ビジネスセキュリティ 10.0 SP1 より「セキュリティクライアント」から「セキュリティエージェント」に名称を変更いたしました。
はじめに
Windows 10 Octoer 2018 Update対応版であるバージョン10.0 ビルド 1494から、ビジネスセキュリティクライアント機能と連携して内部使用モジュールをバージョンアップし、「Microsoft Visual C++ 2015 Redistributable」を使用します。
それに伴い、「Microsoft Visual C++ 2015 Redistributable」をサポートしていないOSでのサポートを終了させていただきます。バージョン10.0 ビルド1494適用後より、下記表に記載している環境がビジネスセキュリティクライアントのサポート対象外となります。対象外の環境にはビルド1494は適用されません。
OS | サービスパック |
---|---|
Windows Server 2008 R2 | SPなし |
Windows Essential Business Server (EBS) 2008 | SP1 |
Windows Storage Server 2008 | SPなし |
Windows Storage Server 2008 R2 | SPなし |
Windows SBS 2011 | SPなし |
Windows Server 2012 R2 |
Windows Server 2012 R2 Update
(KB2919355) 未適用環境のみ。適用されている環境はサポート対象です。 |
Windows POSReady 7 | SPなし |
Windows POSReady 2009 | SPなし |
制限事項
ビジネスセキュリティサーバへ10.0ビルド1494適用後に以下制限があります。
- 対応外のOSにインストールされているビジネスセキュリティクライアントは、ビジネスセキュリティサーバからではなく、トレンドマイクロのアクティブアップデートサーバからのみパターンファイルを取得します。インターネットへ接続できることをご確認ください。今後のモジュールで修正を予定しています。
- アップデートエージェントとなっているビジネスセキュリティクライアントは、対象外のOSへの配信を防ぐため、ビルド1494は適用されません。今後のモジュールで修正を予定しています。
- 何らかの問題が発生しプログラム修正等を行った場合、累積での修正プログラムの提供となるため、ビルド1494が適用できない環境には新しい修正プログラムの適用ができません。
- 新規に対応外OSへビジネスセキュリティクライアントをインストールすることはできますが、「Microsoft Visual C++ 2015 Redistributable」が動作しないため、内部的なサービスが起動せずすべての機能が動作しません。
対応方法
最新のサービスパックを適用するなど、サポート対象環境でビジネスセキュリティクライアントを運用してください。最新のシステム要件についてはこちらをご確認ください。
サポート対象外のOSで再インストールが必要な場合
ビジネスセキュリティサーバの下記フォルダに、ビルド1494適用前のインストーラがバックアップされています。サポートされないOSで再インストールを実施する際にはこちらを使ってください。なお、1世代のみのバックアップとなるため、複数パッチを適用した場合には最新の1世代前のみがバックアップとなりますのでご注意ください。
- 32ビットOS用:<ビジネスセキュリティサーバのインストールフォルダ>\PCCSRV\Download\AgentBackup_1483\agentWin32.msi
- 64ビットOS用:<ビジネスセキュリティサーバのインストールフォルダ>\PCCSRV\Download\AgentBackup_1483\agentX64.msi