新機能について
セキュリティ強化の観点から、以下のビルド以降でプログラムアップデート確認ロジックが更新され、厳格に認証済みのプログラムアップデートのみが適用されるようになりました。
- Apex One Patch 1 (ビルド 2087) 以降
- ウイルスバスター Corp. XG Service Pack 1 Patch 1 (ビルド 5464) 以降
本変更に伴い、2020 年 3 月 9 日時点で下記のような動作が確認されています。
確認されている動作
- ロールバック機能の制限
ウイルスバスター Corp. および Apex One では、有事の際に備えロールバック機能を有しておりますが、クライアント側についてはロールバック機能を使用することができません。
なお、サーバ側のロールバック機能は従来通り使用することができます。
ロールバック機能について
これにより、クライアント側のビルドを戻すためには、サーバ側をロールバックした後に、クライアントプログラムを再インストールする必要がございます。
そのため、該当する Patch を適用する場合、はじめはクライアント側への配信を一定数に制御し、問題が無いことをご確認の上、展開を実施してください。
製品バージョンアップ時のプログラム配信や、修正モジュール(Service PackやPatch)の配信を制御するための設定について
- オフライン環境でのコンポーネント適用の制限
パターンファイルをはじめとした各種コンポーネントについて、基本的にはインターネット上の弊社 ActiveUpdate サーバから取得いただく必要がございます。
そのため、弊社 ActiveUpdate サーバへ直接接続可能な Trend Micro Apex Central (以下、Apex Central) または Trend Micro Control Manager (以下、Control Manager)、Apex One またはウイルスバスター Corp. サーバをご用意いただき、配下のオフライン環境に対し、コンポーネントを展開していただくようお願いします。他の Apex One / ウイルスバスター Corp. サーバをアップデート元に指定する場合は、同一バージョン・ビルドの Apex One / ウイルスバスター Corp. サーバを指定する必要があります。
同一バージョンでビルドが異なる Apex One / ウイルスバスター Corp. サーバおよび、異なるバージョンの Apex One / ウイルスバスター Corp. サーバは指定出来ません。
その他の注意事項や設定方法については、下記の製品 Q&A をご確認ください。
アップデート元を他のウイルスバスター コーポレートエディションサーバやTrend Micro Control Managerを指定する場合に入力するパスについて
以下のようなイメージとなります。
===インターネット接続可能な環境===
インターネット
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手動更新用モジュールを作成するための Apex Central / Control Manager
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↓ 作成したモジュールをファイルサーバやリムーバルメディア等で移動
----インターネット接続できない環境----
アップデート元となる Apex Central / Control Manager
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Apex One / ウイルスバスター Corp. サーバ
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Apex One / ウイルスバスター Corp. クライアント
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Trend Micro Control Manager 用手動更新モジュールの作成方法Apex Central / Control Manager で作成した手動更新用モジュールを利用する場合、作成前に Apex Central / Control Manager 側で「ActiveUpdate サーバに公開されているモジュールの真正性を確認するための機能」を有効化する必要があります。
下記製品 Q&A に記載の方法で当該機能を停止している場合には、有効化した上で手動更新用モジュールを作成してください。ActiveUpdateサーバに公開されているモジュールの真正性を確認するための機能を停止する方法
また、こちらは Control Manager 7.0 から追加された機能です。
Control Manager 6.0 をご利用中の場合、こちらの機能を有効化するためには 7.0 へのバージョンアップが必要となります。
上記対応が困難な場合、ウイルスパターンファイルに限り、下記適用方法をご利用いただくことが可能です。
ウイルスパターンファイルの手動適用方法手動適用により配信されるウイルスパターンファイルはフルサイズとなるため、ネットワークに高い負荷を与える可能性があります。実行時には十分ご注意ください。