本情報はトレンドマイクロ社が販売・サポートしている TXOne Edge 製品に適用される情報になります。
ハードウェア障害が疑われる事象が発生した場合、ソフトウェアの問題に起因する事象か、ハードウェアの問題に
起因する事象かを切り分ける必要があります。
事象の切り分けとして、まずはデバイスの設定を初期化することで事象に改善が見られるかどうかを確認します
■デバッグログの収集
以下の情報を収集し、テクニカルサポートにご提供願います。
・事象内容の詳細
・事象発生時刻
・事象発生前後に実施していた作業などがある場合には、実施作業内容に関する詳細情報
※例:パターンファイルのアップデートを実施していた、対向ネットワーク機器の設定を
変更していた、など
・事象発生時刻の情報を含むデバッグログの取得
1. 事象の発生を確認後、Web コンソールからログインし、
https://{EdgeIPS Pro の管理 IPアドレス}/rdqa/ にアクセスします
※FW version が 1.2.11 以降のバージョンの場合には、以下の URL にアクセスします
https://{EdgeIPS Pro の管理 IPアドレス}/#/rdqa/
2. "Collect debug logs"ボタンを押して生成されたファイル(diag.tar.bz2.enc)をダウンロードします
■HW Diagnostics Tool の実行結果の確認
【注意】Diag ツールを実行する前に事前にリセットボタンを押して設定を初期化しておく必要があります
3. ツールを実行するために以下を事前に準備します
・付属シリアルコンソールケーブル(USB Type C - USB TypeA)
・LANケーブルx13(インターフェースモジュールx1 を実装した状態でツールを実行する場合)
※インターフェースモジュールが複数実装されている場合には、1つのインターフェース
モジュールが実装されている構成に変更し、接続してください
・Reset ボタンを押すためのピン
4. 以下のような構成で各ポートを折り返す構成でLANケーブルを接続します
LAN モジュールのテスト(Network Test/Bypass Test) を実施しない場合の構成
(事前に LAN モジュールを取り外し、管理ポートとミラーポートを折り返してケーブル接続します)
LAN モジュールのテスト(Network Test/Bypass Test)を実施する場合の構成
(LANモジュールの各セグメントポートと管理ポート・ミラーポートを折り返してケーブル接続します)
5. PC上でターミナルソフトを起動し、シリアルポートの設定を以下に変更します
※Baud Rate を 9600 から 115200 に変更します
4. 電源ケーブルを外し、電源プラグの接続後ピンを利用して Reset ボタンを押しながら起動します
5. 各LED が点滅(5秒間、0.5秒間隔で点滅)したらRSTボタンを離し、起動します
6. シリアルコンソール画面に GRUB メニューが表示されたたら"CVER"を選択してブートし、
診断ツールの実行を開始します
7 テストの完了後、シリアルコンソール上に表示されるツールの実行結果のスクリーンショット
を取得します