InterScan MSS または IMSVA をインストール後、製品の機能を利用するには管理コンソールの 管理 > 製品ライセンス 画面において、ライセンスに付与されているアクティベーションコードがアクティベートされている必要があります。
- ライセンスの契約内容や ライセンスの契約更新手続き、オフライン用アクティベーションコードの発行等、ライセンスに関して不明な点はライセンスのご購入元や担当営業、法人カスタマー、パートナーコミュニケーションセンターに相談してください。
- 統合管理管理製品として Trend Micro Control Manager (Control Manager) または Apex Central を利用している場合がありますが、ここでは Apex Central も含めて、Control Manager と表記します。
ライセンスの種類
InterScan MSS 9.1 Linux版 と IMSVA 9.1 では 製品ライセンス の画面に次のライセンスが用意されています。
- クラウドプレフィルタ
- クラウドプレフィルタを利用する場合、InterScan MSS または IMSVA 用に発行された "IM-" から始まるアクティベーションコードを入力します。クラウドプレフィルタの利用は必須ではありません。
- ウイルス対策およびコンテンツフィルタ
- InterScan MSS または IMSVA 用に発行された "IM-" から始まるアクティベーションコードを入力します。このライセンスはウイルス検索およびコンテンツフィルタに使用されます。
- スパムメール対策 (コンテンツ検索)
- InterScan MSS または IMSVA 用に発行された "IM-" から始まるアクティベーションコードを入力します。InterScan MSS 9.1 Linux版 では購入されているライセンスによって "AS-" から始まるアクティベーションコードを入力する場合があります。このライセンスはスパムメールやWebレピュテーションの検索など、スパムメール対策の機能に使用されます。
- メールレピュテーションとIPプロファイラ
- 「スパムメール対策 (コンテンツ検索)」と同様、InterScan MSS または IMSVA 用に発行された "IM-" や "AS-" から始まるアクティベーションコードを入力しますが、「スパムメール対策 (コンテンツ検索)」のライセンス登録時に同じアクティベーションコードが自動的に登録されます。このライセンスはメールレピュテーション (Email Reputation Services, ERS) など、送信者フィルタの機能に使用されます。
- Trend Micro Email Encryption
- Trend Micro Email Encryption (TMEE) のライセンスは日本では販売されていないため、アクティベートすることはありません。また、InterScan MSS 9.1 Linux版 では入力できないよう無効化されています。
- 規制コンプライアンス
- 情報漏えい対策となる規制コンプライアンス (DLP) の機能を利用する場合、情報漏えい対策のライセンスに付与された "DL-" から始まるアクティベーションコードを入力します。規制コンプライアンスの利用は必須ではありません。
購入されているライセンスによって情報漏えい対策のライセンスが発行されていない場合があります。
ライセンス認証サーバへの接続
InterScan MSS または IMSVA では以下の URL でライセンス認証サーバに HTTP (80/tcp) で接続し、ライセンスの有効期限をチェックしています。
- ライセンス認証サーバ接続の URL
- http://licenseupdate.trendmicro.com/ollu/license_update.aspx
IPアドレスは随時変更されるため、開示していません。
プロキシを経由した接続
インターネットにプロキシサーバ経由で接続する環境では 管理 > プロキシ の画面で「パターンファイル、エンジン、およびライセンスのアップデート、Webレピュテーションのクエリ、証明書の有効性の確認、さらにクラウドプレフィルタ、Trend Micro Email Encryption、およびTime-of-Clickプロテクションサービスとの通信にプロキシサーバを使用します。」のチェックを入れ、プロキシサーバのホスト名またはIPアドレスとポートを適切に設定する必要があります。
ライセンスの新規登録
以下の場合、製品に新たにアクティベーションコードを登録してアクティベートする必要があります。
- InterScan MSS または IMSVA を新規にインストール後、製品版ライセンスを初めて登録する場合
- オフライン用アクティベーションコードに切り替える場合
- ライセンス更新時にライセンスが変更され、新しいアクティベーションコードが発行されている場合
新規にライセンスを登録した場合、検索サービスが再起動します。
ライセンスの登録方法
-
まず、管理コンソールの 管理 > 製品ライセンス 画面を開きます。
例えば「ウイルス対策およびコンテンツフィルタ」のライセンスに登録するには、「ウイルス対策およびコンテンツフィルタ」にある「新規入力」のリンクをクリックします。
-
アクティベーションコードの新規入力画面が表示されます。
新しいコードに "IM-" から始まるアクティベーションコードを入力し、[アクティベート] をクリックしてください。
InterScan MSS に IMSVA 用のアクティベーションコードを入力するなど、アクティベーションコードに誤りがある場合、「アクティベーションコードに誤りがあります。コードを確認して、再度実行してください。問題が解決しない場合は、テクニカルサポートにお問い合わせください。」というポップアップメッセージが表示されます。
-
製品ライセンス の画面に戻ります。ライセンスの有効期限が正しく表示されているか、確認してください。
次に「スパムメール対策 (コンテンツ検索)」のライセンスに関しても同様に "IM-" から始まるアクティベーションコードを入力してアクティベートします。「スパムメール対策 (コンテンツ検索)」をアクティベートすると「メールレピュテーションとIPプロファイラ」も自動的にアクティベートされます。
また、必要に応じて「クラウドプレフィルタ」や「規制コンプライアンス」のライセンスをアクティベートしてください。
ライセンスの更新
ライセンスの更新手続きとライセンス認証サーバ
ライセンスの更新手続き完了後、新しい有効期限がライセンス認証サーバに反映されるまでに2週間ほどかかります。管理 > 製品ライセンス 画面にある「詳細情報をオンラインで確認」のリンクをクリックすると、ライセンス認証サーバ上の有効期限を確認できます。
通常、ライセンスの更新手続きでアクティベーションコードが変更されることはありませんが、契約状況によってアクティベーションコードが変更される場合があります。アクティベーションコードが変更された場合には ライセンスの新規登録 のセクションに記載されている手順で新しいアクティベーションコードを入力し、アクティベートしてください。
ライセンスの猶予期間と猶予期間終了後の動作
InterScan MSS や IMSVA のライセンス (アクティベーションコード) には通常 90日間 の猶予期間が設けられています。例えばライセンスの有効期限が 2020/1/31 であれば、2020/1/31 0時 から 2020/4/30 0時までが猶予期間となります。
猶予期間中、一切の制限なく従来どおり、製品は動作します。
しかし猶予期間が終了すると、コンポーネントのアップデート機能が制限されます。そのため、猶予期間終了後もウイルス検索などのメッセージの処理は従来どおりに行われますが、メッセージは最新のウイルスパターンファイルやスパムメール対策パターンファイルを使用して検索されません。
インターネット接続環境
ライセンスの自動更新
InterScan MSS および IMSVA にはライセンスの自動更新機能が実装されています。直接またはプロキシサーバ経由でインターネットに接続できる環境であれば、ライセンス (アクティベーションコード) の有効期限は自動的に更新され、特に作業を実施する必要はありません。
InterScan MSS および IMSVA は有効期限の前日を除き、有効期限を起点にして 30日ごと にライセンス認証サーバに接続して、ライセンスの有効期限をチェックしています。また、猶予期間終了後、ライセンスの有効期限が更新されるまで、毎日ライセンス認証サーバに接続して有効期限をチェックします。
例えばライセンスの有効期限が 2020/1/31 であれば、次のタイミングでライセンス認証サーバに接続してライセンスの有効期限をチェックします。
- 2019/09/03 00:00 有効期限の 150日前
- 2019/10/03 00:00 有効期限の 120日前
- 2019/11/02 00:00 有効期限の 90日前
- 2019/12/02 00:00 有効期限の 60日前
- 2020/01/01 00:00 有効期限の 30日前
- 2020/01/30 00:00 有効期限の前日
- 2020/01/31 00:00 有効期限の当日 (猶予期間)
- 2020/03/01 00:00 有効期限の 30日後 (猶予期間)
- 2020/03/31 00:00 有効期限の 60日後 (猶予期間)
- 2020/04/30 00:00 有効期限の 90日後 (猶予期間終了)
- 2020/05/01 00:00 有効期限の 91日後 (猶予期間終了)
- 2020/05/02 00:00 有効期限の 92日後 (猶予期間終了)
ライセンス認証サーバをチェックした際、ライセンスの有効期限が更新されていれば 製品ライセンス 画面の有効期限を新しい有効期限に書き換えます。
ライセンスの手動更新
管理 > 製品ライセンス 画面において [ステータス更新] ボタンをクリックすると手動でライセンス認証サーバに接続して、ライセンス認証サーバのライセンスの有効期限をチェックします。
もしライセンスの有効期限が更新されていれば、「ライセンスが正常にアップデートされました。」というポップアップメッセージが表示され、製品ライセンス 画面の有効期限を新しい有効期限に書き換えた上で検索サービスを再起動します。
-
ライセンス認証サーバのライセンスの有効期限が更新されていなければ、「必要なアップデートはありません。」というポップアップメッセージが表示されます。
-
インターネットに接続できない環境では「アップデートを完了できません。インターネット接続を確認して、再度実行してください。問題が解決しない場合は、テクニカルサポートにお問い合わせください。」というポップアップメッセージが表示されます。
-
InterScan MSS 9.1 Linux版 は b1244 未満、IMSVA 9.1 は b1987 未満 の環境では、[ステータス更新] ボタンをクリックすると、ライセンスの更新の有無に関係なく検索サービスが再起動する問題が確認されています。
「詳細情報をオンラインで確認」のリンクをクリックしてライセンス認証サーバのライセンスの有効期限を更新されていることを確認した上で [ステータス更新] をクリックすることをお奨めします。
また、InterScan MSS 9.1 Linux版 b1244 未満の環境であれば、Patch 1 (b1335) を適用することでこの問題は解消します。IMSVA 9.1 b1987 未満の環境であれば、この問題が修正された最新の HotFix を提供しますのでサポートセンターにご連絡ください。
非インターネット接続環境 (Control Manager と連携)
InterScan MSS および IMSVA は Control Manager のライセンスプロファイルの配信機能に限定的に対応しています。
そのため、InterScan MSS または IMSVA がインターネットに接続していない環境であったとしても、Control Manager に管理下製品として製品を登録して運用している環境では Control Manager のライセンスプロファイルの配信機能を利用してライセンスの有効期限を更新できます。
ライセンスの自動更新
Control Manager は毎日 0:00 にライセンス認証サーバに接続し、各ライセンスの有効期限をチェックしています。ライセンス認証サーバのライセンスの有効期限が更新されていれば、管理下製品にライセンスプロファイルを配信し、ライセンスの有効期限を更新します。
ライセンスの手動更新
Control Manager サーバの管理下製品のライセンス画面でライセンスの再配信を行い、ライセンスを更新してください。
- 既存のアクティベーションコードを別のアクティベーションコードに置き換えるライセンスプロファイルの配信機能には対応していません。
- InterScan MSS 9.1 Linux版 のビルドが b1244 未満の環境では正しくライセンスが更新されません。InterScan MSS のビルドが b1244 未満の場合、Patch 1 (b1335) を適用してください。
非インターネット接続環境
InterScan MSS または IMSVA がインターネットに接続しておらず Control Manager とも連携していない環境では、管理 > 製品ライセンス 画面でライセンス (アクティベーションコード) の正しい有効期限を表示することはできません。
その場合、オフライン用アクティベーションコードの発行を依頼して、ライセンスの新規登録のセクションに記載されている手順にしたがってアクティベーションコードを登録してください。
ライセンス有効期限の通知
ライセンスの有効期限が近づくと、あるいはライセンスの有効期限を越えてライセンスが更新されていなければ、管理コンソールとメール通知で周知します。
管理コンソール上の警告メッセージの表示、および通知の送信を抑止することはできません。
管理コンソールにおける通知
有効期限の60日前からダッシュボード 画面と 管理 > 製品ライセンス の画面に有効期限が更新されるまで以下のようなメッセージが表示されます。
メッセージ | |
---|---|
60日前から有効期限前日まで | <ライセンス名>のサポート契約はあと<残り日数>日で終了します。 保護を維持して製品コンポーネントをアップデートするには、契約を更新する必要があります。 |
有効期限当日から猶予期間終了日の前日まで | <ライセンス名>のサポート契約は<有効期限の日付>に終了しました。 サポート契約終了後の更新猶予期間は<猶予期間の残り日数>日です。セキュリティ対策を最新に保つには、契約を更新する必要があります。 |
猶予期間終了日以降 | <ライセンス名>の製品アップデートは<猶予期間終了日の日付>に終了しました。 サポート契約は<有効期限の日付>に終了し、更新猶予期間は<猶予期間終了日の日付>に終了しました。保護を維持して製品コンポーネントをアップデートするには、契約を更新する必要があります。 |
メール通知
InterScan MSS 9.1 Linux版 および IMSVA 9.1 では、有効期限の15日前から猶予期間終了日まで毎日 0時 に以下のような件名で管理者にライセンスの有効期限について通知が送信されます。
件名 | 本文 | |
---|---|---|
15日前から有効期限前日まで | <ライセンス名>のライセンスの有効期限はあと<残り日数>日で終了します | <ライセンス名>のライセンスの有効期限はあと<残り日数>日で終了します。 |
有効期限当日から猶予期間終了日まで | <ライセンス名>のライセンスの有効期限は<有効期限からの経過日数>日前に終了しています | <ライセンス名>のライセンスの有効期限は<有効期限からの経過日数>日前に終了しています。 現在はライセンスの更新猶予期間であり、この期間はあと<猶予期間の残り日数>で終了します。 |
よくある問い合わせ
Q1: 旧バージョンで使用していたアクティベーションコードを 9.1 でそのまま利用できますか。
ライセンスに変更がなければ、旧バージョン、例えば IMSVA 9.0 で使用していたアクティベーションコードを 9.1 において利用することは可能です。
Q2: 管理コンソールの ダッシュボード 画面と 管理 > 製品ライセンス の画面に「クラウドプレフィルタはアクティベートされていません。この機能を使用するには、クラウドプレフィルタをアクティベートします。」や「Trend Micro Email Encryptionはアクティベートされていません。この機能を使用するには、Email Encryptionをアクティベートします。」、「規制コンプライアンスはアクティベートされていません。この機能を使用するには、規制コンプライアンスをアクティベートします。」という通知が表示されます。何か対処が必要ですか。
ライセンスの種類 のセクションで説明されているとおり、クラウドプレフィルタや規制コンプライアンスの利用は必須ではありません。また、Trend Micro Email Encryption のライセンスは販売されていません。そのため、特に対処の必要はありません。
通知が表示されないようにするには 管理 > 製品ライセンス の画面において「無効なコンポーネントの通知を非表示」ボタンをクリックします。
再度通知が表示されるようにするには「無効なコンポーネントの通知を表示」ボタンをクリックしてください。
Q3: ライセンスを更新した場合、サービスの再起動など、メールトラフィックに影響しますか。
新規にライセンスを登録した場合、および手動でライセンスを更新した場合には検索サービスが再起動されます。検索サービス再起動時による影響に関しては こちら を参照してください。
ライセンスの自動更新では検索サービスは再起動されません。
- 実際には検索サービスに加え、ポリシーサービスも再起動します。しかし、ポリシーサービスの再起動にはほとんど時間がかからず、検索サービスのように数十秒間サービスが停止するわけではないため、ここでは言及しません。
- 送信者フィルタが有効な環境で「スパムメール対策 (コンテンツ検索)」と「メールレピュテーションとIPプロファイラ」のライセンスを登録したり、手動で更新した場合、送信者フィルタのサービスも再起動します。しかし、ポリシーサービスと同様、サービスの再起動にはほとんど時間がかからず、検索サービスのように数十秒間サービスが停止するわけではないため、ここでは言及しません。詳しくは こちら を参照してください。
Q4: 「スパムメール対策 (コンテンツ検索)」のライセンスに新しいアクティベーションコードを入力してアクティベートしようとしたところ、「Time-of-Clickプロテクションサービスのアクティベーションコードを更新できません。」というポップアップメッセージが表示されてアクティベートできません。対処方法を教えてください。
Time-of-Click プロテクションの機能はアクティベーションコードに紐付けられているため、Time-of-Click プロテクション機能を利用している場合、ポリシー > Time-of-Clickプロテクション で設定画面を一度でも表示した場合にはアクティベーションコードを変更できません。
その場合、以下の手順を実施してください。
InterScan MSS のインストールディレクトリは初期設定では /opt/trend/imss です。インストール時にインストールディレクトリを変更している場合には /opt/trend/imss を置き換えてください。
-
InterScan MSS または IMSVA サーバに root でログインして PostgreSQL の psql コマンドを実行し、データベースにログインします。
(InterScan MSS 9.1 Linux版)# source /opt/trend/imss/script/pg.rc # /opt/trend/imss/PostgreSQL/bin/psql -h 127.0.0.1 imss sa
(IMSVA 9.1)# /opt/trend/imss/PostgreSQL/bin/psql imss sa
-
次に以下の SQL コマンドをセミコロン (";") まで実行して、行を削除します。
imss=# DELETE FROM tb_global_setting where section = 'click_protection' AND name = 'ws_api_key'; DELETE 1
-
下記コマンドを実行して psql のセッションを終了します。
imss=# \q
-
最後に管理コンソールの 管理 > 製品ライセンス の画面から「スパムメール対策 (コンテンツ検索)」のライセンスをアクティベートします。
Q5: ライセンスの更新手続きは完了していますが、管理 > 製品ライセンス 画面でライセンスの有効期限が自動的に更新されていません。なぜでしょうか。
多くの場合、ライセンス認証サーバにライセンスの更新が反映されるタイミングと、製品がライセンス認証サーバをチェックするタイミングに起因しますが、必要に応じて順に以下の手順を確認して問題を切り分けてください。
-
ライセンスの更新手続きでアクティベーションコードが変更されていないか、確認してください。
もしアクティベーションコードが変更されていれば、ライセンスの新規登録のセクションに記載されている手順にしたがって新しいアクティベーションコードを登録してください。
アクティベーションコードに変更がない場合、手順 2 に進みます。
-
ライセンスの更新のセクション「ライセンスの更新手続きとライセンス認証サーバ」に記載されているとおり、ライセンス更新手続き完了後、即座にライセンス認証サーバにライセンスの更新が反映されるわけではありません。
ライセンス認証サーバに新しいライセンスの有効期限が反映されるまで、しばらくお待ちください。
「詳細情報をオンラインで確認」のリンクをクリックしてライセンス認証サーバ上の有効期限が更新されていることを確認したら、手順 3 に進みます。
-
ユーザ環境がインターネット接続が可能な環境か、それともインターネットに接続できない環境か、あるいは Control Manager と連携している環境かを確認してください。
インターネットに接続できない環境ではライセンスの更新のセクションの「非インターネット接続環境」にしたがってオフライン用アクティベーションコードを取得し、登録してください。
インターネットに接続できない環境であるものの、管理コンソールの 管理 > IMSS設定 > 接続 > Control Managerサーバ または 管理 > IMSVA設定 > 接続 > Control Managerサーバ の画面で Control Manager の管理下製品として製品が登録されている場合、手順 4 に進んでください。
インターネットに接続が可能な環境の場合、手順 5 に進んでください。
-
ライセンスの更新のセクションの「非インターネット接続環境 (Control Manager と連携)」に記載されているとおり、Control Manager は毎日 0:00 にライセンス認証サーバに接続し、各ライセンスの有効期限をチェックしています。
ライセンス認証サーバのライセンスの有効期限が更新されていれば Control Manager は管理下製品にライセンスプロファイルを配信し、ライセンスの有効期限を更新します。しかし、一時的なネットワークの問題など、ライセンスプロファイルの配信に失敗した場合、その後、ライセンスプロファイルの配信機能により自動的にライセンスが更新されることはありません。
Control Manager サーバの管理下製品の ライセンス管理 画面で InterScan MSS または IMSVA のアクティベーションコードの有効期限が更新されている一方、製品の 製品ライセンス 画面で有効期限が更新されていなければ、Control Manager から手動でライセンスプロファイルを再配信してください。
-
直接またはプロキシサーバを経由してインターネットに接続できる環境かどうかを確認するには、インターネット上の Active Update サーバに接続してコンポーネントのアップデートが問題なく行われているかを確認するのが簡単です。
まず、Active Update サーバに接続してウイルスパターンファイル等のコンポーネントをアップデートしている環境であれば 管理 > アップデート > コンポーネント > アップデート元 の画面で「トレンドマイクロのアップデートサーバ」が選択され、コンポーネントのアップデート元に Active Update サーバが指定されています。
また、管理 > アップデート > コンポーネント > スケジュール の画面で予約アップデートが有効です。
そのような環境では毎日コンポーネントがアップデートされているため、システムステータス の画面を確認すれば、例えばウイルスパターンファイルの「現在のバージョン」「利用可能なバージョン」には 最新のバージョン が表示されているはずです。
このように直接またはプロキシサーバを経由してインターネットに接続できる環境であれば、ライセンスの更新のセクションの「インターネット接続環境」に記載されているとおり、管理 > 製品ライセンス 画面のライセンスの有効期限は自動的に更新されます。
しかし、製品がライセンス認証サーバをチェックする間隔は 30日 です。
例えば有効期限の5日後にライセンス認証サーバに新しい有効期限が反映されたとします。その場合、次のチェックのタイミング (有効期限の30日後) までライセンス認証サーバのチェックは行わなれないため、製品ライセンス 画面のライセンスの有効期限が更新されることはありません。
したがってインターネットに接続できる環境であれば次のライセンス認証サーバのチェックが行われて自動的にライセンスの有効期限が更新されるまで、しばらく待ってください。
自動的に更新されるのを待たず即座に有効期限を更新するのであれば [ステータス更新] のボタンをクリックして手動で更新してください。この場合、検索サービスの再起動が発生します。