IMSVA 9.1 リパック版は、従来のIMSVA 9.1のPatch 3 Critical Patch 2034までのすべての不具合修正・機能強化を実装し、OS部分の強化を行ったものとなります。
(2021年10月8日追記)従来のIMSVA 9.1からのアップグレードパッケージについても公開いたしました。
既存環境から移行される場合は、アップグレードパッケージを適用いただくか、IMSVAの持つ"設定のインポートとエクスポート"機能を使用して、
「IMSVA 9.1 リパック版を新規インストールした環境に、従来のIMSVA 9.1環境の設定をインポートすること」
のいずれかにより可能です。
後者の手順を実施した場合でも、"設定のインポートとエクスポート"で反映可能な設定をすべてIMSVA 9.1 リパック版に引き継がせることが可能です。
IMSVA 9.1 リパック版への乗り換えの際は、いずれかの手順による移行のご検討をお願いいたします。
アップグレードパッケージによる手順
InterScan Messaging Security Virtual Appliance 9.1 Patch 3 Critical Patch (ビルド2074)以降の環境にアップグレードパッケージをインストールする事が可能です。
詳細な手順につきましてはこちらのアップグレードガイドよりご確認下さい。
設定のインポートによる手順
1. 設定バックアップの取得
従来のIMSVA 9.1の管理画面の[管理] > [インポート/エクスポート] > [設定ファイルのインポート/エクスポート]にて、"エクスポート"を押下し設定バックアップを取得します。
ご注意:
移行で使用する設定バックアップは、Patch 3(build 1962)以降のものをご利用ください。
従来のIMSVA 9.1から設定バックアップを取得する際は、管理画面の以下から当該IMSVA 9.1がPatch 3(build 1962)以降であることをご確認ください。
[管理] > [アップデート] > [システムとアプリケーション] - "アプリケーションバージョン"
(例)"アプリケーションバージョン"が"9.1.0.1962"の場合、"build 1962"(Patch 3)の環境であることを意味します。
2. IMSVA 9.1 リパック版の新規インストール
IMSVA 9.1 リパック版のクイックインストールガイドの5ページ「インストール」の内容に従って、IMSVA 9.1 リパック版を新規インストールし、ホスト名/IPアドレス/参照先DNS等の基本的なネットワーク設定を実施します。
3. IMSVA 9.1 リパック版のその他初期設定の実施
IMSVA 9.1 リパック版の管理画面にアクセスし、設定ウィザードからその他の初期設定を実施します。
詳細は、IMSVA 9.1 Patch 3 インストールガイドの82ページ「単一の上位デバイスを設定する」をご参照ください。
4. 設定バックアップのエクスポート
IMSVA 9.1 リパック版の管理画面の[管理] > [インポート/エクスポート] > [設定ファイルのインポート/エクスポート]にて、手順1.で取得した設定バックアップをインポートします。
インポート操作の詳細は、IMSVA 9.1 Patch 3 管理者ガイドの484ページ「設定のインポートとエクスポート」をご参照ください。
IMSVA 9.1 リパック版をスタンドアロン構成(単体構成)でご利用の場合は、以上で移行が完了となります。
IMSVA 9.1 リパック版を上位デバイス/下位デバイス構成でご利用の場合は、以上で上位デバイスの準備が完了となります。次の手順に進み、必要な台数の下位デバイスの追加をお願いいたします。
ご注意:
上位デバイス/下位デバイス構成をご利用の場合、上位デバイス/下位デバイスはすべてIMSVA 9.1 リパック版で統一するようお願いいたします。
5. 下位デバイスの新規インストール
IMSVA 9.1 リパック版のクイックインストールガイドの5ページ「インストール」の内容に従って、下位デバイスとなるIMSVA 9.1 リパック版を新規インストールし、ホスト名/IPアドレス/参照先DNS等の基本的なネットワーク設定を実施します。
6. 下位デバイスの上位デバイスへの追加
手順5.でインストールした下位デバイスを、上位デバイスへ登録します。
登録手順につきましては、IMSVA 9.1 インストールガイドの99ページ「下位デバイスを設定する」をご参照ください。
7. 必要台数分の下位デバイスの追加
以降、必要な下位デバイスの台数分、手順5と手順6を繰り返し実施いたします。
以上で、上位デバイス/下位デバイス構成向けの移行が完了となります。