TMWS管理画面の[ログとレポート] > [ログ分析]の各種ログにおける項目「ユーザ名」では、ユーザ名の代わりにIPアドレスが表示されることがあります。
TMWSがクライアントに対するプロキシ認証をスキップした場合に、ユーザ名でなくIPアドレスが表示されます。
プロキシ認証が実施されないため、ユーザ名を特定することができず、代わりにIPアドレスを表示いたします。
プロキシ認証がスキップされるケースとしては、ゲートウェイを使用した以下がございます。ゲートウェイにつきましては、こちらもご参照ください。
以下に該当しない場合は、他の要因による可能性があり、別途調査が必要となります。弊社サポート窓口までお問合せをお願いいたします。
1. オンプレミスゲートウェイまたは仮想ゲートウェイ経由のアクセスで、クライアントがWebブラウザではない場合
ゲートウェイからのアクセスの場合、Webブラウザではないクライアントからのアクセスに対してはプロキシ認証がスキップされます。
「Webブラウザではないクライアントからのアクセス」は、
例えばWebブラウザではないアプリケーションからの通信や、
OS のシステムレベルの通信(Windows Update等)が含まれます。
クライアント端末にWindows版TMWS適用エージェントがインストールされており、ログイン済みである場合は、
適用エージェントによって通信に付与されるユーザ情報により、
「Webブラウザではないクライアントからのアクセス」の場合も、
[ログ分析] の各種ログにおける項目「ユーザ名」にユーザ名を表示させることが可能です。
ただし、この場合も OS のシステムレベルの通信(Windows Update等)については IP アドレスが表示されます。
2. オンプレミスゲートウェイまたは仮想ゲートウェイ経由のアクセスで、HTTPSサイトへのアクセスの際にHTTPSインスペクションがスキップされる場合
こちらの「1.オンプレミスゲートウェイまたは仮想ゲートウェイ経由のアクセスの場合」の項をご参照ください。
3. オンプレミスゲートウェイまたは仮想ゲートウェイ経由のアクセスで、当該ゲートウェイがユーザ認証を無効にしている場合
TMWS管理画面の[ゲートウェイ] > (ゲートウェイを選択) > [認証]の設定「ユーザ認証」を"オフ"にしている場合、プロキシ認証は実施されません。
4. オンプレミスゲートウェイまたは仮想ゲートウェイ経由のアクセスで、当該ゲートウェイにおける認証の省略の対象になっている場合
TMWS管理画面の[ゲートウェイ] > (ゲートウェイを選択) > [認証]の設定「認証の省略」を"有効化"にしている場合、クライアントのIPアドレスが「認証を省略するIPアドレスグループ」に含まれていると、プロキシ認証は実施されません。