kernel: Expecting FTP data connection from 16885952 to port 55853, tuple.dst.dir:0,h_proto:2048
kernel: add ct_expect_related: 0, port: 55853
kernel: Jim expect remove one: {TCP 192.168.1.1:0-192.168.1.3:55853}
kernel: Expecting FTP data connection from 16885952 to port 45048, tuple.dst.dir:0,h_proto:2048
kernel: add ct_expect_related: 0, port: 45048
kernel: Jim expect remove one: {TCP 192.168.1.1:0-192.168.1.3:45048}
kernel: At __ct_expect_remove
特にFTP検索をご利用の場合、これらのログが多数出力されることで/var/log/messagesのサイズが肥大化し、/varパーティションの空き容量が不足する可能性がございます。
ご不便をお掛けし、申し訳ございません。
発生条件
対象製品:IWSVA 6.5 Service Pack 2 Patch 3 ビルド 1722以降製品の配置モード:透過ブリッジモード
IWSVAのその他のビルド、その他の配置モードでは発生いたしません。
また、InterScan Web Security Suiteでは発生いたしません。
製品のビルドは、管理画面の[管理] > [システムアップデート]の[現在のIWSVA情報]の"アプリケーションのバージョン"の値から確認可能です。
例)IWSVA 6.5 Service Pack 2 Patch 3 ビルド 1736の場合
6.5-SP2_Build_Linux_1736
現在ご利用中の配置モードは、管理画面の[管理] > [配置モード]で"開始"を押下して表示される[配置モード]画面にてご確認いただけます。当該画面で最初に選択されている配置モードが現在ご利用中の配置モードになります。
発生する事象とその影響
/var/log/messagesに以下のようなログが出力されます。特にFTP検索をご利用の場合、これらのログが多数出力されることで/var/log/messagesのサイズが肥大化し、/varパーティションの空き容量が不足する可能性がございます。これらは、透過ブリッジモードで使用されるLinuxカーネルモジュールの動作ログとなります。IWSVAの異常動作を示すものではありません。
kernel: Expecting FTP data connection from 16885952 to port 55853, tuple.dst.dir:0,h_proto:2048
kernel: add ct_expect_related: 0, port: 55853
kernel: Jim expect remove one: {TCP 192.168.1.1:0-192.168.1.3:55853}
kernel: Expecting FTP data connection from 16885952 to port 45048, tuple.dst.dir:0,h_proto:2048
kernel: add ct_expect_related: 0, port: 45048
kernel: Jim expect remove one: {TCP 192.168.1.1:0-192.168.1.3:45048}
kernel: At __ct_expect_remove
その他のIWSVAの機能や動作には影響はありません。
原因
IWSVA 6.5 Service Pack 2 Patch 3 Hotfix 1722で提供された「透過ブリッジモードにおけるFTP検索の不具合改修」に伴い、当該不具合調査に必要となるLinuxカーネルモジュールの動作ログが継続して/var/log/messagesに出力される状態となっているためです。ご不便をお掛けし、申し訳ございません。
対策
上述のログの出力を抑止する場合は、以下のrsyslogサービスの設定変更をお願いいたします。rsyslogサービスの再起動が必要となりますが、本作業により、IWSVAの管理画面/HTTP検索/FTP検索の関連サービスの再起動は発生いたしません。IWSVAの管理画面/HTTP検索/FTP検索の関連サービスにも影響はありません。
# cp /etc/rsyslog.conf /etc/rsyslog.conf_back
(変更対象行) *.info;mail.none;authpriv.none;cron.none /var/log/messages (変更後) *.err;mail.none;authpriv.none;cron.none /var/log/messages
# /etc/init.d/rsyslog restartまた、ファイルサイズの大きくなった/var/log/messagesファイルを削除される場合は以下をご参照ください。
ローテートされたmessages-YYYYMMDD(年月日)を削除する場合
以下の手順で実施してください。rsyslogサービスの再起動は不要です。# cd /var/log # rm messages-YYYYMMDD
現在のmessagesファイルを削除する場合
以下の手順で実施してください。rsyslogサービスの再起動が必要となりますが、本作業により、IWSVAの管理画面/HTTP検索/FTP検索の関連サービスの再起動は発生いたしません。IWSVAの管理画面/HTTP検索/FTP検索の関連サービスにも影響はありません。# /etc/init.d/rsyslog stop
# cd /var/log # rm messages
# /etc/init.d/rsyslog start
修正予定
本事象は、2020年3月19日リリースの"Patch 4"にて修正されました。Patch 4は、以下からダウンロード可能です。
Patch 4適用後は、上記「対策」に記載のrsyslog.confの設定変更を元に戻していただいて問題ありません。
最新版ダウンロードページ : InterScan Web Security Virtual Appliance 6.5 Service Pack 2
