keyalg RSA -dname cn=dsmserver
-
新しく作成されるキーストアを保護する任意のパスワードを入力します。
※キーストアのパスワードとの鍵パスワードは同一にしてください。
-
ユーザのホームディレクトリに、新しいキーストアファイルが作成されます。
「管理者」としてログインしている場合は、<C:\Users\Administrator> の下に新しい.keystoreファイルが作成されます。
-
新たに作成された.keystoreの内容は、下記コマンドで確認できます。
> keytool -list -v
-
次のコマンドを使用して、新しいキーストアから証明書署名要求 (CSR) を作成します。
> keytool -certreq -keyalg RSA -alias tomcat -file [任意のファイル名].csr
※パスワードは手順5. と同じものを入力します。
-
作成した*.csrファイルを認証局に送り、署名してもらい、「ルート証明書」、「中間CA証明書」、「SSL証明書」の3つのファイルを取得します。
ここでは、各証明書ファイルを以下と仮定します。
- ルート証明書: rootca.txt
- 中間CA証明書: ca.txt
- SSL証明書 : ssl.txt
- 認証局より取得した3つのファイルをにコピーします。
-
SSL証明書をインポートする前に、opensslコマンドでPKCS12形式にキーストアファイルを変換します。
前提
opensslコマンドをインストールしておきます。
- コマンドプロンプトより<C:\Program Files\Trend Micro\Deep Security Manager\jre\bin>に移動します。
-
次のコマンドにて.keystoreから.pkcs12ファイルを作成します。
※ファイル名は任意です。
> keytool -importkeystore -srckeystore C:\Users\Administrator\.keystore -destkeystore .\certificate.pkcs12 -deststoretype PKCS12
- 「certificate.pkcs12」が<C:\Program Files\Trend Micro\Deep Security Manager\jre\bin>に作成されている事を確認します。
-
次のコマンドにて.keystoreからプライベートキーをエクスポートします。
> openssl rsa -in .\certificate.pkcs12 -inform PKCS12 > .\privatekey.key
- 「privatekey.key」が<C:\Program Files\Trend Micro\Deep Security Manager\jre\bin>に作成されている事を確認します。
-
次のコマンドにてPKCS#12形式にSSL証明書を変換して、秘密鍵とすべての関連証明書を含めます。
> copy ca.txt + rootca.txt certchain.txt
> openssl pkcs12 -export -in ssl.txt -inkey privatekey.key -certfile certchain.txt -out <FQDN>.p12 -name tomcat
-
次のコマンドにて出力された<FQDN>.p12を新しいキーストアにインポートします。
> "C:\Program Files\Trend Micro\Deep Security Manager\jre\bin\keytool.exe" -importkeystore -srckeystore <FQDN>.p12 -destkeystore <new keystore> -srcstoretype pkcs12 -srcalias tomcat -destalias tomcat
<new keystore>は、ユーザのホームディレクトリに任意の名前で新たに作成いただくキーストアファイルとなります。
-
次のコマンドにて新しいキーストアのtomcatのエントリタイプが"PrivateKeyEntry"となり、3つの証明書チェーンを持っていることを確認します。
更に、中間CAのエントリタイプが「trustedCertEntry」であることも確認します。
> keytool -v -list -keystore <new keystore>
-
次のコマンドにてユーザのホームディレクトリに作成された新しいキーストアファイル(new keystore)をストアファイルを<C:\Program Files\Trend Micro\Deep Security Manager>にコピーします。
> copy <new keystore> "C:\Program Files\Trend Micro\Deep Security Manager\.keystore"
-
<C:\Program Files\Trend Micro\Deep Security Manager>にあるconfiguration.propertiesファイルのバックアップを取得した後、「メモ帳」等のテキストエディタで開きます。
下記例のように表示されます。
keystoreFile=C\:\\\\Program Files\\\\Trend Micro\\\\Deep Security Manager\\\\.keystore
port=4119
keystorePass=$1$85ef650a5c40bb0f914993ac1ad855f48216fd0664ed2544bbec6de80160b2f
installed=true
serviceName= Trend Micro Deep Security Manager
-
次の文字列にあるパスワードを置き換えます。
keystorePass=xxxx
※「xxxx」は手順5.で設定したパスワードです。
- ファイルを保存して、閉じます。
- Deep Security Managerサービスを再起動します。
- ブラウザからDSMのWebコンソールへアクセスし、認証局によって署名された新しいSSL証明書になっている事およびソフトウェアのインポートが成功する事を確認します。