Apex One のデータベースを縮小するには、以下の手順に従ってください。
注意1:データベースの縮小を実施する前に、事前にバックアップを取得しておく事を強くお勧めします。
データベースのバックアップ方法については、SQL Server Management Studioや、BACKUP DATABASEコマンドを使用します。詳しくは、Microsoft社のサイトをご覧ください。
注意2:下記はデータベースの一般的な操作となり一部表示などが異なる場合がございます。
データベースの操作の詳細についてさらに確認が必要な場合にはマイクロソフト社へご確認ください。
(推奨)SQL Server Management Studioを使用する手順
- サービス「Apex One Master Service」を停止させます。
- SQL Server Management Studio にログインします。
- デフォルトで左ペインに表示されているオブジェクトエクスプローラーにて、データベースを展開し、Apex One用のデータベースを選択します。
- 右クリックで[タスク]>[バックアップ]を選択し、念のためにバックアップを採取しておきます。
- バックアップ取得の後、右クリックで[タスク]>[圧縮]>[データベース]を選択し、[データベースの圧縮]ダイアログで情報を確認の後、[OK]をクリックし圧縮を実行します。
- サービス「Apex One Master Service」を開始させます。
sqlcmdコマンドを使用する手順
1. 事前にインスタンス名とデータベース名を確認します。(a) Apex One サーバインストール先フォルダ内の下記ファイルを開きます。
<インストール先>\PCCSRV\Private\ofcserver.ini
※初期設定のインストールパスは以下となります。
・Apex One サーバを新規インストールした場合
C:\Program Files (x86)\Trend Micro\Apex One
・ウイルスバスター Corp. サーバをバージョンアップした場合
C:\Program Files (x86)\Trend Micro\OfficeScan
(b) [DBServer] セクション内の以下設定値を確認します。
Server=サーバ\インスタンス名
Database=データベース名
設定例:
Server=AOSERVER\OFFICESCAN
Database=AOSERVER-ApexOne
2. サービス「Apex One Master Service」を停止させます。
3. バックアップ保存先フォルダを作成します。
例:C:\Temp
4. 管理者権限でコマンドプロンプトを開き、以下コマンドを実行します。
(「▲」の箇所には半角スペースを入力してください)
> sqlcmd▲-S▲サーバ名\インスタンス名
※上述した設定例の場合は、以下のとおり入力して実行します。
> sqlcmd▲-S▲AOSERVER\OFFICESCAN
※手順1でServer=(local) の場合は、以下のとおり入力して実行します。
> sqlcmd▲-S▲(local)
5. 以下コマンドを順番に実行し、バックアップファイルを生成させます。
1> BACKUP▲DATABASE▲[データベース名]▲to▲disk='バックアップファイルのフルパス'
※上述の設定例、かつ「C:\Temp\AOBackup.bak」をバックアップファイルとして生成させる場合は、以下のとおり入力して実行します。
1> BACKUP▲DATABASE▲[AOSERVER-ApexOne]▲to▲disk='C:\Temp\AOBackup.bak'
2> go
6. 以下コマンドを順番に実行し、データベースを圧縮します。
1> DBCC▲ShrinkDatabase([データベース名])
※上述した設定例の場合は、以下のとおり入力して実行します。
1> DBCC▲ShrinkDatabase([AOSERVER-ApexOne])
2> go
<補足>
・成功時は「DBCCの実行が完了しました」と表示されます。
・圧縮完了後に再度このコマンドを実行しますと、「ファイルに再利用する空き領域が不足しています」との メッセージが表示されますが、これはデータベースファイル内に圧縮可能な領域がすでに存在しなくなっていることを意味しますので、問題はございません。
7. 以下コマンドを実行して処理を終了します。
1> exit
8. コマンドプロンプトを画面を閉じます。
9. サービス「Apex One Master Service」を開始させます。