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はじめに

ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービス (以下、VBBSS) では、負荷を分散するために、同一 LAN 内上のビジネスセキュリティエージェントが最新版のコンポーネントを持っている場合には、その他のビジネスセキュリティエージェントはこのエージェントからアップデートを受け取ります。

トラブルシューティング

Windows版のエージェントでアップデートに失敗する場合、以下の項目にそって対応を進めてください。

A. エージェントで 21112 ポートを確認します。

エージェント間でのコミュニケーションに使用する 21112 ポートが他のソフトウェアで占有されていると、アップデートサーバからのダウンロードに成功したファイルが、反映されない場合があります。

管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、下記 netstat コマンドで 21112 ポートの状態を確認してください。

結果例:

> netstat -abn | more

TCP	0.0.0.0:21112	0.0.0.0:0	LISTENING
[tmlisten.exe]

ヒント

例では、コマンド結果が流れないようページ単位で結果を表示するために more コマンドを追記しています。

次のページに進めるには「space」キーを押します。

ビジネスセキュリティエージェントのプログラム (tmlisten.exe) 以外が占有していましたら、競合しないように表示された exe 名で使用しているアプリケーションのソフトウェア側でポートの変更などをしてください。

表示された exe 名で使用しているアプリケーションのソフトウェアや設定につきましては、コンピュータ管理者に確認してください。

解決しない場合は、B 項 に進んでください。

B. ファイアウォールの設定を確認します。

その他のビジネスセキュリティエージェントは、最新版のコンポーネントを持っているビジネスセキュリティエージェントの 61116 ポートに接続をしてアップデートを行います。ファイアウォールなどで、61116 ポートの通信をブロックしている場合には、疎通が出来るように設定をしてください。

ファイアウォールのご利用状況や設定につきましては、ネットワーク管理者に確認してください。

解決しない場合は、C 項 に進んでください。

C. アップデートサーバから直接ダウンロードした場合に成功するか確認します。

手動アップデートにてコンポーネントのアップデートを行う際は、トレンドマイクロのアップデートサーバより直接ファイルをダウンロードします。

問題の切り分けとして、以下の手順でアップデート出来るかどうかを確認してください。

1.エージェント側の常駐アイコンを右クリックします。

2.[今すぐアップデート] をクリックします。

成功する場合は、他のエージェントとの通信に問題がないか、今一度ファイアウォールの設定を確認してください。

解決しない場合は、D 項 に進んでください。

D. Internet Explorer のプロキシ設定を確認します。

エージェントは Internet Explorer で指定したプロキシを使用しアップデートを行います。

プロキシ設定が正しく行われていないとアップデートに失敗する場合があります。Internet Explorer のプロキシ設定に誤りがないか確認してください。

インターネット接続にプロキシサーバをご利用になられているかは、ネットワーク管理者に確認してください。

解決しない場合は、問題が解決しない場合 に進んでください。

問題が解決しない場合

事象が継続して発生する場合、Case Diagnostic Tool によるアップデート失敗時のデバッグログが必要です。アップデートに失敗する対象のエージェントで Case Diagnostic Tool を使用して、デバッグログを 2時間程有効にした情報を採取したうえで、弊社サポートセンターまでご連絡ください。

ヒント

事象の発生が一回のみの場合、一時的なネットワークの問題やサーバの状況による影響の可能性が考えられます。これらは障害ではありませんので、次回以降のアップデートに成功している場合は、そのままご利用いただくことを推奨します。

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