InterScan Messaging Security Virtual Appliance (IMSVA) 9.1 では以下の手順でエンドユーザメール隔離コンソール (EUQ) のポート (初期設定で 8447) を変更できます。
上位デイバス・下位デバイスの分散構成の環境では、上位デバイスで作業を実施してください。
設定手順
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IMSVA サーバに root でログインします。
以下のコマンドを順に実行して、EUQ コンソールの設定ファイル EUQ.conf に記載されているポート番号 8447 を任意のポート番号 (以下のコマンド例では 443) にすべて変更します。
# cp -p /opt/trend/imss/UI/euqUI/conf/EUQ.conf /opt/trend/imss/UI/euqUI/conf/EUQ.conf.org # sed -i 's/8447/443/' /opt/trend/imss/UI/euqUI/conf/EUQ.conf
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次に下記コマンドを順に実行してスクリプトファイル Apache.sh の40行目を変更します。
# cp -p /opt/trend/imss/UI/euqUI/bin/Apache.sh /opt/trend/imss/UI/euqUI/bin/Apache.sh.org # sed -i 's/8447/443/' /opt/trend/imss/UI/euqUI/bin/Apache.sh
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PostgreSQL の psql コマンドを実行し、データベースにログインします。
/opt/trend/imss/PostgreSQL/bin/psql imss sa
ログイン後、以下の SQL コマンドを実行してテーブルの値を変更します。
imss=# UPDATE tb_global_setting SET value = '443' WHERE section = 'euqmaster' AND name = 'port'; UPDATE 1
上記コマンド例は 443 に変更する場合です。必要に応じて任意のポート番号に変更してください。
テーブルの値を変更後、下記コマンドを実行して psql のセッションを終了します。
imss=# \q
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次のコマンドを実行して EUQ コンソールを再起動します。
# /opt/trend/imss/script/S99EUQ restart
netstat のコマンドで EUQ コンソールが変更したポート番号 (例では 443) で待ち受けていることを確認してください。
# netstat -anp | grep :443 | grep LISTEN tcp 0 0 0.0.0.0:443 0.0.0.0:* LISTEN 19774/httpd
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こちら の 製品Q&A にある「任意のポートへの接続を許可する」を参照して、変更したポート (上記例では 443/tcp) への接続をファイアウォールで許可してください。
そして最後にクライアント (ブラウザ) から EUQ コンソールにアクセスできることを確認してください。
設定を元に戻すには以下の手順を実施してください。
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PostgreSQL の psql コマンドを実行し、データベースにログインします。
# /opt/trend/imss/PostgreSQL/bin/psql imss sa
ログイン後、以下の SQL コマンドを実行してテーブルの値を元に戻し、\q で psql のセッションを終了します。
imss=# UPDATE tb_global_setting SET value = '8447' WHERE section = 'euqmaster' AND name = 'port'; UPDATE 1
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次のコマンドを順に実行します。
# cp -p /opt/trend/imss/UI/euqUI/conf/EUQ.conf.org /opt/trend/imss/UI/euqUI/conf/EUQ.conf # cp -p /opt/trend/imss/UI/euqUI/bin/Apache.sh.org /opt/trend/imss/UI/euqUI/bin/Apache.sh # /opt/trend/imss/script/S99EUQ restart