Apex One Patch 3 ビルド 8378 以降の環境では、セキュリティ強化の観点から、以下コマンドにてサーバ認証証明書のエクスポートをすることができなくなりました。
certificatemanager.exe -b [パスワード] [エクスポート先のパス]参考:サーバ認証機能の概要および証明書の更新(変更)/バックアップ方法について
なお、Apex One Patch 3 ビルド 8378を適用前に上記コマンドにてサーバ認証証明書をエクスポートしており、エクスポートした証明書ファイルとエクスポート時に設定したパスワードを控えていただいている場合、新たにサーバ認証証明書のバックアップ作業を実施する必要はありません。
バックアップ済のサーバ認証証明書をサーバ移行やサーバの再インストール時にご利用いただけます。
サーバ認証証明書のバックアップがない場合は以下をご参照ください。
Apex One サーバ(ウイルスバスター Corp サーバ) 新規インストール時に設定したサーバ認証証明書のパスワードがお分かりの場合
バックアップ方法
サーバのインストールフォルダ内に保存されている、以下のサーバ認証証明書のバックアップファイル(OfficeScanAuth.dat)をコピーして任意の場所に保存してください。<Apex One を新規インストールした場合>
C:\Program Files (x86)\Trend Micro\Apex One\AuthCertBackup\OfficeScanAuth.dat
<ウイルスバスター Corp. 11 または XG からアップグレードした場合>
C:\Program Files (x86)\Trend Micro\OfficeScan\AuthCertBackup\OfficeScanAuth.dat
復元方法
Apex One サーバの再インストールやサーバの移行時は以下の方法で利用ください。Apex One サーバのインストール時にインポートする場合
(1) OfficeScanAuth.dat を OfficeScanAuth.pfx にリネームします。(2) Apex One サーバのインストール時に表示される以下の画面で [既存の証明書をインポートする] を選択し、バックアップした OfficeScanAuth.pfx と設定済のパスワードを指定してインストールしてください。
Apex One サーバのインストール後にインポートする場合
(1)バックアップ済みのファイル(OfficeScanAuth.dat)を サーバの C:\ などにコピーします。(2)OfficeScanAuth.dat のファイル名を OfficeScanAuth.pfx にリネームします。
(3)コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動し、CD コマンドで以下のファイルパスに移動します。
<サーバのインストールフォルダ>\PCCSRV\Admin\Utility\CertificateManager
コマンド実行例
cd "C:\Program Files (x86)\Trend Micro\Apex One\PCCSRV\Admin\Utility\CertificateManager"
※ サーバのインストールフォルダの初期設定は以下のとおりです。
<Apex One を新規インストールした場合>
C:\Program Files (x86)\Trend Micro\Apex One
<ウイルスバスター Corp. 11 または XG からアップグレードした場合>
C:\Program Files (x86)\Trend Micro\OfficeScan
(4)以下のコマンドを実行します。
CertificateManager.exe▲-ine▲パスワード▲C:\OfficeScanAuth.pfx
※ ▲は半角スペースです。
※「C:\OfficeScanAuth.pfx」の部分は、 Cドライブ直下に OfficeScanAuth.pfx が配置されている場合の例です。
OfficeScanAuth.pfx をフルパスで指定してください。
(5)「Certificate Authentication Manager has successfully ・・・・」と表示されたらインポート成功です。
Apex One サーバ(ウイルスバスター Corp サーバ) 新規インストール時に設定したサーバ認証証明書のパスワードが不明な場合
パスワードを失念されている場合、サーバの再インストールやサーバ移行時などに既存のサーバ認証証明書を利用することができません。この状態に該当する場合、サポートセンターまでお問い合わせください。