発生する事象と発生条件
Windows環境で、DSAをインストール・有効化した直後のアップデートのみ、以下のエラーが記録されます。
- レベル: エラー
- イベントID: 9017
- イベント: 不正プログラム対策コンポーネントのアップデート失敗
- 説明:
不正プログラム対策コンポーネントのアップデート中に障害が発生しました。
エラーコード: 11
エラーメッセージ: AMSP error code (0xe0ff000b)
本事象は、以下の条件で発生する事が確認されております。
- Windows版のDSAをmsiパッケージ単体もしくはインストールスクリプトからインストールした
- インストール後の有効化と同時もしくは有効化処理の実行後、不正プログラム対策機能を有効化したポリシーを適用した
原因
本事象は、不正プログラム対策機能のプラグインをインストールした直後のアップデート処理が不正プログラム対策機能のサービスが起動する前に要求された結果として発生します。
しかし、実際のアップデートは不正プログラム対策機能のサービス起動後に実施され、一時的なエラーイベントとして記録されているものの、最終的にはアップデートに成功しますので、DSAの動作には影響がありません。
対処方法
本事象がインストール直後の初回のアップデート時にのみ報告され、エラーの発生直後にアップデートが成功した旨のイベントが記録されているようであれば、エラーは完全に無視できます。
インストール直後のエラー自体を回避したい場合、事前に不正プログラム対策機能のプラグインをインストールしておきます。詳細は以下の製品Q&Aを参照してください。
参考情報
Amazon EC2 のAutoscaling機能で自動生成されたインスタンス上で本事象が発生する場合、有効化済みのDSAを含むAMIを利用可能です。
有効化済みのDSAを含むAMIを新たなインスタンス上で自動有効化させるためには、Manager / Agent 共に9.6 Service Pack 1 Patch 1 Update 3 以上のビルドが必要です。詳しくはオンラインヘルプを参照してください(リンク先にてご利用バージョンを指定ください)。
- DS 10.0~12.0: AgentのAMIまたはWorkSpaceバンドルへの統合
- DS 20.0: エージェントをAMIまたはWorkSpaceバンドルにインストールする
- Cloud One - Workload Security: エージェントをAMIまたはWorkSpaceバンドルにインストールする