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製品Q&A「階層構造をご利用のお客様へのお願い 」に記載されている「アップデート元TMCM」(アップデート元Webサーバ)としてのみ利用している場合は、階層構造機能の設定を行う必要はありません。階層構造の設定を解除し、Apex Central/TMCM 7.0へアップグレードしてください。
 

用語の定義

本製品Q&Aにおける用語は次のように定義します。

下位TMCM

製品Q&A:1119639に記載の、用語の定義「下位TMCM 」をご覧ください。
 

上位TMCM

製品Q&A:1119639に記載の、用語の定義「上位TMCM 」をご覧ください。

アップデート元TMCM

製品Q&A:1119639に記載の、用語の定義「アップデート元TMCM 」をご覧ください。
 

アップデート元TMCMを参照する側のTMCM

 下図の赤枠で囲んでいるTMCMを指します。
「アップデート元TMCMを参照する側のTMCM」は「アップデート元TMCM」をActiveUpdateサーバ(トレンドマイクロのアップデート用サーバ)の代わりとしてアクセスします。
 

本利用形態の特徴

この利用形態を採っている場合、主に次のような特徴があります。
 
  • 「アップデート元TMCM」においてはログの集約を行っていない、または不要である。
  • 「アップデート元TMCMを参照する側のTMCM」のアップデート元が「アップデート元TMCM」である。
  • 「アップデート元TMCM」は「アップデート元TMCMを参照する側のTMCM」に対して、TMCMの配信機能を利用したコンポーネントは配信できない。(「アップデート元TMCMを参照する側のTMCM」は単に「アップデート元TMCM」をActiveUpdateサーバの代わりのWebサーバとしてアクセスしているため、「アップデート元TMCM」からのタスクや配信コマンドによるコンポーネントの配信は行うことができない。)
  • 「アップデート元TMCM」では「アップデート元TMCMを参照する側のTMCM」のステータスは参照することができない。
 

Apex Central/TMCM7.0へのアップグレードによる変化

前述の利用形態の特徴には変更はございません。[上位TMCMの設定]ページで登録を解除する作業のみが発生します。
上位TMCMでログの集約を行っている場合はTMCMにおける階層構造機能を利用している可能性があります。製品Q&A:1119639 に戻って設定および構成を再確認してください。
 

アップグレード前の作業

  1. 「アップデート元TMCM」にログオンし、製品Q&A「Trend Micro Control Manager / Apex Central をアップデート元として利用する方法 」に記載のSystemConfiguration.xmlに、"m_iDuplicateAll"の設定が入っていることを確認します。 
  2. 「アップデート元TMCMを参照する側のTMCM」の管理コンソールの [アップデート]-[手動ダウンロード] または [アップデート]-[予約ダウンロード] 画面を開き、「ダウンロード元」欄に「アップデート元TMCM」もしくは適切なアップデート用パスが設定されていることを確認します。
  3. 「アップデート元TMCMを参照する側のTMCM」の管理コンソールにログオンし、[運用管理]-[設定]-[上位Control Managerの設定]ページを開きます。
  4. 操作しているTMCMが階層構造機能における上位TMCMでないことを確認します。
    次のメッセージが表示される場合は、階層構造機能における上位TMCMに設定されています。再度構成をご確認ください。

    このControl Managerサーバは、すでに上位Control Managerサーバになっています。このサーバを他の上位Control Managerサーバに登録することはできません。

  5. 上位TMCMが指定されている場合は[登録解除]ボタンを押します。(ログの集約を行わないので、当該設定は不要となります。)
    設定が行われていない場合は設定を変更する必要はありません。

    unregister_button 
     
  6. Apex Central/TMCM 7.0のシステム要件 を十分に満たしていることを確認し、インストールガイドなどの各種ドキュメントをご覧いただき、アップグレードを行ってください。

「アップデート元TMCM」「アップデート元TMCMを参照する側のTMCM」のどちらを先にアップグレードしていただいてもかまいません。ただし、できる限り間隔をおかずにアップグレードしてください。
Apex Central/TMCM 7.0とTMCM6.0ではActiveUpdateサーバに公開されているコンポーネントに差異があり、一部コンポーネントがダウンロードできません。