はじめに
Windows 8 および Windows Server 2012以降の環境で、手動アンインストールを行う場合
Windows 8 および Windows 2012 環境での、手動アンインストール手順については、
以下の製品QA をご確認ください。
手動アンインストールを行う場合
本アンインストール方法では、ウイルスバスター Corp. が使用するファイル、
レジストリ、ドライバを手動で削除します。
以下のような場合に実施してください。
- ウイルスバスター Corp. クライアントのアンインストールに失敗する。
- ウイルスバスター Corp. クライアントのアンインストールパスワードを忘れた
- 何度かウイルスバスター Corp. クライアントのインストールを試みているが
失敗して、インストールできない。
- 通常、ウイルスバスター Corp.クライアントをアンインストールする際は、[スタートメニュー]-[ウイルスバスター Corp.クライアント]-[ウイルスバスター Corp.クライアントのアンインストール]を実行する方法を推奨します。
- Windows XP 環境においては手動アンインストール後に
「セキュリティセンター」に製品名が残ります。
残った製品名は以下のMicrosoft社のWebページを参照に削除します。
http://support.microsoft.com/kb/980867/ja
- 以下に掲載しているファイルやレジストリが存在しない場合は、無視してその先の手順へ進みます。
- 情報漏えい対策オプションを利用している場合には先に下記手順を実施してください。
https://success.trendmicro.com/solution/KA-0008972
操作方法
- 管理者権限のあるアカウントを使用して、クライアントコンピュータにログオンします。
- タスクトレイの [ウイルスバスター Corp. クライアント] アイコンを右クリックして、[ウイルスバスター Corp. のアンロード] を選択します。
パスワードの入力を要求されたら、アンロードパスワードを指定して [OK] をクリックします。
- アンロードパスワードを指定しなかった場合は、Microsoft 管理コンソールから
以下のサービスを停止します。 環境によっては存在しないサービスもあります。
- OfficeScan NT Listener
- OfficeScan NT Firewall
- OfficeScan NT RealTime Scan
- Trend Micro OfficeScan NT Proxy Service
- Office Scan Common Client Solution Framework
- Trend Micro Unauthorized Change Prevention Service
[ヒント]
上記のサービスを停止できない場合は、OSを「セーフモードとネットワーク」で起動し、
以降の手順へ進みます。
- [スタート] → [プログラム] の順にクリックし、[ウイルスバスター Corp. クライアント] を右クリックして [削除] をクリックします。
- レジストリエディタ (regedit.exe) を開きます。
次の手順ではレジストリキーの削除が必要です。
レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースで、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても保証いたしかねますので、レジストリ内容の参照はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。
なお、レジストリの編集前に、必ずバックアップを作成することを推奨いたします。
- 次のレジストリキーを削除します。
コンピュータに他のトレンドマイクロ製品がインストールされていない場合:
[ 32ビット版をご利用の場合 ]
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TrendMicro
[ 64ビット版をご利用の場合 ]
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TrendMicro
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432node\TrendMicro
コンピュータに他のトレンドマイクロ製品がインストールされている場合:
[ 32ビット版をご利用の場合 ]
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TrendMicro\NSC
HEKY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TrendMicro\AEGIS
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TrendMicro\OfcWatchDog
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TrendMicro\PC-cillinNTCorp
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TrendMicro\AMSP
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TrendMicro\AMSPStatus
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TrendMicro\ClientStatus
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TrendMicro\Osprey
[ 64ビット版をご利用の場合 ]
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TrendMicro\NSC
HEKY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TrendMicro\AEGIS
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TrendMicro\AMSP
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TrendMicro\AMSPStatus
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TrendMicro\Osprey
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432node\TrendMicro\OfcWatchDog
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432node\TrendMicro\PC-cillinNTCorp
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432node\TrendMicro\AEGIS
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432node\TrendMicro\ClientStatus
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432node\TrendMicro\NSC
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432node\TrendMicro\Osprey
- 次のレジストリ内のキーを削除します。
[ 32ビット版をご利用の場合 ]
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\
Uninstall\OfficeScanNT
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\
Run のOfficeScanNT Monitor (REG_SZ)
[ 64ビット版をご利用の場合]
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\OfficeScanNT
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Windows\
CurrentVersion\Run のOfficeScanNT Monitor (REG_SZ))
- 次の位置にある下記のレジストリキーのインスタンスをすべて削除します。環境によっては存在しないキーがあります。
位置(位置のキーそのものを削除しないようにご注意ください。削除すべきは以下「位置」+「キー」の情報です。):
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet002\Services
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet003\Services
キー:
NTRtScan
Perf_iCrcPerfMonMgr
tmcfw
tmcomm
TmFilter
TmListen
tmpfw
TmPreFilter
TmProxy
tmtdi
VSApiNt
tmlwf (Windows XP/Windows Server 2003 以外の場合)
tmwfp (Windows XP/Windows Server 2003 以外の場合)
tmactmon
TMBMServer
tmevtmgrtmeevw (Windows XP/Windows Vista//Windows Server 2003 以外の場合)tmusa (Windows XP/Windows Vista/Windows Server 2003 以外の場合)
TMEBCtmnciesctmccsftmeext (Windows XP/Windows Server 2003の場合)tmel (Windows XP/Windows Vista/Windows Server 2003 以外の場合)tmumh
-
Client Packager の msi によりインストールされた場合には、以下のレジストリも削除します。環境によっては存在しないキーがあります。
[ 32ビット版をご利用の場合 ]
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\
Uninstall\{9E6FC684-EB43-4E85-B092-1D0D34C1BA4A}
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\Installer\Products\
486CF6E934BE58E40B29D1D0431CABA4
[ 64ビット版をご利用の場合 ]
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Windows\
CurrentVersion\Uninstall\{9E6FC684-EB43-4E85-B092-1D0D34C1BA4A}
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\Installer\Products\
486CF6E934BE58E40B29D1D0431CABA4 - レジストリエディタを終了します。
- [スタート] → [設定] → [コントロール パネル] の順にクリックし、[システム] をダブルクリックします。
- [ハードウェア] タブをクリックし、[デバイス マネージャ] をクリックします。
- [表示] → [非表示のデバイスの表示] の順にクリックします。
-
[プラグ アンド プレイではないドライバ] を展開し、次のデバイスをアンインストールします。
※「プラグ アンド プレイではないドライバ」に以下の情報が表示されていない場合はそのまま手順15に進みます。[ヒント]
・下記のインスタンスを削除する際、OSの再起動を要求するポップアップメッセージが表示されますが、無視して次のキーを削除してください。
・下記のインスタンスを削除しても、表示上は削除されず残ったままに見えますが、手順17.でOSを再起動したタイミングで削除されますので、そのまま次の作業へ進みます。
tmcomm
tmactmon
tmevtmgr
Trend Micro Filter
Trend Micro PreFilter
Trend Micro TDI Driver
Trend Micro VSAPI NT
Trend Micro Unauthorized Change Prevention Service
Trend Micro WFP Callout DriverTrend Micro NDIS 6.0 Filter DriverTrend Micro Osprey Driver
TMEBCtmeevw
tmeexttmnciesctmumh - コマンドプロンプトで下記コマンドを実行し、トレンドマイクロのドライバを手動で削除します。
- sc delete ntrtscan
- sc delete tmcomm
- sc delete tmactmon
- sc delete tmevtmgr
- sc delete tmfilter
- sc delete tmprefilter
- sc delete tmwfp
- sc delete vsapint
- sc delete tmeevw
- sc delete tmusa
- sc delete tmebc
- sc delete tmumh
-
sc delete tmnciesc
(ウイルスバスターCorp. Service Pack 3以降にて、C&Cコンタクトアラート設定を有効にしている場合)
-
ファイアウォールドライバをアンインストールします。
a. [マイ ネットワーク] を右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
b. [ローカル エリア接続] を右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
c. [全般] タブで [Trend Micro Common Firewall Driver] を選択し、[アンインストール] をクリックします。
Windows XP/Windows Server 2003以外の場合は、以下の操作操作のみを実行します。
a. [ネットワーク] を右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
b. [ネットワーク接続の管理] をクリックします。
c. [ローカル エリア接続] を右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
d. [ネットワーク] タブで [Trend Micro NDIS 6.0 Filter Driver] を選択し、[削除]をクリックします。
-
OSを再起動します。
-
以下のフォルダを削除します。
コンピュータに他のトレンドマイクロ製品がインストールされていない場合:
[ 32ビット版をご利用の場合 ]
初期設定: C:\Program Files\Trend Micro
[ 64ビット版をご利用の場合 ]
初期設定: C:\Program Files (x86)\Trend Microの下にあります。コンピュータに他のトレンドマイクロ製品がインストールされている場合:
[ 32ビット版をご利用の場合 ]
初期設定: C:\Program Files\Trend Micro\OfficeScan Client
C:\Program Files\Trend Micro\BM
[ 64ビット版をご利用の場合 ]
初期設定: C:\Program Files (x86)\Trend Micro\OfficeScan Client
C:\Program Files (x86)\Trend Micro\BM -
以下フォルダからシステムドライバを削除します。
(存在しない場合にはスキップします。)システム
ドライバ
すべて
フォルダ: %systemroot%\system32\drivers
-
tmactmon.sys
-
tmcomm.sys
-
tmeevw.sys
-
tmel.sys
-
tmevtmgr.sys
-
tmlwf.sys
-
tmnciesc.sys
-
TMUMH.sys
-
tmusa.sys
-
tmwfp.sys
すべて (情報漏えい対策オプションインストール済み)
フォルダ: %systemroot%\system32\drivers
-
dlpnetfltr.sys
-
sakcd.sys
-
sakfile.sys
-
saknet.sys
フォルダ: %systemroot%\system32\
-
dgagent
64ビット
フォルダ: %systemroot%\sysWOW64\
-
tmumh
フォルダ: %systemroot%\system32\drivers\
-
TMEBC64.sys
フォルダ: %systemroot%\system32\
-
tmumh
64ビット (情報漏えい対策オプションインストール済み)
フォルダ: %systemroot%\system32\
-
ApiHookStub.x64.dll
-
dlpexaddin.x64.dll
-
dlphook.x64.dll
-
dsa.lic
-
RemoveWorkingDirectory.exe
-
ShowMsg.exe
-
ShowMsg.xml
フォルダ: %systemroot%\sysWOW64\
-
ApiHookStub.x86.dll
-
dlpexaddin.x86.dll
-
dlphook.x86.dll
-
NMEM.dll
-
ShowMix.dll
-
ShowMix.xml
32ビット
フォルダ: %systemroot%\system32\
-
tmumh
フォルダ: %systemroot%\system32\drivers\
-
TMEBC32.sys
32ビット (情報漏えい対策オプションインストール済み)
フォルダ: %systemroot%\system32\
-
ApiHookStub.x86.dll
-
dlpexaddin.x86.dll
-
dlphook.x86.dll
-
dsa.lic
-
RemoveWorkingDirectory.exe
-
NMEM.dll
-
ShowMsg.exe
-
ShowMsg.xml
-
ShowMix.dll
-
ShowMix.xml
-