Critical Patch (クリティカルパッチ) とは
Critical Patch は、ビジネスセキュリティ9.5 の特定の機能を修正または変更します。
新機能 / 修正内容
新機能
修正内容
- OpenSSLの脆弱性を利用することで、攻撃者が保護されているコンピュータにユーザレベルでアクセスできることがある問題を修正します。
- 認証されていないリモートの攻撃者がビジネスセキュリティ の「cgiGetNTDomain.exe」プロセスを使用して、NTドメインにクエリを実行できることがある問題を修正します。
その他についてはReadme をご確認ください。
適用対象
下記バージョンのビジネスセキュリティサーバへ適用してください。ビジネスセキュリティクライアントへ本プログラムのインストール作業は必要ありません。
- ビジネスセキュリティ 9.5 Patch 1 Critical Patch 1514サーバ
下記FAQを参照し、バージョンが「9.5 Patch 1 Critical Patch 1514」以降であることを確認してください。
ビジネスセキュリティ 9.5 Patch 1 Critical Patch 1514を未適用の場合、適用方法については下記FAQの手順を実施してください。
システム要件
ビジネスセキュリティ9.5のシステム要件に準じます。
プログラムのダウンロード
こちらからダウンロードできます。
ビジネスセキュリティ9.5 用 Critical Patch (ビルド1519)
製品関連モジュール | バージョン | サイズ | 日付 | Readme |
---|---|---|---|---|
9.5 Critical Patch build 1519 | 45.7 MB | 2019/12/16 | Readme |
本修正プログラムの構成
以下のようにフォルダ構成されています。
biz_95_win_CriticalPatch_B1519.zip
└biz_95_win_CriticalPatch_B1519.exe
既知の制限事項
制限事項はありません。
インストール手順
インストール手順は次の通りです。インストールはビジネスセキュリティサーバがインストールされているマシンで実施します。
- 管理コンソールを閉じます。
ビジネスセキュリティサーバプログラムがインストールされているコンピュータ以外から管理コンソールを開いている場合も、すべて閉じてください。
管理コンソールを開いたままインストールを開始すると、その後予期せぬ問題が発生する場合があります。
- biz_95_win_CriticalPatch_B1519.zip をデスクトップなど任意の場所へダウンロードします。
- 解凍ツールなどでbiz_95_win_CriticalPatch_B1519.zipを解凍します。
[ヒント]
ZIPファイルの解凍に必要なソフトウェアはお客様自身で用意してください。(主要なインターネット検索ページで「解凍ソフト」などのキーワードで検索すると様々なプログラムがあることがわかります。)
Windowsの機能でZIPファイルをそのままダブルクリックして任意の場所に移動することで解凍することもできます。 - 解凍されたフォルダの内から「biz_95_win_CriticalPatch_B1519.exe」をダブルクリックして実行します。
※使用環境によっては、ユーザアカウント制御のメッセージが表示されることがあります。その場合は、 「はい」をクリックして、インストール作業を続けます。
- ファイルが展開されます。
- 使用許諾契約書が表示されますので、内容を一読してください。「使用許諾契約書の内容に同意します」を選択し、「次へ」をクリックしてください。
- 下記内容を一読し、「インストール」ボタンをクリックしてください。
- インストールの進行状況が表示されますので、そのまま待ちます。
- 正常に適用できた場合は次のような表示になります。[OK]ボタンを押して、インストーラを終了します。
以上でインストール作業は終了です。
適用後にビジネスセキュリティサーバのOS再起動は必要ありません。
予想適用時間
平均 10 分間
*検証環境におけるビジネスセキュリティサーバへPatch適用に要した時間を記載したものです。適用するコンピュータの性能などによって適用時間は異なります。あくまでも目安としてご利用ください。
インストールの確認手順
正しくインストールできたかどうか確認するには、次の手順に沿ってください。
- 管理コンソールへログインします。
- 上部メニューのヘルプ→バージョン情報をクリックします。
- Hotfix履歴に 「Critical Patch 1519」が記述されていることを確認します。
※ 「ビルド番号」部分ではなく、「Hotfix履歴」をご確認ください。
変更されるファイル一覧
本Patchの適用により更新されるファイルはReadmeの「1.3 ファイル一覧」を参照してください。
寄せられる質問
Patchに含まれるファイルはクライアントへ配信されますか
ビジネスセキュリティクライアントへ配信されます。
Critical Patchが適用されたかどうかをクライアント側で確認する方法
Critical Patchが適用されたかどうかをクライアント側で確認する場合には、ビジネスセキュリティクライアントメインを開いていただき、Hotfix適用履歴に「緊急度の高いPatch 1519」が記述されているかどうかを確認してください。
適用後に、ビジネスセキュリティクライアントのOSの再起動は必要ですか
いいえ。必要ありません。配信後、ビジネスセキュリティクライアントが一旦終了し自動的に起動します。
本Patchを複数回適用できますか
複数回適用しても問題ありません。
インストールに失敗した場合はどうしたらいいですか
下記の操作をお試しください。
- ビジネスセキュリティのバージョンが「9.5 Patch 1 Critical Patch 1514」であるかどうか確認してください。(管理コンソールにて、[ヘルプ]-[バージョン情報]をクリックし、「バージョン」欄をご覧ください。)
- ビジネスセキュリティサーバの稼動状況を確認します。
「ファイル名を指定して実行」→「services.msc」と入力し実行→「Trend Micro Security Server Master Service」の状態が「開始」であることを確認します。 - 管理コンソールをすべて閉じていたかどうかを確認します。(他のコンピュータからの接続も含みます。)
- IISを他のプログラム、もしくはビジネスセキュリティサーバとクライアントが使用している状態の場合、インストールに失敗する場合があります。他のアプリケーションを一旦停止させ、ビジネスセキュリティに関しては10分ほどお待ちいただいてから、再度適用をお試しください。
- Webサーバプログラム(「World Wide Web Service」(IIS)や「Apache」)を停止させてからインストールを改めてお試しください。
1、2、3に問題がなく、4、5を実施してもインストールに失敗する場合は、次の製品Q&Aを参考にして、情報をサポートセンターまでお送りください。
■PatchやHotFix(修正モジュール)が適用できない場合の調査に必要な情報