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Deep Security の正常性確認に関ましては発生アラートおよび各種Agentのステータスシステムイベント、各機能のイベントをなどご確認ください。

プロセスの死活といったシステムの死活に関する正常性監視は[HowTo] Trend Micro Deep Security システムの正常稼動監視方法(死活監視編)を参照ください。

発生するイベントは発生状況や稼働環境により様々となりますが以下にて「セキュリティアップデートが失敗する」の例を記載いたします。 こちらの確認対象となるシステムイベントは「イベントID:2205 セキュリティアップデート: Agent/Applianceでのパターンファイルのアップデート失敗」が該当いたします。


「イベントID:2205」発生時の例

セキュリティアップデートに失敗した場合、Agentのステータスランプが「オレンジ」に変化しステータスに「セキュリティアップデート:Agent/Applianceでのパターンファイルのアップデート失敗」が表示されます。

以下のいずれかの手段にてセキュリティアップデートの失敗を示すイベントID:2205の記録を確認可能です。

  • 上記のステータスをクリック
  • [管理コンソール]>[イベントとレポート]
  • [管理コンソール]>[コンピュータ]>該当のコンピュータの[詳細]>[概要]>[システムイベント]

該当のイベントを開くと、以下のとおりイベントの詳細が確認可能です。

「イベントID:710 イベントの取得」が同時間帯に出力されている場合はより詳細なログが記録されている場合がございます(エラーの内容や状況により出力されない場合もございます)。

こちらのイベントIDの内容は以下から確認可能です。

また、イベントに応じたアラートも設定により出力可能です。セキュリティアップデートが失敗する場合は以下のアラートが発報されます。

アラート「X台のコンピュータで不正プログラム対策コンポーネントのアップデートに失敗しました。」を確認し、アラートの発生時間や発生対象を確認します。

設定によりアラートをメールにて転送可能となります。詳細はアラートメールの仕様についてを参照ください。

上記のようにステータスの変化やアラートを確認した場合、以下の対処を実施します。

  1. 発生しているイベント内記載の対処法を実施してください。

  2. 製品Q&ADeep Security ヘルプセンターにて発生事象のキーワードで検索し、該当事象がないか確認してください。

    以下のように製品Q&Aでキーワードを検索した場合、こちらのソリューションなどがヒットします。

  3. 上記1,2にて解消がされない場合、サポートセンターへお問い合わせください。その際、1,2にてどのような確認をされたか合わせてご連絡ください。

各種イベントはSyslog転送設定を行っている場合、転送先サーバ側でも確認可能となります。

例として上記のセキュリティアップデート失敗の場合、以下のようにシステムイベントを確認可能となります。"2205"の箇所がシステムイベントIDとなります。

Apr 20 03:20:54 kaga CEF: 0|Trend Micro|Deep Security Manager|12.0.383|2205|Security Update: Pattern Update on Agents/Appliances Failed|6|src=192.168.100.120 suser=System target=DSA-test msg=There was a failure performing an Anti-Malware Component Update. Check the Agent/Appliance Events for the cause. TrendMicroDsTenant=Primary TrendMicroDsTenantId=0

Apr 20 03:20:54 kaga CEF: 0|Trend Micro|Deep Security Manager|12.0.383|710|Events Retrieved|3|src=192.168.100.120 suser=System target=DSA-test msg=Description Omitted TrendMicroDsTenant=Primary TrendMicroDsTenantId=0

補足事項

Deep Security において、ユーザ様には基本的には上記のとおりDSM管理コンソールの表示にて状態をご確認いただき、ログファイルについては弊社が何らかの調査を実施する際に利用するものと想定いたしております。製品ログの内容に関しましては調査の際に使用されます製品の内部動作記録となりますため、各メッセージの内容や発生条件などの詳細な仕様につきましては、原則として公開していないものとなります。製品動作上の正常性確認に関しましては関連サービス・プロセスの稼働状況やアラートや各種イベント情報からご確認ください。

なお、製品動作上一時的にErrorやWarningといったメッセージが製品ログ内に記録される場合がございますが、内部処理の一時的な失敗は多くの場合リトライ処理によって自動的に是正がされるため、発生時間帯にてアラートや各種イベント、ステータス上など特段動作上の問題が発生していない場合は静観をいただいて問題ないものとなります。

製品ログ内のメッセージに関するお問い合わせをいただく場合、発生している事象やエラーと合わせて確認が必要となりますのでお問い合わせをご希望の際は以下を合わせてご提供ください。その際、上記の事由により詳細情報の開示が行えない場合もございますことを予めご了承ください。

  1. お問い合わせの背景
  2. 確認メッセージと同時間帯にて発生している具体的な事象
  3. 上記2が確認可能な情報(画面ショットなど)
  4. DSMおよびDSAの診断パッケージ(取得方法はこちら
  5. 確認メッセージの発生時間帯を含むシステムイベントログ

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