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本製品Q&Aでは次の項目について説明します。   

参考情報

 
 

DSVAが使用するネットワークに関する質問

トランスポートゾーン、DSVAの配信/デプロイについて

Q. オーバーレイのトランスポートゾーンの設定は必須ですか?
A. 必須です。DSVAを配信するために必要になります。
弊社コラム「DSVA展開時にオーバーレイトランスポートゾーンが必須となる点についての解説 」も併せてご覧ください。

Q. 標準仮想スイッチのみでDSVAを展開することはできますか。
A. できません。

Q. オーバーレイのトランスポートゾーンではなく、VLANを使用してDSVAを配信することはできませんか?
A. できません。

Q. DSVAを展開するホストトランスポートノードはN-VDS、vDSどちらの設定でも問題ないですか?
A. ご利用のESXiとNSX-Tの組み合わせによって利用できる方式が異なります。VMware社の公開情報に従ってください。
VMware LogoProduct Interoperability Matrix


Q. オーバーレイのトランスポートゾーンが必要なのは、DSVAのデプロイの際「だけ」ですか?それとも、その他オーバレイでどこかと通信が発生するのでしょうか。
A. デプロイ時だけではございません。
DSVAのネットワーク系の保護機能の有無にかかわらず、Network Introspection (NI)でも利用が必要となります。
解説については弊社コラム「DSVA展開後に仮想マシンをVLANセグメントに接続できなくなる件について 」も併せてご覧ください。

Q. TEP (Tunnel Endpoint) のIPアドレスはDSVAの台数分だけ必要になりますか。
A. DSVA自体はTEPを使用しません。
TEPはオーバレイネットワークの構築に必要な要素となります。詳細はVMware社へお問合せください。
DSVAに割り当てられるNICごとの通信要件などは「Q. DSVAの各NICの設定の変更可否と主な利用用途を教えてください。」をご覧ください。
 

DSVAのNICについて


Q. DSVAではどのようなスイッチをサポートしていますか?
A. DSVA側には特に制約はありません。
System requirements

Q. DSVAにNICを追加してもいいですか?
A. アプライアンス製品ですので、追加しないでください。

Q. DSVAの各NICの設定の変更可否と主な利用用途を教えてください。
A. 
インターフェース名変更可否用途備考
ens0可能DSMとの接続に利用(管理用)論理スイッチ、およびNSX-Tからインストールされる論理スイッチの種類に制限はございません。 DSVAがDSM・Relayと接続できることだけが条件となります。
ens1変更不可GIとの接続に利用自動的に標準スイッチ(vSS)が指定されます。
ens2変更不可NIとの接続に利用vDS, N-VDSどちらの利用でもかまいませんが、オーバーレイネットワークを指定する必要があります。

英語版製品Q&A「Overlay Transport Zone is requirement when deploying Trend Micro Deep Security with NSX-T 」の最下部にある画像(表)も併せてご覧ください。

Q. DSVAの ens0 のNICに何か要件はありますか?
A. DSMにつながる設定であることが必須条件になります。お客様ご自身の環境に合わせて設定してください。
英語版製品Q&A の最下部の表のSituation No.1の行が該当する説明の箇所になります。

Q. DSVAの eth1 のNICに何か要件はありますか?
A. ありません。DSVAがデプロイされる際に自動で設定されます。
英語版製品Q&A の最下部の表のSituation No.2の行が該当する説明の箇所になります。

Q. DSVAの eth2 のNICに何か要件はありますか?
A. ありません。DSVAがデプロイされる際に自動で設定されます。
英語版製品Q&A の最下部の表のSituation No.3の行が該当する説明の箇所になります。


 

仮想マシンが使用するネットワークに関する質問

Q. 保護対象の仮想マシンのNICはオーバーレイネットワークに接続する必要がありますか?
A. ネットワーク系保護機能(※1)を使う場合、必須となります。
ファイル系の保護機能(※2)を使う場合は不要です。
将来的にネットワーク系保護機能の利用を検討されている場合は、ネットワーク構成変更の工数の観点から、構築当初から仮想マシンをオーバーレイネットワークに接続させることをお勧めします。

※1:
「ネットワーク系保護機能」とは次の機能群を指します。(カッコ内は英語版製品Q&A:Overlay Transport Zone is requirement when deploying Trend Micro Deep Security with NSX-T における略称を示します。)
  • Webレピュテーション (WRS)
  • ファイアウォール (FW)
  • 侵入防御 (IPS)

※2:
「ファイル系の保護機能」とは次の機能群を指します。(カッコ内は※1と同様の表記)
  • 不正プログラム対策 (AM)
  • 変更監視 (IM)


Q. 不正プログラム対策 および ログ監視 機能を使用する予定ですが、自動隔離は使用する予定はありません。

使用できる論理スイッチ (LSW) に制限はありますか。

A. 特にありません。英語版製品Q&A の最下部の表のSituation No.4の行に「Available」と書かれているものがご利用いただけます。
 

Q. 不正プログラム対策 および ログ監視 機能を使用する予定です。加えて、自動隔離も使用します。

使用できる論理スイッチに制限はありますか。

A. 英語版製品Q&A の最下部の表のSituation No.5の行に「Available」と書かれているものがご利用いただけます。

Q. 英語版製品Q&A の最下部の表の No.4 ~ No.9 についての読み方を教えてください。

A. 有効にしたい機能に「ON」が、自動隔離を有効にする場合は「Using」が、利用可能な論理スイッチに「Available」が、それぞれ書かれています。1行ずつ横に読んでください。「-」はご利用にならない、またはご利用いただけないものを意味します。
機能名の略称は次の通りです。
 

  • 不正プログラム対策 (AM)
  • Webレピュテーション (WRS)
  • ファイアウォール (FW)
  • 侵入防御 (IPS)
  • 変更監視 (IM)
  • ログ監視 (LI)
  • アプリケーションコントロール (AC)
 

ライセンス関する質問

Q. 「NSX-T for vShield Endpoint」(NSX-Tの無償版ライセンス)を利用予定です。DSVAのどのような機能を利用できますか。
A. NSX for vShield Endpointをご利用のお客様でもDSVAを展開することが可能です。
ただし、DSVAで利用できる機能に制限があります。詳細についてはヘルプセンターをご覧ください。
VMware環境の保護 ~Virtual ApplianceおよびNSXを使用するVMware環境

Q. 「NSX-T for vShield Endpoint」(NSX-Tの無償版ライセンス)を利用予定です。VDS や N-VDS を利用せず、標準仮想スイッチのみで DSVA 環境は構築可能ですか。
A. 標準仮想スイッチのみでの構築はできません。ご利用いただける仮想スイッチの種別は、次の情報とともにVMware社へお問合せください。
  • vSphereのバージョン
  • vSphereのライセンス種別
  • NSX-Tのバージョン
  • NSX-Tのライセンス種別