2019年7月に、「ウイルスバスター コーポレートエディション」の後継となる新製品「Trend Micro Apex One」が公開されました。
本製品Q&Aにて、Trend Micro Apex One(以下、Apex One) として記載のあるものは、 基本的には、ウイルスバスター コーポレートエディション(以下、ウイルスバスター Corp.) XG でも同様となります。
Apex One のエージェント管理画面のエージェントツリーで、ドメインを選択して設定変更を行った場合には、管理下のエンドポイントやドメイン、サブドメインに対して変更が適用されます。
なお、特定のクライアント/エージェントに対して個別に設定をされている項目がある場合、ドメインでの設定変更をしたタイミングで、ドメイン配下のクライアント/エージェント設定は上書きされます。
クライアント/エージェント個別の設定が必要な場合は、上位のドメインでの設定完了後に個別設定をすることができます。
設定の適用対象のエンドポイント・ドメインの範囲
上記のドメイン構成の場合の動作例は下記のとおりです。
・例1)"Apex Oneサーバ"(ルートドメイン)を選択し、設定変更する場合
Workgroup1 および Workgroup2 のルートドメイン直下のすべてのドメインに設定変更が適用されます。
Workgroup1 管理下の Workgroup1a などのサブドメインに設定変更が適用されます。
上述の各ドメインの管理下のすべてのエンドポイントに設定変更が適用されます。
(ルートドメインを選択した場合には、「すべてのエージェントに適用」か、「今後追加されるドメインにのみ適用」を選択することが可能です。)
・例2) "Workgroup1" を選択し、設定変更する場合
Workgroup1 および Workgroup1a、 Workgroup1b、の3つのドメインに設定変更が適用されます。
上述のドメイン管理下のエンドポイントに設定変更が適用されます。
Apex Oneサーバドメイン直下のエンドポイントや Workgroup2 配下のエンドポイント・ドメインの設定は変更されません。
・例3) "Workgroup1a" を選択し、設定変更を行った場合
Workgroup1a ドメインと、そのドメイン管理下のエンドポイントに設定変更が適用されます。
Workgroup1 および Workgroup1b のドメインや配下のエンドポイントの設定は変更されません。
そのため、"Workgroup1" 配下のエンドポイントと "Workgroup1b" 配下のエンドポイントの設定を変更し、"Workgroup1a" 配下のエンドポイントの設定を変更したくない場合は以下の手順となります。
1. "Workgroup1b" のドメインを選択し、設定変更します。
2. "Workgroup1" 配下のエンドポイントを個別で選択し、設定変更します。
変更される設定内容
ドメインを選択して表示させた設定画面の内容が [保存] ボタンをクリックすることで適用されます。
・例)
[設定]-[検索]-[手動検索設定]の操作で設定画面を表示させた場合には、手動検索設定画面内のすべてのタブの設定が変更されます。
なお、上述の操作では「リアルタイム検索」や「手動検索」などのほかの設定項目の変更はございません。