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はじめに

Cloud Edgeを通過するメールの通信については、Cloud Edge側の要因もしくは、お客様がご利用中のメールサーバやメーラー側の要因など様々な要因によって正常に送受信できなくなる可能性があります。

重要

  • トレンドマイクロはお客様のご利用のメールサーバおよびメーラーすべての仕様や設定情報等を把握しているわけではございません。基本的に各メーカが公開している製品の仕様やしくみ以上の情報はトレンドマイクロからも確認はできません。
  • トレンドマイクロから各メーカーへの問い合わせや製品のプログラムの解析はいたしません。ご提供できるのはあくまでも採取されたログ情報からの推測となります。
    そのため、記録されているパケットや情報からのベストエフォートの対応となることをご注意ください。
  • お客様環境やご利用製品の詳細がわからない場合、また、十分な情報収集が困難な場合、状況に応じてのワークアラウンドでの対応となります。あらかじめご了承ください。

状況の切り分けについて

この場合の問題の切り分け方法についてご案内します。

バイパス状態での切り分け

Cloud Edgeの電源をオフにしますと、Cloud Edge Boxはバイパス状態(通信は検知されずそのまま素通りする状態)となります。この状態で、現象が改善するかどうかを切り分け、本当にCloud Edgeの影響かどうかを確認します。

※注意:バイパス状態にしますとCloud Edgeの機種によってはLAN1以外の通信が切断される場合がありますので他の通信に影響がないようあらかじめご注意ください。

情報採取

上記で問題が改善する場合は、以下の情報を採取し、ご契約のサポート窓口までご相談下さい。

  • 問題が発生するのはメールの送信時か受信時か(使用プロトコルの違い)
  • メーラーに表示されるエラーの内容
  • エラーの詳細のスクリーンショット
  • POPS、SMTPS、IMAPSなど暗号化されたプロトコルの使用有無
  • 端末のIPアドレス
  • ご利用されているプロバイダ名(会社名、通称など)
  • プロバイダから届いているメール設定(実際に設定しているものと異なる場合)
  • お客様環境にて実際に設定しているメール設定
  • メール送受信のネットワーク経路がわかるネットワーク構成図(Cloud Edgeの配置位置がわかるもの)
  • 現象発生時のデバッグログとネットワークパケット採取
  • セキュリティ設定のバックアップ