Apex One Patch 3 (ビルド 8378) 以降、Apex One エージェントに、サポートコネクタのエンハンスメントが追加されました。
サポートコネクタは、将来的にユーザーの操作なしでデバッグログの採取を可能とするためのエンハンスメントとなり、再現が困難な問題のトラブルシューティングでの使用を想定しています。
※プライバシーに関連する情報の採取等は行っていません。
- サポートコネクタは、デフォルトでは以下、バックエンドのシステムに一時間ごとに接続確認を行っています。
https://support-connector-service.manage.trendmicro.com
- タスクスケジューラに、以下タスクが作成されます。
[Trend Micro Apex One Security Services Support Connector]
タスクスケジューラにて、バックエンドのシステムへの接続頻度を変更する事が可能です。
あるいは[無効]を選択する事で、無効化する事が可能です。
※[ファイル名を指定して実行]ダイアログにて、「taskschd.msc」と入力、[Enter]キーを押す事で、タスクスケジューラをご確認いただけます。
Support Connectorのインストールパス:
%ProgramFiles(x86)%\Trend Micro\SupportConnector\SupportConnector.exe
■ サポートコネクタを無効化する方法
サポートコネクタに懸念があるお客様は、以下の手順を実施いただくことでサポートコネクタによるバックエンドのシステムへの接続確認を停止できます。
※Patch5 (ビルド 9565) 以降は、EnableRP=0を追加することで、[Trend Micro Apex One Security Services Support Connector] のタスクは削除可能です。
1) Apex One Patch 4 (ビルド 9120) もしくはそれ以降を適用します。
2) テキストエディタを用いて、Apex One サーバのインストールディレクトリ配下の "PCCSRV" フォルダ内にある "ofcscan.ini" ファイルを開きます。
3) "[Global Setting]" セクションの配下に以下のキーを手動で追加し、値を "0" に設定します。
[Global Setting]
EnableRP = 0
4) "ofcscan.ini" ファイルを上書き保存し、閉じます。
5) Apex One サーバの管理コンソールにログインし、[エージェント] > [グローバルエージェント設定] を開きます。
6) "グローバルエージェント設定" 画面の一番下にある [保存] ボタンをクリックし、エージェントに設定を配信します。設定が反映されたエージェントには、以下のレジストリキーが作成されます。
・64bit OS:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\TrendMicro\OSCEUpdater
・32bit OS:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TrendMicro\OSCEUpdater
レジストリキー:
Key: EnableRP
Type: DWORD
Value: 0
■ 無効化したサポートコネクタを有効化する方法
無効化する際に追加した以下のキーの値を "1" に設定します。
[Global Setting]
EnableRP = 1
※追記した「EnableRP = 0」を削除しても有効にはなりません。