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DDEIでは、以下の機能でトレンドマイクロ提供のサーバとの通信が発生いたします。通信に失敗する場合の影響は、それぞれ以下の通りです。
本QAでは、以下を対象としております。

 DDEI 2.x
 DDEI 3.x
 DDEI 5.x

1. メールレピュテーションサービス (Email Reputation Service)

メールに対する脅威検出処理の一環として、送信元IPアドレスの評価を行います。
DDEIの参照先DNSサーバに対して、トレンドマイクロ社提供のメールレピュテーションサービス向けのDNSクエリを発行し、その応答結果で判定します。
 
【通信失敗時の影響】
 
以下の影響があります。その他のDDEIの機能には影響ありません。
 
 
(DDEI 2.5/2.6)
  • ・仮想アナライザ内での分析において、メールレピュテーションサーバを介しての分析処理がスキップされます。
(DDEI 3.x以降)
  • ・仮想アナライザ内での分析において、メールレピュテーションサーバを介しての分析処理がスキップされます。
  • ・管理画面の[管理] >  [送信者フィルタの設定]  > [メールレピュテーション]で設定できる、メールレピュテーションによるメールフィルタリング処理がスキップされます。なお、メールレピュテーションによるメールフィルタリングはMTAモードでのみ使用可能です。
【事象解消後に必要な作業】

事象解消後に必要な作業はありません。

2. Time-of-Clickプロテクションサービス (DDEI 3.x以降)

メールフィルタリング処理の一環として、メール内のURLを書き換え、アクセス先をTime-of-Clickプロテクション用のサーバに変更する機能です。ユーザが当該URLをクリックした場合、Time-of-Clickプロテクション用のサーバにて元のURLの評価が行われ、その評価結果に従って元のURLへのアクセスを制限します。
管理画面の[管理] > [検索/分析] > [Time-of-Clickプロテクション]にて設定を行います。

 
【通信失敗時の影響】

以下の影響があります。その他のDDEIの機能には影響ありません。
 
  • ・URLの書き換えが行われた場合、当該URL(Time-of-Clickプロテクション用のサーバ)にアクセスできなくなります。
  • ・管理画面の[管理] > [検索/分析] > [Time-of-Clickプロテクション]から、Time-of-Clickプロテクションに関する設定ができなくなります。
【事象解消後に必要な作業】
 
事象解消後に必要な作業はありません。

3. ソフトウェア安全性評価サービス (CSSS)

メールに対する脅威検出処理の一環として、添付ファイルの安全性の評価を行います。
トレンドマイクロ提供のソフトウェア安全性評価サービス用サーバへの通信が発生します。
 
【通信失敗時の影響】

以下の影響があります。その他のDDEIの機能には影響ありません。
 
  • ・仮想アナライザ送信前の添付ファイル分析において、ソフトウェア安全性評価サービス用サーバを介しての分析処理がスキップされます。
  • ・仮想アナライザ内での添付ファイル分析において、ソフトウェア安全性評価サービス用サーバを介しての分析処理がスキップされます。
【事象解消後に必要な作業】
 
事象解消後に必要な作業はありません。

4. コミュニティファイルレピュテーションサービス

メールに対する脅威検出処理の一環として、添付ファイルの出現率の評価を行います。
トレンドマイクロ提供のコミュニティファイルレピュテーションサービス用サーバへの通信が発生します。
 
【通信失敗時の影響】

以下の影響があります。その他のDDEIの機能には影響ありません。
 
  • ・仮想アナライザ送信前の添付ファイル分析において、コミュニティファイルレピュテーションサービス用サーバを介しての分析処理がスキップされます。
  • ・仮想アナライザ内での添付ファイル分析において、コミュニティファイルレピュテーションサービス用サーバを介しての分析処理がスキップされます。
【事象解消後に必要な作業】
 
事象解消後に必要な作業はありません。

5. コミュニティドメイン/IPレピュテーションサービス (DDEI 3.x以降)

メールに対する脅威検出処理の一環として、ドメイン/IPアドレス情報の出現率の評価を行います。トレンドマイクロ提供のコミュニティドメイン/IPレピュテーションサービス用サーバへの通信が発生します。

 
【通信失敗時の影響】

以下の影響があります。その他のDDEIの機能には影響ありません。
 
  • ・仮想アナライザ送信前の添付ファイル分析において、コミュニティドメイン/IPレピュテーションサービス用サーバを介しての分析処理がスキップされます。
  • ・仮想アナライザ内での添付ファイル分析において、コミュニティドメイン/IPレピュテーションサービス用サーバを介しての分析処理がスキップされます。
【事象解消後に必要な作業】
 
事象解消後に必要な作業はありません。

6. 機械学習型検索サービス (DDEI 3.x以降)

メールに対する脅威検出処理の一環として、"添付ファイルが不正プログラムであるか"の評価を行います。
トレンドマイクロ提供の機械学習型検索サービス用サーバへの通信が発生します。

 
【通信失敗時の影響】

以下の影響があります。その他のDDEIの機能には影響ありません。
 
  • ・仮想アナライザ送信前の添付ファイル分析において、機械学習型検索サービス用サーバを介しての分析処理がスキップされます。
  • ・仮想アナライザ内での添付ファイル分析において、機械学習型検索サービス用サーバを介しての分析処理がスキップされます。
【事象解消後に必要な作業】
 
事象解消後に必要な作業はありません。

7. Threat Connectサービス

トレンドマイクロ提供の、脅威の詳細情報を確認できるWebサービスです。
管理画面の[検出] > [検出されたメッセージ]にて、リンク"Threat Connectで表示"をクリックすることでThreat Connectサーバへアクセスします。脅威が検出されたメールについて、脅威の詳細情報が確認できます。

 
【通信失敗時の影響】
 
リンク"Threat Connectで表示"をクリックし、Threat Connectサーバへアクセスして脅威の詳細情報が確認できなくなります。その他のDDEIの機能には影響ありません。
 
【事象解消後に必要な作業】
 
事象解消後に必要な作業はありません。

8. Web検査サービス

メールに対する脅威検出処理の一環として、メールに含まれるURLが持つ脅威の情報提供を行います。
トレンドマイクロ提供のWeb検査サービス用サーバへの通信が発生します。

 
【通信失敗時の影響】

以下の影響があります。その他のDDEIの機能には影響ありません。
 
  • ・仮想アナライザ送信前のURL分析において、Web検査サービス用サーバを介しての分析処理がスキップされます。
  • ・仮想アナライザ内でのURL分析において、Web検査サービス用サーバを介しての分析処理がスキップされます。
【事象解消後に必要な作業】
 
事象解消後に必要な作業はありません。

9. Webレピュテーションサービス

メールに対する脅威検出処理の一環として、メールに含まれるURLの評価を行います。
トレンドマイクロ提供のWebレピュテーションサービス用サーバへの通信が発生します。

 
【通信失敗時の影響】

以下の影響があります。その他のDDEIの機能には影響ありません。
 
  • ・仮想アナライザ送信前のURL分析において、Webレピュテーションサービス用サーバを介しての分析処理がスキップされます。
  • ・仮想アナライザ内でのURL分析において、Webレピュテーションサービス用サーバを介しての分析処理がスキップされます。
 
【事象解消後に必要な作業】
 
事象解消後に必要な作業はありません。

10. スマートフィードバックサービス

スキャン結果のフィードバックのため、トレンドマイクロ提供のスマートフィードバック用サーバへの通信が発生します。フィードバック結果は、判定精度向上のための参考情報として使用されます。

 
【通信失敗時の影響】
 
一時的にフィードバック処理に失敗いたします。
フィードバック処理は、メールに対するフィルタリング処理/送受信処理とは独立しております。
そのため、メールに対するフィルタリング処理/送受信処理には影響はありません。
また、その他のDDEIの機能にも影響はありません。
 
【事象解消後に必要な作業】
 
事象解消後に必要な作業はありません。

11. アップデート

パターンファイルや検索エンジンの更新のため、アップデートサーバへの通信が発生いたします。

 
【通信失敗時の影響】
 
一時的に最新のパターンファイルや検索エンジンの取得が行われなくなります。
メールに対するフィルタリング処理/送受信処理を含めた、その他のDDEIの機能に影響はありません。
フィルタリング処理等は、現在のパターンファイル/検索エンジンを使用して実施されます。
 
【事象解消後に必要な作業】
 
事象解消後に必要な作業はありません。
事象解消後の次回のアップデート処理で、最新のパターンファイルや検索エンジンのチェック/取得が行われます。

12. ライセンス(サポート契約ポータル)

管理画面の[管理] > [ライセンス]から、製品のアクティベーションコード(ライセンス)に対して、オンラインでの詳細情報の確認と、アクティベーションコードの更新が行えます。これらの操作で、ライセンスサーバへの通信が発生いたします。

 
【通信失敗時の影響】
 
上記管理画面から、オンラインでの詳細情報の確認と、アクティベーションコードの更新が行えなくなります。
メールに対するフィルタリング処理/送受信処理を含めた、その他のDDEIの機能に影響はありません。
 
【事象解消後に必要な作業】
 
事象解消後に必要な作業はありません。
事象解消後に、管理画面から再操作の実施をお願いします。