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ご利用の環境によって、セキュリティエージェントのアップグレードが完了するまでに時間を要する場合があります。
そのため、しばらく時間を置いてアップグレードが完了するか確認してください。

しばらく時間を置いてもセキュリティエージェントのアップグレードが完了しない場合は、以下の手順に沿って切り分けを行ってください。
 

1.ライセンスの有効期限の確認

ライセンスの期限が切れている場合には全てのエージェントでアップグレードができません。
以下の製品Q&Aに沿ってライセンスの有効期限を確認し、期限が切れている場合には更新してください。

ライセンスの期限が切れた場合の対処方法について
 

2.「アップデート設定権限」の再確認

「Web管理コンソール」にて「アップデート設定権限」が「すべてのコンポーネント」に指定されているか確認してください。

ネットワークの負荷を軽減/抑制しクライアントを段階的にバージョンアップする方法  

「パターンファイル」または「パターンファイル、エンジン、ドライバ」のいずれかが指定されていた場合は「すべてのコンポーネント」に変更し、「Web管理コンソール」から手動アップデート通知を送ってアップグレードされるか確認してください。

クライアントのパターンファイル等、各種コンポーネントをアップデートさせる方法
※【D】【E】をご覧ください。
 

3. エージェントの[アップデート元]設定の再確認

「Web管理コンソール」にて「エージェント」の「アップデート元」が「標準アップデート元」なのか、「ユーザ指定アップデート元」か確認ください。
また本設定が「お客様の運用にて想定された」設定内容になっているか確認ください。

Web管理コンソール→「アップデート」→「エージェント」→「アップデート元」
無題.png



「ユーザ指定アップデート元」に「アップデートエージェント」が設定されている場合はアップデートエージェントとして指定したエージェントにて「セキュリティエージェントプログラムとHotFix」が有効になっているか確認ください。

Web管理コンソール→「エージェント」→「エージェント管理」→アップデートエージェントに指定しているエージェントの「設定」→「アップデートエージェント設定」
無題2.png
アップデートエージェントの詳細は以下の製品Q&Aをご参照ください。

アップデートエージェントの概要および設定方法
 

4.デジタル署名のチェックで使用する証明書の確認

Apex One サーバおよびセキュリティエージェントは、製品のファイル改ざん検知のためにデジタル証明書を使用します。

Apex One サーバおよびセキュリティエージェントで以下 製品Q&Aの回避策「方法2:」に記載されている証明書が不足していないか確認ください。

デジタル署名により発生する問題について

 

5.一般的な接続問題の確認

任意のセキュリティエージェントにおいて以下の製品Q&Aの手順に沿って切り分けを行います。なお、セキュリティエージェントのアイコンがオンラインの場合についても以下の手順を実施してください。

クライアントの常駐アイコンがオフライン(切断)マークで表示される
サーバのWeb管理コンソール上で、エージェントのステータスがオフラインと表示される
 

6.システム要件の確認

セキュリティエージェントのシステム要件を満たす環境であるか、確認を実施してください。

ApexOne システム要件 
[Apex One / Apex One SaaS] Azure Code Signing に関する製品仕様について 
Windows 10/11 Update 対応予定
 

7.上書きインストールによる切り分け

以下の製品Q&Aの手順に沿ってセキュリティエージェントの上書きインストールを行ってください。

「セキュリティエージェント」の再インストールについて  
 

8.事象の原因特定のための情報取得

上記のいずれにおいても事象が改善されない場合、以下の手順に沿って情報取得します。

問題発生時の調査で必要となる情報の一覧(パターンファイルアップデートおよび配信に関する問題)
※タイトルは異なりますが、上記リンク先内の項目2「ApexOne サーバと、ApexOne エージェント間でのアップデート失敗に関する問題」を実施します。

 

サポートセンターにお問い合わせいただく際は、「上述で採取した情報」と共に、下記情報もあわせてご連絡ください。


○現象発生台数(記載例:全クライアント○台中 ○台で発生)
○アップデートエージェントの設定をしている場合、アップデートエージェント自体はアップグレードが完了しているか
○現象が発生しないエージェントがある場合、「現象が発生するエージェント」との差異が存在するかどうか
 差異が存在する場合は、その具体的な情報(WindowsOS/ネットワーク環境や設定など)
○セキュリティエージェントの常駐アイコンを右クリックし、[今すぐアップデート]を実施した場合、現象が改善するかどうか
○Apex One サーバから現象が発生するセキュリティエージェントに対し、手動アップデートを通知し、現象が改善するかどうか

参考:クライアントのパターンファイル等、各種コンポーネントをアップデートさせる方法
※【D】【E】をご覧ください。