■発生する事象と影響範囲について
Critical Patch 5534を適用することで、それまで常駐していたプロセス「CasProcessor.exe」が起動しなくなります。「CasProcessor.exe」はTrendMicro Control Manager 6.0以前で使用していたサーバーの階層構造を管理するサービスです。
このプロセスが起動しなくなることによって、以下の影響が確認されております。
・1回限りのレポート、および予約レポートの削除が失敗します(レポートの作成は可能です)
・Control Manager 6.0からApex Centralへアップグレードして運用しているお客様についてはCritical Patch 5534を適用すると階層構造が正常に使用できなくなります。(階層構造はApex Centralでの設定は原則サポートしておりません)
※上記機能を使用していないお客様は「CasProcessor.exe」が停止したままでサービスに影響はありません。
参照:
Trend Micro Control Manager / Apex Central インストール時に登録されるサービスと各サービスのプロセス
階層構造をご利用のお客様へのお願い
■事象の回避方法
「CasProcessor.exe」を再度起動させるためには、以下手順のどちらかを実施する必要があります。
①以下手順でDLLファイルの置き換えてください。
・ファイルのコピー
コピー元: (Apex Centralインストールフォルダ)\PHP\libcrypto-1_1.dll
コピー先: (Apex Centralインストールフォルダ)配下
※デフォルトのインストールディレクトリは"C:\Program Files (x86)\Trend Micro\Control Manager"となります。又ファイルが既にある場合は、バックアップを取得の上置き換えてください。
・サービスの再起動
"Trend Micro Apex Central"サービスを再起動し、「CasProcessor.exe」が起動していることを確認して下さい。
②Hotfix 5639(又はそれ以降)を適用してください。
Hotfixについては弊社サポートセンターまでお問い合わせください。
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