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従来の仕様では、WEBレピュテーション/ファイアウォール/侵入防御のいずれかの機能を使用すると、Deep Secrutiy Agentのインストール、アンインストールまたはアップグレード時に瞬断が発生します。
以下のDeep Security Agentのバージョンより無瞬断ネットワークドライバーが導入されました。
これらのバージョンを使用した新規インストール、アンインストールまたは、アップグレードでは瞬断が発生しなくなります。
Deep Security Agent  9.6Service Patch 1 Update 13 (ビルド:9.6.2-8207) 以降
Deep Security Agent 10.0 Update 5 (ビルド:10.0.0-2548)      以降
Deep Security 11.0 (GM) 以降
Deep Security 12.0 (GM) 以降

従来の仕様では、TCPセッションがリセットされていましたが、無瞬断ドライバーに対応したバージョンにおいてもネットワークドライバーのインストール時にパケット処理に遅延が発生します。
しかしながら、TCP接続の場合は、セッションが維持され、パケット再送などで遅延は
発生するものの、ネットワークドライバーのインストールの際にTCPセッションが維持されます。
ステートレスプロトコル(UDP/ICMPなど)においては、パケット再送が行われないため、
パケットドロップが見られる場合があります。

なお、以下のプラットフォームには未対応です。

  • Windows XP
  • Windows Server 2003

なお、無瞬断フィルタードライバーに未対応のバージョンより対応バージョンへアップグレードをする際に瞬断が発生します。
対応バージョンへのアップグレード後にOS再起動をしない場合は以降のバージョンアップにおいても瞬断が発生します。再起動のタイミングは任意で、再起動をしなくても瞬断以外の機能影響はありません。

瞬断が発生しない例:

  1. 対応バージョンの新規インストール
  2. 対応バージョン間のアップグレード
瞬断が発生する例:
  1. 未対応バージョンから対応バージョンへのアップグレード
  2. 上記1の実施後に、再起動をせず以降のバージョンへのアップグレード