はじめに
本製品FAQ内では、以下の表記を使用します。
■エージェント
・Apex One セキュリティエージェントがインストールされている端末
・Apex One セキュリティエージェント自体
■サーバ
・Apex One サーバがインストールされている端末
・Apex One サーバ自体
"エージェントがオフラインと表示される" 場合は対応方法が異なります。
それぞれの対処方法について以下に記載します。
エージェントがオフラインと表示される場合
以下の製品 Q&A をご確認ください。
エージェントが Web 管理コンソールに表示されない場合
エージェントが Web 管理コンソールに表示されない場合は、以下「操作手順」に従って適切なサーバやエージェントの設定が行われているかの確認を行ってください。
操作手順
1. ライセンスの確認
製品ライセンスがアクティベートされていない可能性があります。
以下の製品Q&Aより、アクティベーションのステータスをご確認ください。
2. エージェントの接続先サーバの確認
エージェントの接続先が、指定したサーバに設定されていない可能性があります。
以下の操作で、適切にエージェントの接続先サーバが設定されていることを確認してください。
- Web管理コンソールを開きます。
- [管理] → [設定] → [エージェント接続] に設定されている「サーバ名/IPアドレス」と「ポート番号」を控えてください。
- タスクトレイにあるエージェントアイコンを右クリックし、[Apex One セキュリティエージェントコンソールの起動] を選択します。
- 画面上部の [ヘルプ(? マーク)] → [バージョン情報]→ [コンポーネントをすべて表示] を選択します。
- 「サーバ名/ポート名」にエージェントからサーバへの通信に使用されるポート番号が表示されます。
手順2で控えた値と一致していることを確認してください。
なお、Apex One サーバインストール後は「接続先設定」の変更はできません。
以下の製品 Q&A をご参照ください。
3. サーバ側で確認すること
以下の手順をサーバ側で実施し、問題がないことを確認してください。
a. Web管理コンソールでの確認
下記の操作を行い、問題が発生している端末がWeb管理コンソール上に表示されているかご確認ください。
- Web管理コンソールにログインします。
- [エージェント] → [接続状態の確認] をクリックします。
- [接続状態の確認] 画面が表示されます。
- [接続状態を確認する] をクリックします。
- Web 管理コンソールのエージェントツリーに該当のエージェントが表示されているか確認を行います。
b. サービスの動作確認
サーバ上で必要なサービスが動作していない可能性があります。
動作しているのかを「サービス」画面より確認します。
- キーボードの [Windows] キーと [R] キーを同時に押します。
表示された [ファイル名を指定して実行] 画面で、「services.msc」と入力して[OK]ボタンを押してください。
- 下記のサービスが動作していることを確認して下さい。
サービスが停止している際 には、サービスを開始させてください。
■確認するサービス
- Apex One Master Service
- World Wide Web Publishing Service
- IIS Admin Service
c. ファイアーウォールの設定確認
ファイアーウォールの設定で通信に必要なポートがブロックされている可能性があります。
Windowsのファイアウォール設定にて、手順2[エージェントの接続先サーバの確認] で設定されているポート番号が除外されていることを下記操作よりご確認ください。
- [Windows ファイアウォール] を実行します。
[ファイル名を指定して実行]画面で、「Firewall.cpl」と入力して[OK]ボタンを押してください。
- [Windows ファイアウォール] 画面の[例外] タブにて、設定されいてるポート番号を除外登録してください。
複数NICがある場合は、すべてのNICで上記設定がされているかご確認ください。
d. サーバ待機ポートへの接続確認
サーバ側でエージェント待ち受けポートが開放されていない可能性があります。
エージェント待ち受けポートがリッスンしていること、通信が確立できることを確認します。
コマンドプロンプトを開いて以下のコマンドを実行してください。
※サーバ待機ポートは、Web 管理コンソールの以下で確認します。
- [管理] → [設定] → [エージェント接続] に表示される値
■コマンドの実施手順
- コマンドプロンプトを開きます。
[ファイル名を指定して実行] 画面で「cmd」と入力して[OK]ボタンを押してください。
- 以下のコマンドを実行します(▲は半角スペース)。
※ <サーバIP>、<ポート番号>は実際に使用している値を入力してください。
※ 接続が出来ない場合、ファイアウォールやルータの設定を確認してください。
telnet▲<サーバIP>▲<ポート番号>
4. エージェント側で確認すること
以下の手順をエージェント側で実施しエージェント側に問題がないことを確認してください。
a. エージェント側でのサービスの動作確認
エージェント側で必要なサービスが動作していない可能性があります。
「サービス」画面より、下記のサービスが起動している事を確認してください。
- キーボードの [Windows] キーと [R] キーを同時に押します。
表示された [ファイル名を指定して実行]画面で、「services.msc」と入力して [OK] ボタンを押してください。 - 下記のサービスが動作していることを確認して下さい。
動作していない場合はサービスを開始させてください。
■確認するサービス
- Apex One NT Listener
b. エージェントからサーバへの接続確認
エージェント側で、サーバが正常に動作していることを確認します。
具体的な確認手順につきましては、以下の製品 Q&A をご確認ください。
エージェントの「GUID」が重複をしているか確認します。
HDD イメージコピーツール等によってエージェントを展開している場合、エージェントの管理に使用する 「GUID」 が重複しており、サーバ上に登録されていない可能性がございます。
重複している場合の手順については、下記FAQを参照して下さい。
製品Q&A:
5. アクセス権の確認
ディレクトリのアクセス権限が正しく設定されていない可能性があります。
以下の製品Q&Aに沿ってインストールディレクトリのアクセス権限が正しく設定されていることを確認してください。 設定内容が異なっている場合は設定しなおします。
製品Q&A:
6. エージェントのリロードもしくは、OSの再起動
エージェントの停止はパスワードで保護されており、パスワードが必要となる場合があります。
エージェントのリロード手順は以下の製品Q&A をご参照ください。
7. エージェントの再インストール
エージェントのリロード、または OS の再起動で解決しない場合、エージェントを再インストールにより問題が解決できる可能性があります。
以下の手順で、Apex One セキュリティエージェントの再インストールをしてください。
- セキュリティエージェントをアンインストールします。
- エージェントアイコンがタスクトレイから無くなったことを確認し、OS を再起動します。
- セキュリティエージェントを再インストールします。