各コマンドは実行権限を持つユーザで実行してください。
「Trend Micro XDR」はTrend Micro Vision One の旧名称です。資料により一部表記が異なる場合がありますが、読み替えてご参照ください。
インストール
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Trend Micro Vision Oneコンソールにログインします。
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コンソールにログイン後、左のメニューから [Endpoint Security] > [Endpoint Inventory] を選択します。
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左上の [エージェントインストーラ] をクリックします。
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インストーラのダウンロードを行います。
※必要に応じてStandard Endpoint Protection, Server & Workload Protection, Endpoint Sensorを選択してください -
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対象のLinuxコンピュータにインストーラを配置します。
- ダウンロードしたインストーラ(例:TMSensorAgent_Linux_auto_x86_64.tar)を対象コンピュータに配置
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以下のコマンドを実行し、システムがOpenSSLバージョン1.0.2以降を実行していることを確認します。
$ openssl version
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ダウンロードパッケージの内容を確認します。
- 以下のコマンドを実行し、インストールパッケージを展開します。
$ tar -xvf TMSensorAgent_Linux_auto_x86_64.tar
- 展開したパッケージ内に以下の全てのファイルがあることを確認します。
- checksum
- checksum.p7
- manifest
- config.json
- tmxbc
- 以下のコマンドを実行し、インストールパッケージを展開します。
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証明書の署名と発行者が有効であることを確認します。
- 以下のコマンドを実行し、検証に成功することを確認します。
$ openssl cms -verify -binary -in checksum.p7 -inform DER -verify -content checksum -purpose any -certsout need_to_check.certs -out /dev/null
- 以下のコマンドを実行し、証明書のsubjectが「Trend Micro, Inc」、issuerが「DigiCert Inc」であることを確認します。
$ openssl crl2pkcs7 -nocrl -certfile need_to_check.certs | openssl pkcs7 -print_certs -noout
出力例:subject=/C=US/O=DigiCert, Inc./CN=DigiCert Trusted G4 Code Signing RSA4096 SHA384 2021 CA1 issuer=/C=US/O=DigiCert Inc/OU=www.digicert.com/CN=DigiCert Trusted Root G4 subject=/businessCategory=Private Organization/jurisdictionC=TW/serialNumber=23310837/C=TW/ST=Taipei City/L=Da\xE2\x80\x99an District/O=Trend Micro, Inc./CN=Trend Micro, Inc. issuer=/C=US/O=DigiCert, Inc./CN=DigiCert Trusted G4 Code Signing RSA4096 SHA384 2021 CA1 - 以下のコマンドを実行し、チェックサムが有効であることを確認します。
$ sha256sum -c checksum
- 以下のコマンドを実行し、検証に成功することを確認します。
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エージェントをインストールします。
- プロキシを使用せずにインストールする場合は以下のコマンドを実行します。
$ ./tmxbc install
- プロキシを使用してインストールする場合は以下のコマンドを実行します。
$ ./tmxbc install --proxyURL {IPv4 or IPv6 address of proxy server}例:$ ./tmxbc install --proxyURL http://10.1.1.1:80HTTPプロキシのみをサポートしています。プロキシの資格情報の使用はサポートしておりません。
- プロキシを使用せずにインストールする場合は以下のコマンドを実行します。
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以下のコマンドを実行し、正常にインストールされたこと(バージョンが表示されること)を確認します。
$ ./tmxbc --version
機能(Endpoint Sensorの検出と対応)の有効化
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インストール後10分ほど待った後、Vision One コンソールの [Endpoint Security] > [Endpoint Inventory]に、エージェントをインストールしたコンピュータが表示されることを確認します。
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対象のコンピュータにチェックを入れて [エンドポイントセキュリティポリシー] をクリックします。
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表示された確認画面で Endpoint Sensorの検出と対応の [有効化] をクリックします。
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リストに対象のコンピュータにて [Endpoint Sensorの検出と対応]列 が [有効化] と表示されていることを確認します。
有効化の完了まで数分ほど要します。
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右上の対象のコンピュータの [Endpoint Sensorの検出と対応] 列に [有効] と表示されていることを確認します。
