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はじめに

セキュリティエージェントの内部の機能は大きく以下の2つに分かれます。
  • VBBSSサーバやパターンファイルのサーバと通信する機能
  • 実際にクライアントのセキュリティを保護する機能

セキュリティエージェントが使用する 21112 ポートはこの2つの機能の間の情報の受け渡しをおこなうためのポートになります。

21112ポートが使用できない場合の影響

21112 ポートがなんらかの理由で使用できない場合、以下の影響が発生します。

  • パターンファイルの自動更新ができない
  • Web管理コンソールで実施した各種設定がエージェントに反映されない
  • Web管理コンソールから実行した「検索」や「アンインストール」等の命令が反映されない
  • Web レピュテーションおよび URLフィルタによりブロックされた際、「表示を続ける」機能が正しく動作しない

対処方法

ポートをふさいでいるアプリケーション側にてポートの設定を変更してください。
正しくセキュリティエージェントが動作するには 21112 ポートが開放されている必要があります。

 

21112 ポートの状態の確認方法

以下の手順でポートの占有状態を確認し、tmlisten.exe 以外の他社の実行ファイルが 21112 ポートを占有している状態を確認することで問題を確認することが可能です。


 

■管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、下記 netstat コマンドで 21112 ポートの状態を確認してください。

結果例:(正常な場合の表示です。)

> netstat -abn | more

TCP 0.0.0.0:21112 0.0.0.0:0 LISTENING

所有者情報を取得できません

ヒント

例では、コマンド結果が流れないようページ単位で結果を表示するために more コマンドを追記しています。

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