Patch はスマートスキャンサーバのアップグレードを含みます。スマートスキャンサーバのアップグレードを完了するには、ビジネスセキュリティサーバのドライブに空き容量が十分にあることを確認してから Patch を適用してください。
必要なディスク空き容量: 「\Trend Micro\Security Server\PCCSRV\wss」フォルダの2倍のサイズ + 1.0GB
また、Patch 適用後は、必ず下記「インストールの確認手順 (スマートスキャンサーバ)」の手順でスマートスキャンサーバがアップグレードされたことをご確認ください。
Patch (パッチ) とは
Patch は、ビジネスセキュリティ 10.0 Service Pack 1 の特定の機能を修正または変更します。
新機能 / 修正内容
新機能 / 修正内容についてはReadme をご確認ください。
※Readme はダウンロードページの「ドキュメント & サポート」にございます。
該当のPatchの「ドキュメント & サポート」をご確認ください。
適用対象
下記バージョンのビジネスセキュリティサーバへ適用してください。ビジネスセキュリティクライアントへ本プログラムのインストール作業は必要ありません。
- ビジネスセキュリティ 10.0 Service Pack 1 サーバ
システム要件
ビジネスセキュリティ 10.0 Service Pack 1 のシステム要件に準じます。
プログラムのダウンロード
ダウンロードページから最新のPatchをダウンロードできます。
最新のバージョンやビルド番号については、こちらをご確認ください。
インストール手順
インストール手順は次の通りです。インストールはビジネスセキュリティサーバがインストールされているマシンで実施します。
- 管理コンソールを閉じます。
ビジネスセキュリティサーバプログラムがインストールされているコンピュータ以外から管理コンソールを開いている場合も、すべて閉じてください。
管理コンソールを開いたままインストールを開始すると、その後予期せぬ問題が発生する場合があります。
- ZIPファイルをデスクトップなど任意の場所へダウンロードします。
- 解凍ツールなどでダウンロードしたZIPファイルを解凍します。
[ヒント]
ZIPファイルの解凍に必要なソフトウェアはお客様自身で用意してください。(主要なインターネット検索ページで「解凍ソフト」などのキーワードで検索すると様々なプログラムがあることがわかります。)
Windowsの機能でZIPファイルをそのままダブルクリックして任意の場所に移動することで解凍することもできます。 - 解凍されたフォルダの内からEXEファイルをダブルクリックして実行します。
※使用環境によっては、ユーザアカウント制御のメッセージが表示されることがあります。その場合は、 「はい」をクリックして、インストール作業を続けます。
- ファイルが展開されます。
- 使用許諾契約書が表示されますので、内容を一読してください。「使用許諾契約書の内容に同意します」を選択し、「次へ」をクリックしてください。
- 下記内容を一読し、[インストール]ボタンをクリックしてください。
- インストールの進行状況が表示されますので、そのまま待ちます。
- 「インストール成功」と表示されます。[OK]ボタンを押して、インストーラを終了します。
以上でインストール作業は終了です。
適用後にビジネスセキュリティサーバのOS再起動は必要ありません。
予想適用時間
平均 10 分間
*検証環境におけるビジネスセキュリティサーバへPatch適用に要した時間を記載したものです。適用するコンピュータの性能などによって適用時間は異なります。あくまでも目安としてご利用ください。
インストールの確認手順 (ビジネスセキュリティサーバ)
正しくインストールできたかどうか確認するには、次の手順に沿ってください。
- 管理コンソールへログインします。
- 上部メニューのヘルプ→バージョン情報をクリックします。
- 「Hotfix適用履歴」に該当のPatchが記述されていることを確認します。
製品バージョンの詳しい確認方法はこちらをご確認ください。
インストールの確認手順 (スマートスキャンサーバ)
スマートスキャンサーバが正しくインストールできたかどうか確認するには、次の手順に沿ってください。
- 「C:\Program Files (x86)\Trend Micro\Security Server\PCCSRV\wss\iCRCService.exe」を右クリックし、「プロパティ」をクリックします。
- 「詳細」タブをクリックします。
- 「ファイルバージョン」が Readme の「5.1 インストール手順」の「注意: 」に記載のビルドバージョンと同じになっていることを確認します。
※ Readme の「5.1 インストール手順」の「注意: 」では、「ビルド 3.1.xxxx」のように記載されておりますが、iCRCService.exe のバージョン確認の際は、「3.1.0.xxxx」のように読み替えてください。
※ 「ファイルバージョン」が Readme の「5.1 インストール手順」の「注意: 」に記載のビルドバージョンと同じになっていない場合は、スマートスキャンサーバのアップグレードが完了していません。その場合は、該当サーバの空き容量を確保したうえで、こちらの手順でスマートスキャンサーバのアップグレードをご実施ください。
変更されるファイル一覧
Patchの適用により更新されるファイルはReadme をご確認ください。
寄せられる質問
Patchに含まれるファイルはクライアントへ配信されますか
ビジネスセキュリティクライアントへ配信されます。発生するトラフィックについてはReadme をご確認ください。
Patchが適用されたかどうかをクライアント側で確認する方法
Patchが適用されたかどうかをクライアント側で確認する場合には、ビジネスセキュリティクライアントのタスクトレイアイコンを右クリックし、「コンポーネントのバージョン」をクリックします。Hotfix適用履歴に該当のPatchが記述されているかどうかを確認してください。
適用後に、ビジネスセキュリティクライアントのOSの再起動は必要ですか
いいえ。必要ありません。配信後、ビジネスセキュリティクライアントが一旦終了し自動的に起動します。
Patchを複数回適用できますか
複数回適用しても問題ありません。
インストールに失敗した場合はどうしたらいいですか
下記の操作をお試しください。
- ビジネスセキュリティのバージョンが10.0であるかどうか確認してください。(管理コンソールにて、[ヘルプ]-[バージョン情報]をクリックし、「バージョン」欄をご覧ください。)
- ビジネスセキュリティサーバの稼動状況を確認します。
「ファイル名を指定して実行」→「services.msc」と入力し実行→「Trend Micro Security Server Master Service」がの状態が「開始」であることを確認します。 - 管理コンソールをすべて閉じていたかどうかを確認します。(他のコンピュータからの接続も含みます。)
- IISを他のプログラム、もしくはビジネスセキュリティサーバとクライアントが使用している状態の場合、インストールに失敗する場合があります。他のアプリケーションを一旦停止させ、ビジネスセキュリティに関しては10分ほどお待ちいただいてから、再度適用をお試しください。
- Webサーバプログラム(「World Wide Web Service」(IIS)や「Apache」)を停止させてからインストールを改めてお試しください。
1、2、3に問題がなく、4、5を実施してもインストールに失敗する場合は、次の製品Q&Aを参考にして、情報をサポートセンターまでお送りください。
■PatchやHotFix(修正モジュール)が適用できない場合の調査に必要な情報
Patchは「修正プログラムの自動適用機能」で配信されますか
Patchは、「修正プログラムの自動適用機能」で配信されます。
「修正プログラムの自動適用機能」については下記の製品Q&Aをご確認ください。
■修正プログラムの自動適用機能の設定方法