フォレンジックスデータの最大アップロードサイズを増やすには、次の手順を実施します。
※ 手順を実施する前に、お客様の Apex One 環境が "ビルド 9113 以降" であることをご確認ください。
■ Step 1 : Apex One サーバ側の設定変更について
1) Apex One サーバ上で コマンドプロンプト を [管理者として実行] で開きます。
2) Apex One サーバの {インストールフォルダ}\PCCSRV ディレクトリに移動します。
3) 以下のコマンドを実行します。
SVRSVCSETUP -SF_ConfigDLPForensic UploadForensicDataSizeLimitInMb 150
SVRSVCSETUP -SF_ConfigDLPForensic RejectDownloadOnFileSizeInMb 150
SVRSVCSETUP -SF_ConfigDLPForensic maxAllowedContentLength 200000000
SVRSVCSETUP -SF_ConfigDLPForensic uploadReadAheadSize 150000000
SVRSVCSETUP -SF_QueryDLPForensic
追加で、以下の設定をおこなうことをお勧めします。
お客様が多くのセキュリティエージェントを運用されている場合、同時に複数のセキュリティエージェントから大きなサイズのファイルアップロードがあった際に Apex One サーバのパフォーマンスに与える影響を緩和するためのものです。
1) Apex One サーバの {インストールフォルダ}\PCCSRV\ofcscan.ini ファイルをテキストエディタで開きます。
2) ofcscan.ini ファイル内で [Global Setting] の項目を探し、以下のキーを追記した後に "上書き保存" します。
[Global Setting]
EnableConcurrentForensicUploadControl=1
ConcurrentForensicUploadControlMinTriggerSizeInMB=20
3) Apex One サーバの {インストールフォルダ}\PCCSRV\Private\vdi.ini ファイルをテキストエディタで開きます。
4) vdi.ini ファイル内で [TaskController] の項目を探し、以下のキーを追記した後に "上書き保存" します。
[TaskController]
Controller_04_MaxRunningSeconds=600
Controller_04_MaxConcurrentGuests=10
Controller_04_BaseWaitingTime=10
Controller_04_MaxWaitingTime=300
Controller_04_TaskName=DLPForensicUploadSecure
Controller_04_SingleVirtualHostOnly=1
5) Apex One 管理コンソールにログインし、[エージェント] > [グローバルエージェント設定] 画面を開きます。
6) グローバルエージェント設定の画面の下部にあります [保存] ボタンをクリックします。
■ Step 2 : Apex Central サーバ側の設定変更について
Apex One サーバは情報漏えい対策オプションのフォレンジックスデータを Apex Central サーバに送信します。
Apex One サーバから大きなサイズのファイルを受け入れるため、Apex Central サーバの IIS と PHP の設定を変更する必要があります。以下の手順を実行してください。
1) Apex Central サーバの IIS マネージャを開きます。
2) Apex Central の Webサイトを選択します。初期設定では "Default Web Site" になっています。
3) IIS マネージャの中央画面に表示されるメニューから [要求フィルター] をダブルクリックします。
4) 要求フィルターの画面で [規則] タブをクリックし、右側の画面にある [機能設定の編集] をクリックします。
5) "要求フィルター設定の編集" 画面がポップアップするので、"許可されたコンテンツ最大長 (バイト)" の項目の値を 1024000000 に変更し、[OK] ボタンをクリックします。
6) Apex Central サーバの {インストールフォルダ}\PHP\PHP.ini ファイルをテキストエディタで開きます。
7) PHP.ini ファイル内で "memory_limit" と "post_max_size" を探し、以下のとおり値を変更した後に "上書き保存" します。
memory_limit = 1024M
post_max_size = 2000M
以上で設定変更は終わりです。