オフライン環境でSPNTをご利用頂く場合には、インターネットに接続可能なTrend Micro Apex Central(以下Apex central)を使って、お客様にて手動更新モジュール(パターンファイル、検索エンジン)を作成いただき、ご利用いただく事が可能です。Apex Centralを用いた手動更新モジュールの作成は、下記FAQを参照してください。
オンライン環境のTrend Micro Apex Centralを用いてServerProtectシリーズ向けに手動更新モジュールを作成する手順
SPNTの手動アップデートに必要なコンポーネントは下記の10コンポーネントです。Apex Centralにて下記コンポーネントをダウンロードします。
[ウイルス対策]ツリー配下
・ウイルス検索NTカーネルエンジン
・ウイルス検索エンジン(Netware)
・ウイルス検索エンジン(Windows XP/Server 2003、x64)
※上記の表示が無い場合は「ウイルス検索エンジン(Windows)」をチェックします。
・ウイルスパターンファイル
・ルートキット対策ドライバ(32ビット)
[スパイウェア対策]ツリー配下
・スパイウェア/グレーウェアパターンファイル
[ダメージクリーンナップサービス]ツリー配下
・ダメージクリーンナップエンジン(デジタル署名、32ビット)
・ダメージクリーンナップエンジン(デジタル署名、64ビット)
・ダメージクリーンナップテンプレート
[プログラムアップデート]ツリー配下
・ServerProtect for Windows
作成した手動更新モジュールをSPNTに適用する手順は、オフライン環境にApex Centralを用意して、Apex Centralから配信する方法(A)と SPNTのインフォメーションサーバに直接配信する方法(B)の2通りがございます。
(A)作成した手動更新モジュールを、オフライン環境に用意したApex Central上に配置して、管理下のSPNTに配信する方法
この手順は、SPNTをApex Centralで一括管理して、一括でパターン配信を行う構成とする場合に実施頂く手順です。
- オフライン環境上のSPNT(インフォメーションサーバ)との疎通が可能なサーバにApex Centralをインストールします。 インストール後、クイックスタートガイドの[Trend Micro Control Manager への登録]の章に従ってSPNTを登録します。
※Apex CentralはTrend Micro Control Managerの後継製品であり、登録手順は同一です。
- SPNT登録済みのApex Central管理コンソールにログインします。
- メニューバーにて[ディレクトリ] > [製品] を選択します。
- 画面左側のツリー内で [ローカルフォルダ] > [作成したエンティティ名] が表示されている事を確認します。
- 作成済みの手動更新用モジュールを、Apex Centralサーバ内の任意のディレクトリに配置します。
配置したディレクトリを共有して、ネットワークパスを確認します。
- Apex Centralの管理コンソールに戻り、メニューバーにて[運用管理] > [アップデート] > [手動アップデート]を選択します。
- [コンポーネントのインテリジェントダウンロードを有効にする]のチェックを入れます。
- 「アップデート元」を「その他のアップデート元」にチェックを入れます。ここには、配置済みの手動更新モジュールのディレクトリをUNCパスで記載します。
例) ¥¥<ホスト名>¥Users¥Administrator¥Desktop¥activeupdate
- [配信計画]枠にて[選択したすべての管理下の製品に配信する]を選択して、任意の配信日時を設定した後に[ダウンロード]ボタンをクリックします。この後、Apex CentralからSPNTインフォメーションサーバへ手動更新モジュールが配信されます。
- メニューバーにて[運用管理]タブ > [コマンド追跡]を開き[パターンファイルの配信]というコマンドが記録されていれば、配信は実行済みです。
- SPNTの管理コンソールにログインします。パターンファイルのバージョンが任意のバージョンに更新された事を確認します。
- 同画面上にて[配信]ボタンを押すと一般サーバにパターンファイルの配信が行われます。
(B)作成した手動更新モジュールを、SPNTインフォメーションサーバに直接配置する方法
- クイックスタートガイドの[ローカルまたはネットワークドライブをダウンロード元に設定するには]の章に従って設定します。
- 設定完了後、メインメニューから [実行] > [アップデート] を選択します。
- [ダウンロード]ボタンを押すとインフォメーションサーバにパターンファイルがダウンロードされます。
- 同画面上にて、パターンファイルのバージョンが任意のバージョンに更新された事を確認した後に[配信]ボタンを押すと、一般サーバにパターンファイルの配信が行われます。