当ポリシー適用の見送りに関するご連絡(2021年1月21日 追記)
2021年前半リリース予定のDDEI 5.1よりLong-Term Support Release(LTSR)とShort-Term Support Release(STSR)を開始予定でしたが、弊社製品開発戦略の見直しに伴って、提供開始を見合わせさせていただく事になりました。
現在提供中のサポートバージョンを含め、DDEI 5.1以降も従来通りのサポートライフサイクルを継続する方針となります。
提供再開予定は現状未定となっております。
当該バージョンポリシーをベースとした運用をご検討のお客様におかれましては、 ご不便をお掛けしますこと、お詫び申し上げます。
背景
DDEIでは、メールを利用した標的型攻撃やサイバー脅威の進化に対応すべく、定期的なバージョンアップを行っております。
一方で、お客様のメールシステム環境の運用方針によっては、頻繁なDDEIのバージョンアップ作業の実施が困難なケースがあります。こちらのケースの場合、以下のデメリットが想定されます。
- DDEIでは、新バージョンのリリースに伴って旧バージョンのサポート終了が決定いたします。
そのため、DDEIの長期運用には、頻繁なバージョンアップ作業が必要となります。 - 緊急性の高い事象の改善のため、速やかなバージョンアップが必要となるケースが考えられます。
しかしながら、バージョンアップ作業の計画や承認に時間を要するため、速やかなバージョンアップが困難なことがあります。
上述の状況を改善するため、5.0以降のバージョンから、以下2つのバージョンリリースポリシーを適用することとなりました。
これらはバージョンリリースの方針であり、DDEIの販売方法やライセンス体系等には一切変更はございません。
Long-Term Support Release(以下、LTSR)
5.0、6.0等の初期のメジャーバージョンに適用するポリシーです。
緊急性の高い事象の改善、影響の大きい脆弱性への対応につきましては、初期のメジャーバージョンに対してもHotfixとして継続提供いたします。
一定のバージョンで可能な限り長期の運用を行いたい場合、5.0、6.0等の各メジャーバージョンの初期バージョンをベースに運用いただくことが有効です。
Short-Term Support Release(以下、STSR)
5.1、5.2等のマイナーバージョンに適用するポリシーです。
定期的なリリースが行われ、各種不具合修正や脆弱性対応に加え、最新の機能を提供いたします。
定期的なバージョンアップが可能な場合、マイナーバージョンアップを行うことで、DDEIの最新の機能をご利用いただけます。
両ポリシーの詳細につきましては、以下の比較表をご参照ください。
比較表
LTSR | STSR | |
---|---|---|
対象 |
メジャーバージョンの初期バージョン | 各マイナーバージョン 例)5.1, 5.2, ... |
リリースサイクル目安(※1) | 約2年毎 | 約半年毎 |
サポート期限 | リリースから約3年間 メジャーバージョンの初期バージョン(5.0, 6.0等)のサポート期限となります。 | リリースから約1年間(※2) 各マイナーバージョンのサポート期限となります。 |
最新エンジン、パターンファイルの提供 | 〇 | 〇 |
新機能提供 | × 同メジャーバージョン帯の更なる機能追加は、マイナーバージョンでのみ提供されます。 |
〇 |
Hotfix提供 | △ 緊急性の高い事象の改善、影響の大きい脆弱性対応に対ついては、メジャーバージョンの初期バージョン(5.0, 6.0等)に対してもHotfixを提供します。 | 〇 |
次期メジャーバージョンへのバージョンアップ | 〇 「メジャーバージョンの初期バージョン(5.0, 6.0等)から次期メジャーバージョンへ直接アップグレードできる」パッケージを提供します。 | △ 「最新のマイナ―バージョンから次期メジャーバージョンへアップグレードできる」パッケージを提供します。 次期メジャーバージョンへのアップグレードには、まずは最新のマイナーバージョンへアップグレードいただく必要があります。 |
※2 次期マイナーバージョンへのアップグレードは、2バージョンポリシーを採用します。例えば、DDEI 5.2がリリースされる場合、アップグレードパッケージはDDEI 5.0とDDEI 5.1に提供されます。DDEI 5.3がリリースされる場合、アップグレードパッケージはDDEI 5.2とDDEI 5.1に提供されます。