ビュー:

目次

  1. 概要
  2. 移行対象製品
  3. ポリシーの移行
  4. "ウイルス"ポリシー
  5. "その他"ポリシー
  6. よくあるご質問
 

概要

InterScan Messaging Securityシリーズを含むオンプレミスゲートウェイ製品は、2025年3月末でサポート終了となります。
InterScan Messaging Securityシリーズの後継製品は、SaaS製品であるTMEmSとなります。
こちらのサポート終了に伴い、SaaS製品への移行ライセンスを2020年11月2日より受注開始いたします。
移行ライセンスの詳細につきましては、こちらをご参照ください。

当該移行ライセンスの提供に伴い、TMEmSにて「InterScan Messaging Securityシリーズの設定をTMEmSへ移行する」機能である「InterScan MSS/IMSVA移行ツール」をご用意しております。
TMEmSの管理画面からTMEmSの初期設定を実施いただいた後、本機能を用いてInterScan Messaging Securityシリーズの設定バックアップをTMEmSへアップロードいただくことで、 InterScan Messaging Securityシリーズの設定をTMEmSへ移行いだだけます。
手順等につきましてはこちらをご確認ください。

移行対象製品

InterScan MSS/IMSVA移行ツールを使用し、TMEmSへ移行可能な製品は以下となります。

  • InterScan Messaging Security Suite 9.1 Linux版(以降、InterScan MSS 9.1)
  • InterScan Messaging Security Virtual Appliance 9.1(以降、IMSVA 9.1)
  1. InterScan Messaging Security Suite Windows版は移行対象外となります。
  2. InterScan MSS/IMSVA移行ツールを使用するには、上記移行対象の製品を特定のビルドへアップグレードいただく必要があります。詳細はこちらに記載の手順をご参照ください。

InterScan MSS/IMSVA移行ツールで移行可能なInterScan MSS 9.1/IMSVA 9.1の設定には制限がございます。
移行される設定と移行されない設定の概要については、以下のTMEmSのオンラインヘルプに記載がございます。
本KBでは、ポリシーの移行に関する詳細な情報を紹介しております。

 

ポリシーの移行

InterScan MSS/IMSVAのポリシールールは、管理画面の[ポリシー] > [ポリシーリスト]から管理できます。
ポリシールールには、"グローバルDKIM適用ルール"、"ウイルス"ポリシー、"その他"ポリシーの3種類がございます。
"グローバルDKIM適用ルール"については、こちらに詳細を記載しておりますのでご参照ください。
以下、"ウイルス"ポリシーと"その他"ポリシーについて記載いたします。

"ウイルス"ポリシー

InterScan MSS/IMSVAのポリシールールの設定"このルールの適用対象"によって、受信保護設定/送信保護設定のどちらのポリシーとして移行されるかが変化します。

  1. 共通移行設定("受信者と送信者"条件以外)
  2. "このルールの適用対象:受信メッセージ"のルールの移行先と"受信者と送信者"条件
  3. "このルールの適用対象:送信メッセージ"のルールの移行先と"受信者と送信者"条件
  4. "このルールの適用対象:受信メッセージと送信メッセージの両方"のルールの移行先と"受信者と送信者"条件
  5. "このルールの適用対象:すべてのメッセージ"のルールの移行先と"受信者と送信者"条件
  6. "このルールの適用対象:POP3"のルールの移行先と"受信者と送信者"条件
  

1.共通移行設定("受信者と送信者"条件以外)

設定"このルールの適用対象"の値によらず、"受信者と送信者"条件以外の設定は共通で以下のように移行されます。

InterScan MSS/IMSVAの設定項目移行先のTMEmSのウイルスポリシーの設定補足事項
"ルール"タブ - 有効基本情報 - ステータス移行で「エラー」と判定された場合、TMEmSではステータスが自動的に無効となります。
その際、ポリシー一覧画面の"移行ステータス"に"修正が必要"と表示されます。
"ルール"タブ - ルール名基本情報 - 名前 
"ルール"タブ - 順序番号(実行順序)TMEmSのドメイン別のポリシー一覧画面で設定できる実行順序に反映されます。
"備考"タブ - 備考基本情報 - 備考 
"ルール"タブ - 検索条件検索条件設定内容を問わず、常に以下の固定設定に移行されます。
受信保護設定限定の設定"高度な設定の指定: "は、InterScan MSS/IMSVAの[ポリシー] > [仮想アナライザ]の設定が引き継がれます。


 
"ルール"タブ - 基本処理 - インターセプト処理 - インターセプト
  1. ”次の受信者に変更"を設定している場合、変更アドレスのドメインがTMEmSで登録済みのドメインでないと、ポリシーそのものが「未サポート」と判定され移行されません。
  2. "中継"を設定している場合、配送先としてプライベートIP帯(10.0.0.0/8, 172.16.0.0/12, 192.168.0.0/16)のIPアドレスを指定していると、ポリシーそのものが「未サポート」と判定されて移行されません。
"ルール"タブ - 基本処理 - 変更
「トレンドマイクロの推奨処理」

処理 - 変更
「駆除可能な不正プログラムを駆除し、駆除不可能な不正プログラムを削除」

 
"ルール"タブ - 基本処理 - 変更
「ウイルス駆除不能な場合」
処理 - 変更
「駆除可能な不正プログラムを駆除し、駆除不可能な不正プログラムを削除」

「ウイルス駆除不能な場合」の以下2つの選択肢は移行対象外です。

一致する添付ファイルを削除
すべての添付ファイルを削除

"ルール"タブ - 基本処理 - 変更
「添付ファイルを削除」
処理 - 変更
「一致する添付ファイルを削除」

「添付ファイルを削除」の以下2つの選択肢は移行対象外です。
 
一致する添付ファイルを削除
すべての添付ファイルを削除

"ルール"タブ - 基本処理 - 変更
「X-headerを挿入」
処理 - 変更
「Xヘッダの挿入」
 
"ルール"タブ - 基本処理 - 変更
「本文にスタンプを挿入」
処理 - 変更
「本文にスタンプを挿入」
 
"ルール"タブ - 基本処理 - 変更
「標準メッセージにスタンプを挿入」
(移行対象外です) 
"ルール"タブ - 基本処理 - 変更
「件名にタグを挿入」
処理 - 変更
「件名にタグを挿入」
 
"ルール"タブ - 基本処理 - 変更
「配信の保留」
(移行対象外です) 
"ルール"タブ - 基本処理 - 通知
「ポリシー通知の送信」
処理 - 変更
「通知送信」
 
"ルール"タブ - 基本処理 - 通知
「変更済みメッセージの保存先」
(移行対象外です) 
"ルール"タブ - 基本処理 - 通知
「BCC」
処理 - 変更
「BCC」
BCCのアドレスのドメインがTMEmSで登録済みでない場合、この設定は移行されません。
"ルール"タブ - 特殊処理(移行対象外です)特殊処理の設定はすべて移行対象外です。
 

2. "このルールの適用対象:受信メッセージ"のルールの移行先と"受信者と送信者"条件

移行先のTMEmSの設定画面:[受信保護設定] > [ウイルス検索] > [ウイルスポリシー]

"受信者と送信者"条件は以下のように移行されます。

InterScan MSS/IMSVAの設定項目移行先のTMEmSのウイルスポリシーの設定補足事項
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 宛先受信者と送信者 - 受信者
  1. 移行可能なエントリ数上限は500です。
  2. アドレスグループの移行仕様の詳細はこちらをご参照ください。
  3. LDAPユーザは、当該ユーザのメールアドレス属性値に変換されてTMEmSへ移行されます。
  4. LDAPグループの移行には、予めTMEmSのディレクトリ同期ツールで対応するLDAPグループをTMEmSに同期しておく必要があります。TMEmSに存在しないLDAPグループは移行されません。
  5. ワイルドカード使用ドメイン(例:*example.test)は、TMEmSでは使用できないため移行されません。
  6. 受信保護設定の受信者条件では、メールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みである必要があります。メールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みでない場合は移行されません。
  7. 「すべてのユーザ」を指定した場合、TMEmSでは「所属する組織」に設定され、当該ポリシールールは組織レベルのポリシールールになります。
  8. 受信者がすべて移行できないと判定された場合、ポリシーそのものが「未サポート」と判定され移行されません。
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 差出人受信者と送信者 - 送信者
  1. 移行可能なエントリ数上限は500です。
  2. アドレスグループの移行仕様の詳細はこちらをご参照ください。
  3. LDAPユーザは、当該ユーザのメールアドレス属性値に変換されてTMEmSへ移行されます。
  4. 受信保護設定の送信者条件では、LDAPグループを使用できません。そのため、LDAPグループは移行されません。
  5. ワイルドカード使用ドメイン(例:*example.test)は、TMEmSでは使用できないため移行されません。
  6. 送信者がすべて移行できないと判定された場合、ポリシーそのものが「未サポート」と判定され移行されません。
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 除外設定受信者と送信者 - 除外
  1. 移行可能なエントリ数上限は500です。
  2. アドレスグループの移行仕様の詳細はこちらをご参照ください。
  3. LDAPユーザは、当該ユーザのメールアドレス属性値に変換されてTMEmSへ移行されます。
  4. 受信保護設定の除外条件では、送信者としてLDAPグループを使用できません。そのため、送信者にLDAPグループを指定しているエントリは移行されません。受信者ではLDAPグループを使用できますが、予めTMEmSのディレクトリ同期ツールで対応するLDAPグループをTMEmSに同期しておく必要があります。TMEmSに存在しないLDAPグループを指定しているエントリは移行されません。
  5. ワイルドカード使用ドメイン(例:*example.test)は、TMEmSでは使用できないため移行されません。
  6. 受信保護設定の除外条件では、受信者のメールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みである必要があります。TMEmSで登録済みでない場合、当該エントリは移行されません。
  7. 但し、「*@*」は例外的に有効です。送信者で「*@*」を指定した場合、TMEmSでは「任意のアドレス」に変換されます。受信者で「*@*」を指定した場合、TMEmSでは「所属する組織」に変換されます。
 

3. "このルールの適用対象:送信メッセージ"のルールの移行先と"受信者と送信者"条件

移行先のTMEmSの設定画面:[送信保護設定] > [ウイルス検索] > [ウイルスポリシー]

"受信者と送信者"条件は以下のように移行されます。

InterScan MSS/IMSVAの設定項目移行先のTMEmSのウイルスポリシーの設定補足事項
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 宛先受信者と送信者 - 受信者
  1. 移行可能なエントリ数上限は500です。
  2. アドレスグループの移行仕様の詳細はこちらをご参照ください。
  3. LDAPユーザは、当該ユーザのメールアドレス属性値に変換されてTMEmSへ移行されます。
  4. 送信保護設定の受信者条件では、LDAPグループを使用できません。そのため、LDAPグループは移行されません。
  5. ワイルドカード使用ドメイン(例:*example.test)は、TMEmSでは使用できないため移行されません。
  6. 受信者がすべて移行できないと判定された場合、ポリシーそのものが「未サポート」と判定され移行されません
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 差出人受信者と送信者 - 送信者
  1. 移行可能なエントリ数上限は500です。
  2. アドレスグループの移行仕様の詳細はこちらをご参照ください。
  3. LDAPユーザは、当該ユーザのメールアドレス属性値に変換されてTMEmSへ移行されます。
  4. LDAPグループの移行には、予めTMEmSのディレクトリ同期ツールで対応するLDAPグループをTMEmSに同期しておく必要があります。TMEmSに存在しないLDAPグループは移行されません。
  5. ワイルドカード使用ドメイン(例:*example.test)は、TMEmSでは使用できないため移行されません。
  6. 送信保護設定の送信者条件では、メールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みである必要があります。メールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みでない場合は移行されません。
  7. 「すべてのユーザ」を指定した場合、TMEmSでは「所属する組織」に設定され、当該ポリシールールは組織レベルのポリシールールになります。
  8. 送信者がすべて移行できないと判定された場合、ポリシーそのものが「未サポート」と判定され移行されません。
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 除外設定受信者と送信者 - 除外
  1. 移行可能なエントリ数上限は500です。
  2. アドレスグループの移行仕様の詳細はこちらをご参照ください。
  3. LDAPユーザは、当該ユーザのメールアドレス属性値に変換されてTMEmSへ移行されます。
  4. 送信保護設定の除外条件では、受信者としてLDAPグループを使用できません。そのため、受信者にLDAPグループを指定しているエントリは移行されません。送信者ではLDAPグループを使用できますが、予めTMEmSのディレクトリ同期ツールで対応するLDAPグループをTMEmSに同期しておく必要があります。TMEmSに存在しないLDAPグループを指定しているエントリは移行されません。
  5. ワイルドカード使用ドメイン(例:*example.test)は、TMEmSでは使用できないため移行されません。
  6. 送信保護設定の除外条件では、送信者のメールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みである必要があります。TMEmSで登録済みでない場合、当該エントリは移行されません。
  7. 但し、「*@*」は例外的に有効です。送信者で「*@*」を指定した場合、TMEmSでは「所属する組織」に変換されます。受信者で「*@*」を指定した場合、TMEmSでは「任意のアドレス」に変換されます。
 

4. "このルールの適用対象:受信メッセージと送信メッセージの両方"のルールの移行先と"受信者と送信者"条件

[受信保護設定] > [ウイルス検索] > [ウイルスポリシー]と[送信保護設定] > [ウイルス検索] > [ウイルスポリシー]の両方へ移行されます。それぞれのケースでの移行の詳細は以下の通りです。

移行先のTMEmSの設定画面:[受信保護設定] > [ウイルス検索] > [ウイルスポリシー]の場合
"受信者と送信者"条件は以下のように移行されます。

InterScan MSS/IMSVAの設定項目移行先のTMEmSのウイルスポリシーの設定補足事項
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 宛先または差出人受信者と送信者 - 受信者
  1. 移行可能なエントリ数上限は500です。
  2. アドレスグループの移行仕様の詳細はこちらをご参照ください。
  3. LDAPユーザは、当該ユーザのメールアドレス属性値に変換されてTMEmSへ移行されます。
  4. LDAPグループの移行には、予めTMEmSのディレクトリ同期ツールで対応するLDAPグループをTMEmSに同期しておく必要があります。TMEmSに存在しないLDAPグループは移行されません。
  5. ワイルドカード使用ドメイン(例:*example.test)は、TMEmSでは使用できないため移行されません。
  6. 受信保護設定の受信者条件では、メールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みである必要があります。メールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みでない場合は移行されません。但し、「*@*」を指定していた場合は「所属する組織」に設定され、組織レベルのポリシールールになります。
  7. 受信者がすべて移行できないと判定された場合、ポリシーそのものが「未サポート」と判定され移行されません。
(無し)受信者と送信者 - 送信者TMEmS側の送信者条件は常に「任意のアドレス」になります。
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 除外設定受信者と送信者 - 除外
  1. 移行可能なエントリ数上限は500です。
  2. アドレスグループの移行仕様の詳細はこちらをご参照ください。
  3. LDAPユーザは、当該ユーザのメールアドレス属性値に変換されてTMEmSへ移行されます。
  4. 受信保護設定の除外条件では、送信者としてLDAPグループを使用できません。そのため、送信者にLDAPグループを指定しているエントリは移行されません。受信者ではLDAPグループを使用できますが、予めTMEmSのディレクトリ同期ツールで対応するLDAPグループをTMEmSに同期しておく必要があります。TMEmSに存在しないLDAPグループを指定しているエントリは移行されません。
  5. ワイルドカード使用ドメイン(例:*example.test)は、TMEmSでは使用できないため移行されません。
  6. 受信保護設定の除外条件では、受信者のメールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みである必要があります。TMEmSで登録済みでない場合、当該エントリは移行されません。
  7. 但し、「*@*」は例外的に有効です。送信者で「*@*」を指定した場合、TMEmSでは「任意のアドレス」に変換されます。受信者で「*@*」を指定した場合、TMEmSでは「所属する組織」に変換されます。

移行先のTMEmSの設定画面:[送信保護設定] > [ウイルス検索] > [ウイルスポリシー]の場合
"受信者と送信者"条件は以下のように移行されます。
 
InterScan MSS/IMSVAの設定項目移行先のTMEmSのウイルスポリシーの設定補足事項
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 宛先または差出人受信者と送信者 - 送信者
  1. 移行可能なエントリ数上限は500です。
  2. アドレスグループの移行仕様の詳細はこちらをご参照ください。
  3. LDAPユーザは、当該ユーザのメールアドレス属性値に変換されてTMEmSへ移行されます。
  4. LDAPグループの移行には、予めTMEmSのディレクトリ同期ツールで対応するLDAPグループをTMEmSに同期しておく必要があります。TMEmSに存在しないLDAPグループは移行されません。
  5. ワイルドカード使用ドメイン(例:*example.test)は、TMEmSでは使用できないため移行されません。
  6. 送信保護設定の送信者条件では、メールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みである必要があります。メールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みでない場合は移行されません。但し、「*@*」を指定していた場合は「所属する組織」に設定され、組織レベルのポリシールールになります。
  7. 送信者がすべて移行できないと判定された場合、ポリシーそのものが「未サポート」と判定され移行されません。
(無し)受信者と送信者 - 受信者TMEmS側の受信者条件は常に「任意のアドレス」になります。
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 除外設定受信者と送信者 - 除外
  1. 移行可能なエントリ数上限は500です。
  2. アドレスグループの移行仕様の詳細はこちらをご参照ください。
  3. LDAPユーザは、当該ユーザのメールアドレス属性値に変換されてTMEmSへ移行されます。
  4. 送信保護設定の除外条件では、受信者としてLDAPグループを使用できません。そのため、受信者にLDAPグループを指定しているエントリは移行されません。送信者ではLDAPグループを使用できますが、予めTMEmSのディレクトリ同期ツールで対応するLDAPグループをTMEmSに同期しておく必要があります。TMEmSに存在しないLDAPグループを指定しているエントリは移行されません。
  5. ワイルドカード使用ドメイン(例:*example.test)は、TMEmSでは使用できないため移行されません。
  6. 送信保護設定の除外条件では、送信者のメールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みである必要があります。TMEmSで登録済みでない場合、当該エントリは移行されません。
  7. 但し、「*@*」は例外的に有効です。送信者で「*@*」を指定した場合、TMEmSでは「所属する組織」に変換されます。受信者で「*@*」を指定した場合、TMEmSでは「任意のアドレス」に変換されます。
 

5. "このルールの適用対象:すべてのメッセージ"のルールの移行先と"受信者と送信者"条件

[受信保護設定] > [ウイルス検索] > [ウイルスポリシー]と[送信保護設定] > [ウイルス検索] > [ウイルスポリシー]の両方へ移行されます。それぞれのケースでの移行の詳細は以下の通りです。

移行先のTMEmSの設定画面:[受信保護設定] > [ウイルス検索] > [ウイルスポリシー]の場合
"受信者と送信者"条件は以下のように移行されます。

InterScan MSS/IMSVAの設定項目移行先のTMEmSのウイルスポリシーの設定補足事項

"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 宛先
※「すべてのユーザ」で固定

受信者と送信者 - 受信者TMEmS側の受信者条件は常に「所属する組織」になります。
当該ポリシールールは組織レベルのポリシールールになります。

"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 差出人
※「すべてのユーザ」で固定

受信者と送信者 - 送信者TMEmS側の送信者条件は常に「任意のアドレス」になります。
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 除外設定受信者と送信者 - 除外
  1. 移行可能なエントリ数上限は500です。
  2. アドレスグループの移行仕様の詳細はこちらをご参照ください。
  3. LDAPユーザは、当該ユーザのメールアドレス属性値に変換されてTMEmSへ移行されます。
  4. 受信保護設定の除外条件では、送信者としてLDAPグループを使用できません。そのため、送信者にLDAPグループを指定しているエントリは移行されません。受信者ではLDAPグループを使用できますが、予めTMEmSのディレクトリ同期ツールで対応するLDAPグループをTMEmSに同期しておく必要があります。TMEmSに存在しないLDAPグループを指定しているエントリは移行されません。
  5. ワイルドカード使用ドメイン(例:*example.test)は、TMEmSでは使用できないため移行されません。
  6. 受信保護設定の除外条件では、受信者のメールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みである必要があります。TMEmSで登録済みでない場合、当該エントリは移行されません。
  7. 但し、「*@*」は例外的に有効です。送信者で「*@*」を指定した場合、TMEmSでは「任意のアドレス」に変換されます。受信者で「*@*」を指定した場合、TMEmSでは「所属する組織」に変換されます。

移行先のTMEmSの設定画面:[送信保護設定] > [ウイルス検索] > [ウイルスポリシー]の場合
"受信者と送信者"条件は以下のように移行されます。
 
InterScan MSS/IMSVAの設定項目移行先のTMEmSのウイルスポリシーの設定補足事項
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 宛先
※「すべてのユーザ」で固定
受信者と送信者 - 受信者TMEMS側の受信者条件は常に「任意のアドレス」になります。
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 差出人
※「すべてのユーザ」で固定
受信者と送信者 - 送信者TMEmS側の送信者条件は常に「所属する組織」になります。
当該ポリシールールは組織レベルのポリシールールになります。
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 除外設定受信者と送信者 - 除外
  1. 移行可能なエントリ数上限は500です。
  2. アドレスグループの移行仕様の詳細はこちらをご参照ください。
  3. LDAPユーザは、当該ユーザのメールアドレス属性値に変換されてTMEmSへ移行されます。
  4. 送信保護設定の除外条件では、受信者としてLDAPグループを使用できません。そのため、受信者にLDAPグループを指定しているエントリは移行されません。送信者ではLDAPグループを使用できますが、予めTMEmSのディレクトリ同期ツールで対応するLDAPグループをTMEmSに同期しておく必要があります。TMEmSに存在しないLDAPグループを指定しているエントリは移行されません。
  5. ワイルドカード使用ドメイン(例:*example.test)は、TMEmSでは使用できないため移行されません。
  6. 送信保護設定の除外条件では、送信者のメールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みである必要があります。TMEmSで登録済みでない場合、当該エントリは移行されません。
  7. 但し、「*@*」は例外的に有効です。送信者で「*@*」を指定した場合、TMEmSでは「所属する組織」に変換されます。受信者で「*@*」を指定した場合、TMEmSでは「任意のアドレス」に変換されます。
 

6. "このルールの適用対象:POP3"のルールの移行先と"受信者と送信者"条件

"このルールの適用対象:POP3"のルールは、TMEmSの移行対象外です。

"その他"ポリシー

InterScan MSS/IMSVAのポリシールールの設定"このルールの適用対象"によって、受信保護設定/送信保護設定のどちらのポリシーとして移行されるかが変化します。
そして、実際に設定している検索条件によって、スパムメールフィルタ、コンテンツフィルタ、情報漏えい対策のいずれかの種類のルールとして移行されます。

  1. 共通移行設定("受信者と送信者"条件と検索条件以外)
  2. 検索条件
  3. 検索条件による移行先のルールの種類の決定
  4. "このルールの適用対象:受信メッセージ"のルールの移行先と"受信者と送信者"条件
  5. "このルールの適用対象:送信メッセージ"のルールの移行先と"受信者と送信者"条件
  6. "このルールの適用対象:受信メッセージと送信メッセージの両方"のルールの移行先と"受信者と送信者"条件
  7. "このルールの適用対象:すべてのメッセージ"のルールの移行先と"受信者と送信者"条件
  8. "このルールの適用対象:POP3"のルールの移行先と"受信者と送信者"条件
  

1.共通移行設定("受信者と送信者"条件と検索条件以外)

"受信者と送信者"条件と検索条件以外の"その他"ポリシーの設定は、共通で以下のように移行されます。

InterScan MSS/IMSVAの設定項目移行先のTMEmSのポリシーの設定補足事項
"ルール"タブ - 有効基本情報 - ステータス移行で「エラー」と判定された場合、TMEmSではステータスが自動的に無効となります。
その際、ポリシー一覧画面の"移行ステータス"に"修正が必要"と表示されます。
"ルール"タブ - ルール名基本情報 - 名前 
"ルール"タブ - 順序番号(実行順序)TMEmSのドメイン別のポリシー一覧画面で設定できる実行順序に反映されます。
"備考"タブ - 備考基本情報 - 備考 
"ルール"タブ - 基本処理 - インターセプト処理 - インターセプト
  1. ”次の受信者に変更"を設定している場合、変更アドレスのドメインがTMEmSで登録済みのドメインでないと、ポリシーそのものが「未サポート」と判定され移行されません。
  2. "中継"を設定している場合、配送先としてプライベートIP帯(10.0.0.0/8, 172.16.0.0/12, 192.168.0.0/16)のIPアドレスを指定していると、ポリシーそのものが「未サポート」と判定されて移行されません。
"ルール"タブ - 処理 - 変更
「X-headerを挿入」
処理 - 変更
「Xヘッダの挿入」
 
"ルール"タブ - 処理 - 変更
「添付ファイルを削除」
処理 - 変更
「一致する添付ファイルを削除」

TMEmSへの移行先がスパムポリシーの場合は、スパムポリシーでは当該処理を設定できないため、この設定は移行されません。

"ルール"タブ - 処理 - 変更
「本文にスタンプを挿入」
処理 - 変更
「本文にスタンプを挿入」
 
"ルール"タブ - 処理 - 変更
「件名にタグを挿入」
処理 - 変更
「件名にタグを挿入」
 
"ルール"タブ - 処理 - 変更
「配信の保留」
(移行対象外です) 
"ルール"タブ - 処理 - 変更
「メッセージを暗号化」
(移行対象外です) 
"ルール"タブ - 処理 - 通知
「ポリシー通知の送信」
処理 - 変更
「通知送信」
 
"ルール"タブ - 処理 - 通知
「変更済みメッセージの保存先」
(移行対象外です) 
"ルール"タブ - 処理 - 通知
「BCC」
処理 - 変更
「BCC」
BCCのアドレスのドメインがTMEmSで登録済みでない場合、この設定は移行されません。
 

2.検索条件

まず、InterScan MSS/IMSVAの"その他"ポリシーのルールの各検索条件の移行先は以下のようになっています。検索条件毎に移行先となるルールの種類が設定されております。

InterScan MSS/IMSVAでの検索条件TMEmSでの移行先ルールの種類移行先ルールでの検索条件補足事項
C&Cメール設定(移行対象外です)(移行対象外です) 
フィッシングメールスパムメールフィルタフィッシングおよびその他の不審なコンテンツ 
ソーシャルエンジニアリング攻撃からの保護スパムメールフィルタソーシャルエンジニアリング攻撃送信保護設定のスパムポリシーでは、この条件は使用できません。
そのため、移行先が送信保護設定のスパムポリシーの場合は、この設定は移行されません。
スパムメール検出設定スパムメールフィルタスパムメール
  1. 検出レベルは以下のようにTMEmSへ移行されます。
    -高: 高
    -中: 中高
    -低: 中低
    -指定: 8.1-10.0 ➞ 最低(最も控えめ)
        7.1-8.0  ➞ 低 
              5.1-7.0  ➞ 中低
              4.6-5.0  ➞ 中高
              4.1-4.5  ➞ 高
              3.0-4.0  ➞ 最高(最も強力)
  2. 以下のオプション設定はTMEmSへ移行されません。
    「DomainKeys Identified Mail (DKIM) 承認済みリスト」
    「送信者リスト」
    「テキスト除外ルール」
グレーメール検出設定スパムメールフィルタグレーメール
  1. 送信保護設定のスパムポリシーでは、この条件は使用できません。そのため、移行先が送信保護設定のスパムポリシーである場合は、この設定は移行されません。
  2. グレーメール除外リストのうち、IPv6アドレスのエントリは移行されません。
Webレピュテーション設定
「セキュリティレベル」
スパムメールフィルタWebレピュテーション
「セキュリティレベル」

以下のように移行されます。

 高: 最高(最も強力)
 中: 中高
 低: 最低(最も控えめ)

Webレピュテーション設定
「トレンドマイクロでテストされていないURLを検出した際に実行する処理を指定してください。」
スパムメールフィルタWebレピュテーション
「未評価のURLを検出する」
「仮想アナライザにURLを送信する」
  1. 以下のように移行されます。
     ”バイパス”:(「未評価のURLを検出する」:オフ,「仮想アナライザにURLを送信する」:オフ)
     "ポリシー処理を適用":(「未評価のURLを検出する」:オン, 「仮想アナライザにURLを送信する」:オフ」)
     "仮想アナライザに送信":(「未評価のURLを検出する」:オフ,「仮想アナライザにURLを送信する」:オフ)
  2.  TMEmSの"仮想アナライザにURLを送信する"のオン/オフとセキュリティレベルは、InterScan MSS/IMSVAの[ポリシー] > [仮想アナライザ]の設定を引き継ぎます。”仮想アナライザに送信”の設定内容は、移行で参照されません。
  3. "仮想アナライザにURLを送信する"は、送信保護設定のスパムポリシーでは使用できません。そのため、移行先が送信保護設定のスパムポリシーの場合は、移行されません。
Webレピュテーション設定
「Time-of-Clickプロテクション」
スパムメールフィルタWebレピュテーション
「Time-of-Clickプロテクション」
送信保護設定のスパムポリシーでは、この条件は使用できません。
そのため、移行先が送信保護設定のスパムポリシーの場合は、この設定は移行されません。
Webレピュテーション設定
「Webレピュテーション承認済みリスト」
スパムメールフィルタWebレピュテーション
「Webレピュテーション承認済みリスト」
 
添付ファイル
「名前または拡張子」
コンテンツフィルタ添付ファイルが次の状態
「名前または拡張子」
”ファイルを仮想アナライザに送信”は、TMEmSでは使用できないため、移行されません。
添付ファイル
「MIMEコンテントタイプ」
コンテンツフィルタ添付ファイルが次の状態 
「MIMEコンテントタイプ」
 
添付ファイル
「実ファイルタイプ」
コンテンツフィルタ添付ファイルが次の状態
「実際のファイルタイプ」
  1. 以下のファイルタイプは、TMEmSでは設定できないため、移行されません。
     実行可能ファイル: MSI
     画像: PNG
     圧縮ファイル: 7-Zip
     Microsoft Windowsのショートカット
  2. ”ファイルを仮想アナライザに送信”は、TMEmSでは使用できないため、移行されません。
添付ファイル
「サイズが」
コンテンツフィルタ添付ファイルのサイズが次に一致する等号/不等号条件は以下のように移行されます。
>: >
<: <=
=: TMEmSでは設定できません。そのため、無効な条件と判定され、移行されません。
添付ファイル
「添付ファイル数」
コンテンツフィルタ添付ファイルの数が次に一致する等号/不等号条件は以下のように移行されます。
>: >
<: <=
=: TMEmSでは設定できません。そのため、無効な条件と判定され、移行されません。
添付ファイル
「パスワードで保護されたzipファイル (検索不能)」
コンテンツフィルタ添付ファイルが次の状態
「パスワードで保護されている」
”次の場合にルールの処理を実行する:すべての条件に一致(AND)”としている場合、AND条件として本条件を設定していると、ポリシーそのものが移行されません。
TMEmSでは、条件"すべてを満たす"(AND条件)と設定している場合には、この条件が使用できないためです。
サイズ
「メッセージサイズが」
コンテンツフィルタメッセージサイズが次に一致する等号/不等号条件は以下のように移行されます。
>: >
<: <=
=: TMEmSでは設定できません。そのため、無効な条件と判定され、移行されません。
内容
「件名のキーワード」
コンテンツフィルタ件名が次のキーワードに一致する 
内容
「件名が空白」
コンテンツフィルタ件名が次に一致する
「空白」
 
内容
「本文のキーワード」
コンテンツフィルタ本文が次のキーワードに一致する 
内容
「ヘッダのキーワード」
コンテンツフィルタ指定したヘッダが次のキーワードに一致する 
内容
「添付ファイルのキーワード」
コンテンツフィルタ添付ファイルの内容が次のキーワードに一致する 
その他
「受信者の数が」
コンテンツフィルタ受信者の数
  1. 等号/不等号条件は以下のように移行されます。
    >: >
    <: <=
    =: TMEmSでは設定できません。そのため、無効な条件と判定され、移行されません。
  2. ”次の場合にルールの処理を実行する:すべての条件に一致(AND)”としている場合、AND条件として本条件を設定していると、ポリシーそのものが移行されません。
    TMEmSでは、条件"すべてを満たす"(AND条件)と設定している場合には、この条件が使用できないためです。
その他
「受信の時間帯」
(移行対象外です)(移行対象外です) 
その他
「メッセージを復号化できません」
(移行対象外です)(移行対象外です) 
その他
「スプーフィングされた内部メッセージ」
(移行対象外です)(移行対象外です) 
情報漏えい対策
「DLPコンプライアンステンプレート」
情報漏えい対策選択したテンプレートTMEmSの"検索するフィールドを選択"は、"その他"以外の以下すべてが固定で選択されます。
 件名/本文/送信元/添付ファイル/宛先/CC
 

3.検索条件による移行先のルールの種類の決定

"その他"ポリシーでは、設定"次の場合にルールの処理を実行する"で、選択した複数の検索条件を論理和(OR条件)または論理積(AND条件)として設定できます。
"次の場合にルールの処理を実行する"の設定と、選択した検索条件の移行先のルールの種類によって、以下のように移行先のルールの種類が決定します。
「受信保護設定と送信保護設定のどちらのルールとして移行されるか」は、設定"このルールの適用対象"の内容で決定いたします。こちらは後述の章をご参照ください。

注意事項:移行対象外のため移行不可能な検索条件のみの論理和(OR条件)または論理積(AND条件)で構成された"その他"ポリシーは、ポリシーそのものが移行されません。

"次の場合にルールの処理を実行する"選択している検索条件のルールの種類の組み合わせ移行先のTMEMSのポリシールール補足事項
いずれかの条件に一致(OR)(条件選択なし)コンテンツフィルタ「検索条件:条件なし」のコンテンツフィルタのルールとして移行されます。
"スパムメールフィルタ"条件のみスパムメールフィルタ
  1. 複数の種類の検索条件を組み合わせている場合、種類毎に検索条件を引き継いでTMEmSの各種ポリシールールに移行されます。スパムメールフィルタに移行されたルールには、"スパムメールフィルタ"条件に属する検索条件のみが移行されます。コンテンツフィルタに移行されたルールには、"コンテンツフィルタ"条件に属する検索条件のみが移行されます。情報漏えい対策に移行されたルールには、"情報漏えい対策"条件に属する検索条件のみが移行されます。
  2. TMEmSのコンテンツフィルタの"条件:"は"いずれかを満たす"が設定されます。
  3. TMEmSのスパムメールフィルタでは論理積(AND条件)が使用できません。常に論理和(OR条件)扱いとなります。
  4. TMEmSの情報漏えい対策のルールで設定できる検索条件は1つであり、そもそも論理積(OR条件)/論理和(AND条件)の概念がありません。
"コンテンツフィルタ"条件のみコンテンツフィルタ
"情報漏えい対策"条件のみ情報漏えい対策
"スパムメールフィルタ"条件と"コンテンツフィルタ"条件スパムメールフィルタ,コンテンツフィルタ
"コンテンツフィルタ"条件と"情報漏えい対策"条件コンテンツフィルタ,情報漏えい対策
"スパムメールフィルタ"条件と"情報漏えい対策"条件スパムメールフィルタ,情報漏えい対策
"スパムメールフィルタ"条件と"コンテンツフィルタ"条件と"情報漏えい対策"スパムメールフィルタ,コンテンツフィルタ,情報漏えい対策
すべての条件に一致(AND)(条件選択なし)コンテンツフィルタ「検索条件:条件なし」のコンテンツフィルタのルールとして移行されます。
"スパムメールフィルタ"条件のみ(移行対象外です)
  1. TMEmSのスパムメールフィルタでは論理和(AND条件)を使用できないため、ポリシーそのものが移行対象外となります。
  2. InterScan MSS/IMSVAで選択している検索条件が1つであっても、ポリシーそのものが移行対象外となります。
"コンテンツフィルタ"条件のみコンテンツフィルタ
  1. TMEmSのコンテンツフィルタの"条件:"は"すべてを満たす"に設定されます。
  2. "コンテンツフィルタ"条件のうち以下いずれかを選択している場合、ポリシーそのものが移行対象外となります。TMEmSでは論理積(AND条件)で使用できないためです。
    "添付ファイル - 「パスワードで保護されたzipファイル (検索不能)」"
    "その他 - 「受信者の数が」"
"情報漏えい対策"条件のみ(移行対象外です)"情報漏えい対策"の条件は1つだけですが、InterScan MSS/IMSVAで”すべての条件に一致(AND)”を選択していると、ポリシーそのものが移行対象外となります。
"スパムメールフィルタ"条件と"コンテンツフィルタ"条件(移行対象外です)TMEmSでは異なる種類のポリシーを結合できないため、ポリシーそのものが移行対象外となります。
"コンテンツフィルタ"条件と"情報漏えい対策"条件(移行対象外です)

"スパムメールフィルタ"条件と"情報漏えい対策"条件

(移行対象外です)
"スパムメールフィルタ"条件と"コンテンツフィルタ"条件と"情報漏えい対策"(移行対象外です)
 

4. "このルールの適用対象:受信メッセージ"のルールの移行先と"受信者と送信者"条件

「受信保護設定と送信保護設定のどちらのルールとして移行されるか」は、設定"このルールの適用対象"の内容で決定いたします。受信メッセージの場合、受信保護設定のルールとして移行されます。

"受信者と送信者"条件は以下のように移行されます。

InterScan MSS/IMSVAの設定項目移行先のTMEmSのポリシーの設定補足事項
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 宛先受信者と送信者 - 受信者
  1. 移行可能なエントリ数上限は500です。
  2. アドレスグループの移行仕様の詳細はこちらをご参照ください。
  3. LDAPユーザは、当該ユーザのメールアドレス属性値に変換されてTMEmSへ移行されます。
  4. LDAPグループの移行には、予めTMEmSのディレクトリ同期ツールで対応するLDAPグループをTMEmSに同期しておく必要があります。TMEmSに存在しないLDAPグループは移行されません。
  5. ワイルドカード使用ドメイン(例:*example.test)は、TMEmSでは使用できないため移行されません。
  6. 受信保護設定の受信者条件では、メールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みである必要があります。メールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みでない場合は移行されません。
  7. 「すべてのユーザ」を指定した場合、TMEmSでは「所属する組織」に設定され、当該ポリシールールは組織レベルのポリシールールになります。
  8. 受信者がすべて移行できないと判定された場合、ポリシーそのものが「未サポート」と判定され移行されません。
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 差出人受信者と送信者 - 送信者
  1. 移行可能なエントリ数上限は500です。
  2. アドレスグループの移行仕様の詳細はこちらをご参照ください。
  3. LDAPユーザは、当該ユーザのメールアドレス属性値に変換されてTMEmSへ移行されます。
  4. 受信保護設定の送信者条件では、LDAPグループを使用できません。そのため、LDAPグループは移行されません。
  5. ワイルドカード使用ドメイン(例:*example.test)は、TMEmSでは使用できないため移行されません。
  6. 送信者がすべて移行できないと判定された場合、ポリシーそのものが「未サポート」と判定され移行されません
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 除外設定受信者と送信者 - 除外
  1. 移行可能なエントリ数上限は500です。
  2. アドレスグループの移行仕様の詳細はこちらをご参照ください。
  3. LDAPユーザは、当該ユーザのメールアドレス属性値に変換されてTMEmSへ移行されます。
  4. 受信保護設定の除外条件では、送信者としてLDAPグループを使用できません。そのため、送信者にLDAPグループを指定しているエントリは移行されません。受信者ではLDAPグループを使用できますが、予めTMEmSのディレクトリ同期ツールで対応するLDAPグループをTMEmSに同期しておく必要があります。TMEmSに存在しないLDAPグループを指定しているエントリは移行されません。
  5. ワイルドカード使用ドメイン(例:*example.test)は、TMEmSでは使用できないため移行されません。
  6. 受信保護設定の除外条件では、受信者のメールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みである必要があります。TMEmSで登録済みでない場合、当該エントリは移行されません。
  7. 但し、「*@*」は例外的に有効です。送信者で「*@*」を指定した場合、TMEmSでは「任意のアドレス」に変換されます。受信者で「*@*」を指定した場合、TMEmSでは「所属する組織」に変換されます。
 

5. "このルールの適用対象:送信メッセージ"のルールの移行先と"受信者と送信者"条件

「受信保護設定と送信保護設定のどちらのルールとして移行されるか」は、設定"このルールの適用対象"の内容で決定いたします。送信メッセージの場合、送信保護設定のルールとして移行されます。

"受信者と送信者"条件は以下のように移行されます。

InterScan MSS/IMSVAの設定項目移行先のTMEmSのポリシーの設定補足事項
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 宛先受信者と送信者 - 受信者
  1. 移行可能なエントリ数上限は500です。
  2. アドレスグループの移行仕様の詳細はこちらをご参照ください。
  3. LDAPユーザは、当該ユーザのメールアドレス属性値に変換されてTMEmSへ移行されます。
  4. 送信保護設定の受信者条件では、LDAPグループを使用できません。そのため、LDAPグループは移行されません。
  5. ワイルドカード使用ドメイン(例:*example.test)は、TMEmSでは使用できないため移行されません。
  6. 受信者がすべて移行できないと判定された場合、ポリシーそのものが「未サポート」と判定され移行されません
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 差出人受信者と送信者 - 送信者
  1. 移行可能なエントリ数上限は500です。
  2. アドレスグループの移行仕様の詳細はこちらをご参照ください。
  3. LDAPユーザは、当該ユーザのメールアドレス属性値に変換されてTMEmSへ移行されます。
  4. LDAPグループの移行には、予めTMEmSのディレクトリ同期ツールで対応するLDAPグループをTMEmSに同期しておく必要があります。TMEmSに存在しないLDAPグループは移行されません。
  5. ワイルドカード使用ドメイン(例:*example.test)は、TMEmSでは使用できないため移行されません。
  6. 送信保護設定の送信者条件では、メールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みである必要があります。メールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みでない場合は移行されません。
  7. 「すべてのユーザ」を指定した場合、TMEmSでは「所属する組織」に設定され、当該ポリシールールは組織レベルのポリシールールになります。
  8. 送信者がすべて移行できないと判定された場合、ポリシーそのものが「未サポート」と判定され移行されません。
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 除外設定受信者と送信者 - 除外
  1. 移行可能なエントリ数上限は500です。
  2. アドレスグループの移行仕様の詳細はこちらをご参照ください。
  3. LDAPユーザは、当該ユーザのメールアドレス属性値に変換されてTMEmSへ移行されます。
  4. 送信保護設定の除外条件では、受信者としてLDAPグループを使用できません。そのため、受信者にLDAPグループを指定しているエントリは移行されません。送信者ではLDAPグループを使用できますが、予めTMEmSのディレクトリ同期ツールで対応するLDAPグループをTMEmSに同期しておく必要があります。TMEmSに存在しないLDAPグループを指定しているエントリは移行されません。
  5. ワイルドカード使用ドメイン(例:*example.test)は、TMEmSでは使用できないため移行されません。
  6. 送信保護設定の除外条件では、送信者のメールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みである必要があります。TMEmSで登録済みでない場合、当該エントリは移行されません。
  7. 但し、「*@*」は例外的に有効です。送信者で「*@*」を指定した場合、TMEmSでは「所属する組織」に変換されます。受信者で「*@*」を指定した場合、TMEmSでは「任意のアドレス」に変換されます。
 

6. "このルールの適用対象:受信メッセージと送信メッセージの両方"のルールの移行先と"受信者と送信者"条件

「受信保護設定と送信保護設定のどちらのルールとして移行されるか」は、設定"このルールの適用対象"の内容で決定いたします。受信メッセージと送信メッセージの両方の場合、受信保護設定、送信保護設定の両方に移行されます。

移行先が [受信保護設定] の場合
"受信者と送信者"条件は以下のように移行されます。

InterScan MSS/IMSVAの設定項目移行先のTMEmSのポリシーの設定補足事項
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 宛先または差出人受信者と送信者 - 受信者
  1. 移行可能なエントリ数上限は500です。
  2. アドレスグループの移行仕様の詳細はこちらをご参照ください。
  3. LDAPユーザは、当該ユーザのメールアドレス属性値に変換されてTMEmSへ移行されます。
  4. LDAPグループの移行には、予めTMEmSのディレクトリ同期ツールで対応するLDAPグループをTMEmSに同期しておく必要があります。TMEmSに存在しないLDAPグループは移行されません。
  5. ワイルドカード使用ドメイン(例:*example.test)は、TMEmSでは使用できないため移行されません。
  6. 受信保護設定の受信者条件では、メールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みである必要があります。メールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みでない場合は移行されません。但し、「*@*」を指定していた場合は「所属する組織」に設定され、組織レベルのポリシールールになります。
  7. 受信者がすべて移行できないと判定された場合、ポリシーそのものが「未サポート」と判定され移行されません。
(無し)受信者と送信者 - 送信者TMEmS側の送信者条件は常に「任意のアドレス」になります。
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 除外設定受信者と送信者 - 除外
  1. 移行可能なエントリ数上限は500です。
  2. アドレスグループの移行仕様の詳細はこちらをご参照ください。
  3. LDAPユーザは、当該ユーザのメールアドレス属性値に変換されてTMEmSへ移行されます。
  4. 受信保護設定の除外条件では、送信者としてLDAPグループを使用できません。そのため、送信者にLDAPグループを指定しているエントリは移行されません。受信者ではLDAPグループを使用できますが、予めTMEmSのディレクトリ同期ツールで対応するLDAPグループをTMEmSに同期しておく必要があります。TMEmSに存在しないLDAPグループを指定しているエントリは移行されません。
  5. ワイルドカード使用ドメイン(例:*example.test)は、TMEmSでは使用できないため移行されません。
  6. 受信保護設定の除外条件では、受信者のメールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みである必要があります。TMEmSで登録済みでない場合、当該エントリは移行されません。
  7. 但し、「*@*」は例外的に有効です。送信者で「*@*」を指定した場合、TMEmSでは「任意のアドレス」に変換されます。受信者で「*@*」を指定した場合、TMEmSでは「所属する組織」に変換されます。

移行先が [送信保護設定] の場合
"受信者と送信者"条件は以下のように移行されます。
 
InterScan MSS/IMSVAの設定項目移行先のTMEmSのポリシーの設定補足事項
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 宛先または差出人受信者と送信者 - 送信者
  1. 移行可能なエントリ数上限は500です。
  2. アドレスグループの移行仕様の詳細はこちらをご参照ください。
  3. LDAPユーザは、当該ユーザのメールアドレス属性値に変換されてTMEmSへ移行されます。
  4. LDAPグループの移行には、予めTMEmSのディレクトリ同期ツールで対応するLDAPグループをTMEmSに同期しておく必要があります。TMEmSに存在しないLDAPグループは移行されません。
  5. ワイルドカード使用ドメイン(例:*example.test)は、TMEmSでは使用できないため移行されません。
  6. 送信保護設定の送信者条件では、メールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みである必要があります。メールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みでない場合は移行されません。但し、「*@*」を指定していた場合は「所属する組織」に設定され、組織レベルのポリシールールになります。
  7. 送信者がすべて移行できないと判定された場合、ポリシーそのものが「未サポート」と判定され移行されません。
(無し)受信者と送信者 - 受信者TMEmS側の受信者条件は常に「任意のアドレス」になります。
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 除外設定受信者と送信者 - 除外
  1. 移行可能なエントリ数上限は500です。
  2. アドレスグループの移行仕様の詳細はこちらをご参照ください。
  3. LDAPユーザは、当該ユーザのメールアドレス属性値に変換されてTMEmSへ移行されます。
  4. 送信保護設定の除外条件では、受信者としてLDAPグループを使用できません。そのため、受信者にLDAPグループを指定しているエントリは移行されません。送信者ではLDAPグループを使用できますが、予めTMEmSのディレクトリ同期ツールで対応するLDAPグループをTMEmSに同期しておく必要があります。TMEmSに存在しないLDAPグループを指定しているエントリは移行されません。
  5. ワイルドカード使用ドメイン(例:*example.test)は、TMEmSでは使用できないため移行されません。
  6. 送信保護設定の除外条件では、送信者のメールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みである必要があります。TMEmSで登録済みでない場合、当該エントリは移行されません。
  7. 但し、「*@*」は例外的に有効です。送信者で「*@*」を指定した場合、TMEmSでは「所属する組織」に変換されます。受信者で「*@*」を指定した場合、TMEmSでは「任意のアドレス」に変換されます。
 

7. "このルールの適用対象:すべてのメッセージ"のルールの移行先と"受信者と送信者"条件

「受信保護設定と送信保護設定のどちらのルールとして移行されるか」は、設定"このルールの適用対象"の内容で決定いたします。すべてのメッセージの場合、受信保護設定、送信保護設定の両方に移行されます。

移行先が [受信保護設定] の場合
"受信者と送信者"条件は以下のように移行されます。

InterScan MSS/IMSVAの設定項目移行先のTMEmSのポリシーの設定補足事項

"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 宛先
※「すべてのユーザ」で固定

受信者と送信者 - 受信者TMEmS側の受信者条件は常に「所属する組織」になります。
当該ポリシールールは組織レベルのポリシールールになります。

"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 差出人
※「すべてのユーザ」で固定

受信者と送信者 - 送信者TMEmS側の送信者条件は常に「任意のアドレス」になります。
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 除外設定受信者と送信者 - 除外
  1. 移行可能なエントリ数上限は500です。
  2. アドレスグループの移行仕様の詳細はこちらをご参照ください。
  3. LDAPユーザは、当該ユーザのメールアドレス属性値に変換されてTMEmSへ移行されます。
  4. 受信保護設定の除外条件では、送信者としてLDAPグループを使用できません。そのため、送信者にLDAPグループを指定しているエントリは移行されません。受信者ではLDAPグループを使用できますが、予めTMEmSのディレクトリ同期ツールで対応するLDAPグループをTMEmSに同期しておく必要があります。TMEmSに存在しないLDAPグループを指定しているエントリは移行されません。
  5. ワイルドカード使用ドメイン(例:*example.test)は、TMEmSでは使用できないため移行されません。
  6. 受信保護設定の除外条件では、受信者のメールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みである必要があります。TMEmSで登録済みでない場合、当該エントリは移行されません。
  7. 但し、「*@*」は例外的に有効です。送信者で「*@*」を指定した場合、TMEmSでは「任意のアドレス」に変換されます。受信者で「*@*」を指定した場合、TMEmSでは「所属する組織」に変換されます。

移行先が [送信保護設定] の場合
"受信者と送信者"条件は以下のように移行されます。
 
InterScan MSS/IMSVAの設定項目移行先のTMEmSのポリシーの設定補足事項
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 宛先
※「すべてのユーザ」で固定
受信者と送信者 - 受信者TMEMS側の受信者条件は常に「任意のアドレス」になります。
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 差出人
※「すべてのユーザ」で固定
受信者と送信者 - 送信者TMEmS側の送信者条件は常に「所属する組織」になります。
当該ポリシールールは組織レベルのポリシールールになります。
"ルール"タブ - 受信者と送信者 - 除外設定受信者と送信者 - 除外
  1. 移行可能なエントリ数上限は500です。
  2. アドレスグループの移行仕様の詳細はこちらをご参照ください。
  3. LDAPユーザは、当該ユーザのメールアドレス属性値に変換されてTMEmSへ移行されます。
  4. 送信保護設定の除外条件では、受信者としてLDAPグループを使用できません。そのため、受信者にLDAPグループを指定しているエントリは移行されません。送信者ではLDAPグループを使用できますが、予めTMEmSのディレクトリ同期ツールで対応するLDAPグループをTMEmSに同期しておく必要があります。TMEmSに存在しないLDAPグループを指定しているエントリは移行されません。
  5. ワイルドカード使用ドメイン(例:*example.test)は、TMEmSでは使用できないため移行されません。
  6. 送信保護設定の除外条件では、送信者のメールアドレスのドメインがTMEmSで登録済みである必要があります。TMEmSで登録済みでない場合、当該エントリは移行されません。
  7. 但し、「*@*」は例外的に有効です。送信者で「*@*」を指定した場合、TMEmSでは「所属する組織」に変換されます。受信者で「*@*」を指定した場合、TMEmSでは「任意のアドレス」に変換されます。
 

8. "このルールの適用対象:POP3"のルールの移行先と"受信者と送信者"条件

"このルールの適用対象:POP3"のルールは、TMEmSの移行対象外です。

よくあるご質問

Q1. 本KBの説明の中で、「ドメインがTMEmSに登録済みであることが必要」と記載されている項目があります。この「登録済み」とはどういう意味でしょうか。

TMEmS管理画面の[ドメイン]において登録済みドメインとしていただく場合、以下の画面に表示されるTXTレコードをドメインのDNSサーバに公開する必要がございます。



TXTレコードの登録完了後、TMEmSがドメインの正当性を確認し、以下のように"ドメインが確認されました"と表示されれば、登録済みとなります。

verify2.jpg
 

Q2. 本KBに記載の内容から、1つのInterScan MSS/IMSVAのポリシールールがTMEmSでは複数のポリシールールとして移行されることがあるように見えますが、正しいでしょうか。

はい、正しいです。
"ウイルス"ポリシーの場合、例えば、設定"このルールの適用対象”として"すべてのメッセージ"に設定していると、当該ポリシールールは[受信保護設定] > [ウイルス検索] > [ウイルスポリシー]と[送信保護設定] > [ウイルス検索] > [ウイルスポリシー]の2つへ移行されます。
こちらの"ウイルス"ポリシーのルール名を「ウイルス対策ルール」としますと、TMEmSには[受信保護設定] > [ウイルス検索] > [ウイルスポリシー]と[送信保護設定] > [ウイルス検索] > [ウイルスポリシー]の両方に「ウイルス対策ルール」というルール名のルールが生成されます。

"その他"ポリシーの場合、設定"このルールの適用対象”に加え、設定している検索条件によって、移行先のポリシールールの種類が複数になります。例として、以下のケースでは、移行先が最大数である"6"となります。こちらの"その他"ポリシーのルール名を「総合ルール」としますと、TMEmSには以下6つの移行先で「総合ルール」というルール名のルールが生成されます。

"このルールの適用対象”"次の場合にルールの処理を実行する"選択している検索条件のルールの種類の組み合わせ移行先のTMEMSのポリシールール補足情報
すべてのメッセージいずれかの条件に一致(OR)"スパムメールフィルタ"条件と"コンテンツフィルタ"条件と"情報漏えい対策"条件[受信保護設定] > [スパムメールフィルタ] > [スパムメールポリシー]
[送信保護設定] > [スパムメールフィルタ] > [スパムメールポリシー]
[受信保護設定] > [コンテンツフィルタ]
[送信保護設定] > [コンテンツフィルタ]
[受信保護設定] > [情報漏えい対策]
[送信保護設定] > [情報漏えい対策]  
  1. [スパムメールポリシー]に移行されたルールには、"スパムメールフィルタ"条件に属する検索条件のみが移行されます。
  2. [コンテンツフィルタ]に移行されたルールには、"コンテンツフィルタ条件"に属する検索条件のみが移行されます。
  3. [情報漏えい対策]に移行されたルールには"情報漏えい対策"条件に属する検索条件のみが移行されます。

 

Q3. TMEmSに既に同じ名前のポリシールール、ポリシーオブジェクトがある場合、移行ツールを実行するとどうなりますでしょうか。

TMEmSでは、同じ名前のポリシールール、ポリシーオブジェクトを複数作成することができます。
一方、InterScan MSS/IMSVA移行ツールでは、移行方法として"上書き"と"統合"を選択できます。


"上書き"を選択した場合、既存のポリシールール、ポリシーオブジェクトがすべて移行元のInterScan MSS/IMSVAのものに置き換わります。そのため、混在の懸念はありません。


"統合"を選択した場合、「同じ名前のポリシールール、ポリシーオブジェクトを複数作成できる」仕様から、同じルール名のポリシールールが追加作成されることになります。
ただし例外的に、アドレスグループのみ、同名のアドレスグループが存在した場合にはグループ名の末尾にタイムスタンプが付与されて移行されます。アドレスグループの移行仕様の詳細はこちらをご参照ください。

 

Q4. 「組織レベルのポリシールール」や「所属する組織」という名称がありますが、これらはどのような機能になりますでしょうか。

2021年2月27日のメンテナンスにより、TMEmSでは新たに「組織レベルのポリシー」が実装されました。
当該機能に関する情報はこちらをご参照ください。