はじめに
Cloud Edgeの[セキュリティプロファイル]機能内にある[メールセキュリティ対策]では、一部のメールプロトコルについて注意すべき制限事項があります。
詳細
以下の内容をご確認ください。
- 「アンチスパム」「コンテンツフィルタリング」「例外リスト」「仮想アナライザ」「機械学習型検索」について、モバイルの「IMAP」「IMAPS」トラフィックは適用対象外になります。
- ローカルスキャンからクラウドスキャンに切り替わった際に、すでに確立されている 「IMAP」「IMAPS」トラフィックは検索対象外になります。
- メールクライアントのログイン名にメールアドレスを使用しない場合、「仮想アナライザ」 による通知は受け取れません。
- 「 IMAPS」「SMTPS」「POP3S」の復号を有効にする場合、信頼できるCA証明書をメールクライアントにインストールする必要があります。
- 「IMAP」「IMAPS」においてご利用のメールソフトのプロトコル処理によっては検索対象外になります。この問題はメールソフトの設定によって対応可能となる場合があります。
- メールプロトコルを使用せず「HTTPS」などを利用して通信を行うメールソフト(例:新しいOutlook)において、該当トラフィックは検索対象外となります。
各メールソフトの通信仕様はメールソフトの開発元にご確認ください。 - Thunderbirdのバージョン136.0以降をご利用の場合において、Thunderbird側のトラフィック仕様が変更されたため、
「IMAPS」「SMTPS」「POP3S」を利用するメールの送受信に失敗する可能性があります。
現状の回避策としては、以下に記載の設定エディタの変更もしくは、Thunderbirdをバージョン128以前にロールバックいただくものとなります。
※Thunderbirdのロールバック方法や設定方法につきましては、メールソフトの開発元にご確認ください。
Cloud Edge側では最新のThunderbirdの仕様に対応する改修を進めております。 改修が完了しましたら本FAQを更新いたします。
[設定エディタの変更方法]
1. 右上のメニューボタン(三本線のアイコン)をクリックして、[設定] をクリックします。
2. 左側のメニューから [一般] にて、下にスクロールして [設定エディター] をクリックします。
3. 上部の検索バーに「security.tls.version.max」と入力して値を「3」に変更します。
4. 設定変更後、Thunderbirdを再起動します。