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本変更の背景

Control Manager / Apex Central の機能およびデータベース構成が複雑化する昨今、HotFixやPatchなど(以下、「修正モジュール」と記載。Service Pack含む。)による変更箇所をお客様が以前ご利用であった状態へ戻すこと(ロールバック)が技術的に困難になってまいりました。実際、一部データベース構造やコンポーネントの不整合によって、修正モジュールによる副次的問題よりもロールバックによって発生した問題の復旧に非常に時間を要した例もございました。
そのため、Control Manager 7.0以降(Apex Central含む) からはHotFixやPatchの適用後におけるアンインストール手順の提供を取りやめることとなりました。
 

修正モジュール適用前の推奨事項

修正モジュールを適用する前に、Control Managerがインストールされているサーバおよびデータベースをバックアップしていただくことを推奨します。

仮想環境上にControl Managerをインストールしている場合

SQL ServerがControl Managerと同一仮想マシンにインストールされている場合、OSを起動した状態でスナップショットを取得しないでください。保存済みのスナップショットにロールバックしたときにOSがクラッシュすることがあります。

  1. Control Manager / Apex Central がインストールされている仮想マシンをシャットダウンします。
  2. 仮想マシンのスナップショットを作成します。
  3. Control Manager / Apex Central のデータベースサーバが別コンピュータにインストールされている場合は、データベースを別途バックアップしてください。
    ・Control Managerの初期値でのデータベース名:db_ControlManager
    ・Apex Centralの初期値でのデータベース名:db_ApexCentral
  4. 仮想マシンを起動し、修正モジュールを適用してください。
制限事項については、製品Q&A:1096680「Trend Micro Control Manager の再インストールやサーバ移行のためのバックアップ・復元方法」の「既知の制限」項をご覧ください。
 

物理マシン上にControl Manager / Apex Central をインストールされている場合

 

修正モジュールによって副作用が発生した場合

修正モジュールによる副作用(副次的な問題、サイドエフェクト)が発生した場合は、調査のための情報を取得してください。詳しくは製品Q&A:1303068「問題発生時の調査に必要な情報一覧」をご覧ください。
 

修正モジュールの適用に失敗した場合

 製品Q&A:1119228 「修正モジュール(Service Pack, Patch, HotFix)の適用に失敗する問題の調査に必要な情報 (Case Diagnostic Tool 使用編)」を参考に、お問い合わせの際に必要な情報を取得してください。